清水マリコのレビュー一覧

  • 嘘つきは妹にしておく

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    言葉選びが正しいかどうか確信がないけど、こういうのをジュブナイル小説っていうんだろう。
    自分がまだ多感だった(はずだ)中高生の時に読んでたら間違いなく感化されまくって、不意に真っ白い本が鞄に入ってやしないかと期待する日々を過ごしてたんだろうなと思う。「もしかしたら自分の身にもこういう不思議で魅力的な出来事が起こるんじゃないか」ってワクワクが詰め込まれた物語。全体的に散りばめられた夏の季節感も相まって、好きです。ゆりか先輩。
    話の展開やノリに時代を感じるけど、それも含めて学生時代への懐かしさがこみ上げてくる素敵な一冊だった。僕はゆりか先輩こと自分の世界を確立しているコスプレ好きを姉にしておきたい

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    2016年04月27日
  • 君の嘘、伝説の君

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    5年以上も前に買ったくせに今の今まで読まなかった。自分が書きたいと感じている方向性の作風で、尚且つ面白い作品なんだろうというはっきりとした予感が、この本を遠ざけていた。
    いやはや、素晴らしいの一言。そして今となっては、この読後感がそのまま励みになる。
    主人公のちょっとひねくれたメガネくんと、透き通った人形のような美少女の青春話。「現実ではまずあり得ないだろうけど、その可能性は決して0じゃない」という絶妙なバランスの上に成り立つ奇跡のような物語に、そして切ないラストに、読み終えてしばらく放心してしまった……あ、今は正常です。
    種明かしのシーンで即座にピンとこないあたり、まだまだ読書不足だなと痛感

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    2015年12月17日
  • 友達からお願いします。

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    やはりモノレールから始まる青春ラブコメはまちがっていない。特に何がどうというお話ではないと思うのだけど、これこそ青春ラブコメという感触を持ちながら、ぶっこむところぶっこむ強さもあり、とても楽しかった。続きも期待大です。

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    2013年01月11日
  • 友達からお願いします。

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    目立たず地味に生きることを選んだ少年が、真面目でまっすぐだけれど少しズレてる少女と知り合ったことから、平凡な毎日が少しずつ変わっていくボーイ・ミーツ・ガールの高校生活。良いこともあれば悪いこともあるし、謎は謎のままだったりするけれど、それが結果的に2人の世界を広げていくことになります。
    今までの清水マリコの作品は、面白いのだけれど少し地味で不条理なところもあり、取っつきにくいところもあったのですが、今回はヒロインの直球ぶりからか、いつも以上に面白く、話がぽんぽん進んで快感。今までのヒロインがねじ曲がりすぎていただけかな。イラストが慣れ親しんだtoi8さんでないのは残念だけれど、これはこれで良い

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    2012年12月14日
  • 侵略する少女と嘘の庭

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    優しいお話でした。ヒロインのりあの個性は勿論、幼なじみの三人のキャラが物語を引き締めていたと思います。馴れ合いからの自然な別離も丁寧に描かれていて好感を持てました。
    お勧めです。

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    2012年08月05日
  • 侵略する少女と嘘の庭

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    これはシリーズを通して(ゼロヨンも含む)感じたことですが、これほど絵と文章がマッチしたライトノベルは他にないのでは、と思います。

    少年、少女時代にしか生じえない感情や想いが見事に描かれています。少しファンタジーな世界観とも相まって、年頃の少年から見える世界が不思議と本物っぽく感じられるのではないでしょうか。
    今回はいままでの「嘘」シリーズと違い、ファンタジーな世界を抜け出してその先、現実的な解決、結末を迎えます。
    彼ら、彼女らの今後も気になることろですが、他では味わえない満足感を得つつ、読み終えました。

    ヒロインの中山りあは、数あるライトノベルの中でも比類なき魅力を持っています。
    まだ彼女

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    2011年06月22日
  • ゼロヨンイチロク

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    この人の日常から非日常への導入は見事としか言えない。
    気がついたら、非日常に迷い込んでいた、そんな気分にさせられる。

    キャラの掛け合いがまた少しずれていたりして面白く、
    toi8さんの挿絵と相まってどことなくキャラが愛おしい。

    少女と非日常を描く清水マリコさんはマジで俺のツボを刺激する。

    ただタイトルにもあるゼロヨンイチロクの謎はサラッと説明されてちょっとどうなんだろうと思ったりもした。

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    2011年04月27日
  • 嘘つきは妹にしておく

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    ライトノベルというよりはジュブナイル。
    あー確かに舞台でやったら面白そうだなーと思う。
    キャラクターも記号じゃない魅力があって素敵。

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    2010年01月21日
  • 嘘つきは妹にしておく

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    まいった!!!超ツボ!!!!
    ラノベなんだけど、あらすじとかではラノベっぽい気もするんだけど、全然モエとは違って
    おとぎばなしで、童話で、児童文学な雰囲気がただようんだけど、それだけではないお話
    すごく優しい雰囲気が、ベストポジションなツボにはまりました。
    いいもの読んだなあ!

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    2009年10月04日
  • 嘘つきは妹にしておく

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    自称・本の妖精のミドに、「散らばった物語のシナリオを集めて欲しい」と言われたヨシユキ。

    世界観が不思議で、萌えとか別問題って感じの話です。

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    2009年10月04日
  • 嘘つきは妹にしておく

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    テンポよく進むストーリーが○。最後のオチの付け方が個人的に好き。シリーズ化はしなかったほうがよかった・・・。

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    2009年10月04日
  • 嘘つきは妹にしておく

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    嘘と妖精と物語の話(そのまんまだな、なんか)。ボーイッシュな妹萌えにはたまらない。ストーリーはサクサク進むが、作者が戯曲家みたいなものをやっているせいもあってか、ちょっと地の文よりも台詞が多い気がする。全体的におとぎ話を現代でやっちゃったような雰囲気なのでありえないことが起きたり都合よく話が進んだりしてちょっと説明が欲しいところもあるが、物語としては面白い。やっぱり読後感の良いハッピーエンドが一番ッスよ。終わりよければすべて良しっていうしネ

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    2012年11月15日
  • ゼロヨンイチナナ

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    あとがきにも書いてあるが、清水マリコさんには珍しく前向きで行動力がある強い主人公で新鮮だった。
    とは言え、内容はいつも通りで不思議で切ない。
    最後も切ないようでいてハッピーのようにも見える、取り方によって変わる結末だったので、他の人の感想を聞いてみたくなった。

    この主人公と一緒に学生生活が送れたら楽しいだろうなぁ。

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    2011年04月29日
  • 侵略する少女と嘘の庭

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     よかったです。
     通勤電車の中で読んでいて、思わず笑みがこぼれて変な人に思われていたかも…;
     キラー悪魔などと物騒なあだ名を持った、ヒロインなのにかわいいですね。タイトルからは想像できないほど、大人の汚い問題も出てきはしますが、中学生のほのぼのとしたお話でした。
     

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    2010年04月09日
  • HURTLESS/HURTFUL ハートレス/ハートフル

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    「――脱獄してきたよ。心の中から。行くところがないから、逃亡先を見つけて?」
     あらすじの一文を見て、こりゃ駄目だな、と僕はそう思った。もうそこでノックアウト。レジへ直行、千円札を出したらお釣りが返ってきた。
     つけ上がるな、のいじめのシーンとか好きじゃないし、日常の中に紛れた非日常ものである話なのに、主人公が置かれた状況がすでに非日常的であるところも、どうなの? って思った。でも、そこを除けば結構好き。蓉さんとかいいよね。惑わされ、進む道を見失ったり、謝りにきたおばさんはムカつくし、ゆずるがどういう人間なのかちょっとだけ知りたくなったり、事実の先に真実があったり、敬語を話す蓉さんの意味深な告

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    2009年10月04日
  • ゼロヨンイチナナ

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    今回もまたちょっと不思議でノスタルジックな話。案の定、明智君の恋は実らなかったけど、その方が青春っぽくていい。三つの謎とか変な噂は読んでいてわくわくしてしまう。

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    2009年10月07日
  • 侵略する少女と嘘の庭

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    あわ〜い。
    くっつきそうでくっつかない、でもお互い思い合っているのが分かる甘酸っぱい恋。ザ青春。
    私、こういう関係性が大好き。

    りあがすっごい可愛いっ。もう本当!
    いわゆるツンデレキャラで、自分に正直でまっすぐで大好き。愛おしい。

    この2人が永遠にくっついてればいいのになぁ。

    表紙に一目惚れして買ったけど、買った甲斐があった!!

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    2009年10月04日
  • 侵略する少女と嘘の庭

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    正直面白かった。
    感動するとか感心するとかいう類のものではないのだが、なにか心に残るストーリーだった。

    容姿端麗ながら誰にでも毒を吐くような態度のため悪魔と称される「りあ」という名の少女。
    幼馴染4人衆でいつも行動していながらも自分のポジションにいまいち満足を覚えていない牧生。
    彼らの物語であるのだが、余計なコメントは無粋なように感じられる。
    久々に呼んで特をしたと感じられた作品だった。
    また今度作者買いしてみようかな。

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    2009年10月04日
  • 嘘つきは妹にしておく

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    夕方のどことなく現実から離れたような感じ、それをそのまま文章にしたような不思議で素敵なお話です。他のシリーズもとてもいいのでおすすめです。

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    2009年10月04日
  • 侵略する少女と嘘の庭

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    中学生たちの話。等身大の、飾り気のない、自分の手の届く範囲が世界の全てで、まっさらだけど、それぞれに悩みを抱えている、中学生たちの話でした。そんな中で大人の世界に一歩巻き込まれてしまっているりあはさぞかし蠱惑的だろうなと感じました。しかしこぐみたちよりもりあに焦点があるので同世代には共感できないのかなとも思います。謎ありヒロインポジですし。牧生の等身大加減が逆に新鮮でした笑 最近のハーレム物にはこうも純粋なキャラはあまりいない気がする。タイトル「嘘の庭」には違和感。彼女の心の事ならば嘘ではなかったと思う

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    2017年01月01日