清水マリコのレビュー一覧

  • 君の嘘、伝説の君

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    面白い文章ではある。
    が、結局何だったんだろうね?という話になってしまっている。
    ストーリーの膨らませ方にもう少し工夫が欲しい。中盤ぐらいまでは良い感じで展開しているので一寸残念。

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    2015年04月26日
  • 友達からお願いします。

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    過去の経験により目立つことを避ける男子高校生と真面目で堅い女子高校生が2人にしか見えていなかったものの探索から物語が始まる。正直、急に物語が始り話がどんどん進んでいくため、2人についてよくわからないまま読むため、あまり感情移入が出来なかった。そのため、評価は低くしたが、人間について知りたいという所があり、自分ももう一度考えさせられたので次巻に期待したい。

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    2012年11月26日
  • 君の嘘、伝説の君

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    嘘と伝説と空席の話。前半はキャラクター含め兄妹ごっこや目を瞑ったまま海を見に行くエピソードなどたいへん好ましいのだが物語が進むにつれ雲行きが怪しくなりラストは作中でもいわれているが、どこからが夢でどこまでが現実なんだか。都合よくても分かり易いハッピーエンドが欲しかった・・・。

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    2012年11月17日
  • 君の嘘、伝説の君

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    キャラクターが中学生という設定が生かされているなーと思いながら読み進めたらラスト付近でいきなりぶん投げてきた!! という感じになったのが残念。
    ラスト前までの丁寧さでラストまで書いてほしかったなぁ。

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    2010年11月14日
  • 嘘つきは妹にしておく

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    ん…微妙かな…

    ストーリー自体は面白かったけど、話を集める過程、あるいは大切な人が傍に居ることのどちらかをもっと書いて欲しかったかな。

    でも最後がよかったー!!ハッピーエンドバンザイ!!

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    2010年09月13日
  • ゼロヨンイチナナ

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    “「あの……」
    「はい」
    まだ突っ立っている明智に、彼女が言う。
    「よかったら、これから少し、お話でもしませんか」
    「え」
    ためらいがちに、でも期待を込めて、明智を見る目。
    勧誘。宗教とか、セールスとか。
    「せっかく来て、映画見るための二時間だから、買い物より新鮮なことしたいし……」
    「新鮮て」
    「あは、なんか変な例えになっちゃったかな」
    また笑う。口紅の色はないけど、白いきれいな歯。
    逆ナンすか。とか言えたらかっこいいのか、笑えるのかそれもわからない。しかしこれは、やっぱり逆ナンというやつじゃないのか。このおれが。悔しいがありきたりなTシャツとパンツで、どう見ても金はありそうもない高校生のお

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    2010年04月05日
  • ゼロヨンイチロク

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    “めぐみはつい声を高くした。だいたい、あの山から私が電話したときも出ないし、あとで出たけど駅名を言ったら「そこなら自分で帰ってこれるな」とか冷たいし。まあ、お母さんの連絡待つって考えたら迎えに来てとも言えないけど、こっちは心配かけまいと思って、トオのことも言うの我慢したんだよ。部活の子と遊びに行ってたなんて、嘘に決まってるじゃない。お母さんもいないのに、遊びだなんて。
    「大丈夫だよ」
    父はレンジの上に置かれた縦長の鍋を火にかけた。蓋を開け、おたまでぐるぐる中をかきまわした。
    「お母さんなら、心配しなくていいから」
    「連絡あったの?」
    「いや、ないけど」
    「じゃあなんで」
    カレーはすぐぷつぷつ言

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    2010年04月02日
  • HURTLESS/HURTFUL ハートレス/ハートフル

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    脱子のイタイっぷりに不安を感じたが、
    最後は少し寂しい気持ちになった。
    いつもよりどろっとしてた。
    蓉さんがいい。

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    2009年10月07日
  • HURTLESS/HURTFUL ハートレス/ハートフル

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    HURTLESS…無害の/傷のない
    HURTFUL…(感情を)傷つける/有害な

    清水マリコさんの(MF文庫Jでの)三年ぶりの新刊

    深層世界と現実世界の間あたりに漂っている、清水マリコさん独特の雰囲気。
    清水マリコさんの書く話は不思議が散りばめられているのですが、現実世界の書き方がしっかりしているのでリアリティがあって、それが現実に紛れ込んだ異種を際立たせて独特の雰囲気を出していると思います。

    今回の作品の不思議少女は、本当の(?)不思議少女でしたね。

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    2009年10月04日
  • HURTLESS/HURTFUL ハートレス/ハートフル

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    表紙がいいなって思ったのと
    脱獄という言葉に吸い寄せられました。
    なのに画像が出ないのがとても残念

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    2009年10月04日
  • 侵略する少女と嘘の庭

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    “「そういえば、言ってなかったけどさ」
    牧生は寿司政の手前でふと思い出した。
    「今日のあの、運命の女神とかいうの、嘘だから」
    「そうなのか?」
    「ああ、おれが自分で動かしてたんだよ」”

    少し切ない終わり方。
    でも、ハッピーエンド。
    中山が、可哀想だった。
    「身内」と呼ばれる4人が良い方向に変わっていくのが良かった。
    呪われた悪魔の庭と嘘の話。

    プラモ好きの寿司屋の息子、早川牧生
    美形で悪魔で嘘の、中山りあ
    おとなしい性格のパン屋の娘、滝瀬唯
    ボーイッシュなコンビニの娘、小暮琴美
    口が達者な総菜屋兼洋食屋の息子、梶尾裕貴
    大磯とも名乗る、川原ヨシオ
    呪いを懐かしむ、浅井操

    「君の嘘、伝

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    2010年03月27日
  • 君の嘘、伝説の君

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    “「あのね……これから、目的の場所に着くまで、私ずっと、目をつぶって行きたいんだ」
    「―――は?」
    思わず、頭から高い声が出てしまった。
    「だめかなあ」
    「だめって……いうか……」
    なんで?”

    正直、よく分からない終わり方だった。
    喪失感がある。
    でもって、どこか切ない。
    不幸を呼ぶ魔女と嘘の話。

    古いものとかが好きな普通の少年、浅井操
    物静かで不思議で嘘の、神鳥智奈
    智奈の親戚だという、中木ミカ
    顔が良くざっくりとものを言う、高見高広
    色々とある少女、斉藤るな
    同じく色々とある少女、湧井戸ひな子
    『月刊ふしぎ』という雑誌を作っている、川原ヨシオ

    意外だったのは、共通してる人物が、

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    2010年03月27日
  • 嘘つきは妹にしておく

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    “「えっとね。いきなりだけど私、現実じゃないのね」
    本当にいきなりだ。
    「立場とか、説明するの難しいんだけど……ヨシユキ君が持っている本の、抱いている魂っていうか、物語を管理する人っていうか……

    一番近い言葉でいうと、本の妖精かな」

    「きついなーおい」
    「きついよね。私もそう思う。羽もないし、不思議な力使えないし、ただ、その本をどうにかしてほしいっていう気持ちだけで、人間の形になっているようなもんだし。あ、そう考えると私って霊に近いのか」”

    嘘と不思議の町物語の三部作の中では、一番しっくりした終わり方だといえる。
    これは、バラバラになった物語を集めて欲しいという妖精のみどと嘘の話。

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    2010年03月27日
  • 侵略する少女と嘘の庭

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    女の子の性格が少々ひねくれすぎている。
    中学生の男の子の心理描写が、あぁきっとこんなこと考えているんだろうな、
    と妙に納得できる。

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    2009年10月07日
  • 嘘つきは妹にしておく

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     本の精が出てきて「世界中に散らばったシナリオを一緒に集めてくださいお兄ちゃん!」という話。設定はあざといはずなのに不思議と全然萌えたりしないあたり、絶妙のバランスってやつですね。いや、褒めてるんですけど。
     だいたい一章につき一人のペースで新キャラが出てきます。どのキャラも純粋で、それがこのお話の「おとぎ話」っぽさに拍車をかけているような気がします。なのであんまりリアリティとか求めるとダメですよ。あと、一つ一つの章が短すぎてちょっと起伏に欠けるのが難点。
     現代のおとぎ話、って感じが溢れるストーリーの中で、「直ちゃん」シナリオの所有者だけが浮いている。砂糖菓子の赤い部分は唐辛子でできています

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    2009年10月04日