清水マリコのレビュー一覧

  • 君の嘘、伝説の君
    面白い文章ではある。
    が、結局何だったんだろうね?という話になってしまっている。
    ストーリーの膨らませ方にもう少し工夫が欲しい。中盤ぐらいまでは良い感じで展開しているので一寸残念。
  • 友達からお願いします。
    過去の経験により目立つことを避ける男子高校生と真面目で堅い女子高校生が2人にしか見えていなかったものの探索から物語が始まる。正直、急に物語が始り話がどんどん進んでいくため、2人についてよくわからないまま読むため、あまり感情移入が出来なかった。そのため、評価は低くしたが、人間について知りたいという所が...続きを読む
  • 君の嘘、伝説の君
    嘘と伝説と空席の話。前半はキャラクター含め兄妹ごっこや目を瞑ったまま海を見に行くエピソードなどたいへん好ましいのだが物語が進むにつれ雲行きが怪しくなりラストは作中でもいわれているが、どこからが夢でどこまでが現実なんだか。都合よくても分かり易いハッピーエンドが欲しかった・・・。
  • 君の嘘、伝説の君
    キャラクターが中学生という設定が生かされているなーと思いながら読み進めたらラスト付近でいきなりぶん投げてきた!! という感じになったのが残念。
    ラスト前までの丁寧さでラストまで書いてほしかったなぁ。
  • 嘘つきは妹にしておく
    ん…微妙かな…

    ストーリー自体は面白かったけど、話を集める過程、あるいは大切な人が傍に居ることのどちらかをもっと書いて欲しかったかな。

    でも最後がよかったー!!ハッピーエンドバンザイ!!
  • ゼロヨンイチナナ
    “「あの……」
    「はい」
    まだ突っ立っている明智に、彼女が言う。
    「よかったら、これから少し、お話でもしませんか」
    「え」
    ためらいがちに、でも期待を込めて、明智を見る目。
    勧誘。宗教とか、セールスとか。
    「せっかく来て、映画見るための二時間だから、買い物より新鮮なことしたいし……」
    「新鮮て」
    ...続きを読む
  • ゼロヨンイチロク
    “めぐみはつい声を高くした。だいたい、あの山から私が電話したときも出ないし、あとで出たけど駅名を言ったら「そこなら自分で帰ってこれるな」とか冷たいし。まあ、お母さんの連絡待つって考えたら迎えに来てとも言えないけど、こっちは心配かけまいと思って、トオのことも言うの我慢したんだよ。部活の子と遊びに行って...続きを読む
  • HURTLESS/HURTFUL ハートレス/ハートフル
    脱子のイタイっぷりに不安を感じたが、
    最後は少し寂しい気持ちになった。
    いつもよりどろっとしてた。
    蓉さんがいい。
  • HURTLESS/HURTFUL ハートレス/ハートフル
    HURTLESS…無害の/傷のない
    HURTFUL…(感情を)傷つける/有害な

    清水マリコさんの(MF文庫Jでの)三年ぶりの新刊

    深層世界と現実世界の間あたりに漂っている、清水マリコさん独特の雰囲気。
    清水マリコさんの書く話は不思議が散りばめられているのですが、現実世界の書き方がしっかりしている...続きを読む
  • HURTLESS/HURTFUL ハートレス/ハートフル
    表紙がいいなって思ったのと
    脱獄という言葉に吸い寄せられました。
    なのに画像が出ないのがとても残念
  • 嘘つきは妹にしておく
    “「えっとね。いきなりだけど私、現実じゃないのね」
    本当にいきなりだ。
    「立場とか、説明するの難しいんだけど……ヨシユキ君が持っている本の、抱いている魂っていうか、物語を管理する人っていうか……

    一番近い言葉でいうと、本の妖精かな」

    「きついなーおい」
    「きついよね。私もそう思う。羽もないし...続きを読む
  • 侵略する少女と嘘の庭
    “「そういえば、言ってなかったけどさ」
    牧生は寿司政の手前でふと思い出した。
    「今日のあの、運命の女神とかいうの、嘘だから」
    「そうなのか?」
    「ああ、おれが自分で動かしてたんだよ」”

    少し切ない終わり方。
    でも、ハッピーエンド。
    中山が、可哀想だった。
    「身内」と呼ばれる4人が良い方向に変わって...続きを読む
  • 君の嘘、伝説の君
    “「あのね……これから、目的の場所に着くまで、私ずっと、目をつぶって行きたいんだ」
    「―――は?」
    思わず、頭から高い声が出てしまった。
    「だめかなあ」
    「だめって……いうか……」
    なんで?”

    正直、よく分からない終わり方だった。
    喪失感がある。
    でもって、どこか切ない。
    不幸を呼ぶ魔女と嘘の話...続きを読む
  • 侵略する少女と嘘の庭
    女の子の性格が少々ひねくれすぎている。
    中学生の男の子の心理描写が、あぁきっとこんなこと考えているんだろうな、
    と妙に納得できる。
  • 嘘つきは妹にしておく
     本の精が出てきて「世界中に散らばったシナリオを一緒に集めてくださいお兄ちゃん!」という話。設定はあざといはずなのに不思議と全然萌えたりしないあたり、絶妙のバランスってやつですね。いや、褒めてるんですけど。
     だいたい一章につき一人のペースで新キャラが出てきます。どのキャラも純粋で、それがこのお話の...続きを読む