成田奈緒子のレビュー一覧
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発達障害についてかと思ったら、そもそも土台作りについてかかれていた。
確かに土台がないとグラグラだから、障害も疑ってしまう。
そもそも子どもの様子を見直すことが大切で、ハッとさせられた一冊だった。
・生きていく力(寝る力、食べる力、命を守る力)
土台から形成する
①からだの脳
生活リズム:運動、睡眠、食事。
②おりこうさんの脳
知識や体験による刺激:言語、微細運動、スポーツ
③こころの脳
コミュニケーションや論理的思考:おしゃべり、スキンシップ、不安をなくす
○家庭の中に役割を見つけて感謝を伝える
レジリエンス
失敗しても立ち直れる力
褒めるのでなく、子供を認める
成長を促すストレス -
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奈緒ちゃんと山中くんが微笑ましい エピソードを交えながら、子育てについて話す。神戸大学 同期の二人。それぞれの人生の歩み、紆余曲折ありながらも、現在すっかり有名人になりご活躍されておられます。その二人が、小児脳科学者の奈緒ちゃんこと成田さんのリードのもと、ノーベル賞受賞 の山中教授自身、ある意味で 大成功と思われるの子育ち体験をもとに、現代の子育てで大切なことを紐解いていく 本でした。
子育て 本として、ほったらかしの大切さや、レジリエンスなどの興味深い話題もたくさんありましたが、何よりも、大学同期のお2人のやりとりから出てきた昔の話、山中教授のやんちゃ話が面白かったです。若い時の苦労や 遠回 -
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本書は、「子育ては、脳が育つ順番に沿えばうまくいく」という著者の科学的研究結果を基に、脳育て及びその順番について解説されたものである。脳育てを、①からだの脳、②おりこうさんの脳、③こころの脳という3段階のフェーズに分け、それぞれ説明されている。土台となるからだの脳から、それ以降のおりこうさんの脳、こころの脳に至る脳育ての重要性を認識することができ、非常に勉強になった。我が子の状況に置いてみると、からだの脳の次の段階であるおりこうさんの脳が育つ時期にあることを意識し、実践していきたいと思う。
※何冊か著者の書物を読んでみて、個人的には本書が最も理解しやすいと感じた。
【メモ】
○はじめに
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小児科医・医学博士・公認心理師が書いたPHP新書。
「からだの脳」 5歳までに鍛える 早寝早起きしっかり食べる
「おりこうさんの脳」 1歳から18歳。ピークは6‐14歳、小中学生 勝手に勉強しだすよう経験を積ませる
「こころの脳」 10歳から。安心、言葉、ルール。
1階がからだ、2階がおりこうさん それをつなぐ階段がこころ
なかなか説得力がある。
この順番を間違えて、早くから英才教育と称してがつがつ勉強させても無駄、むしろ害。
なにより親が子供にいろいろやりすぎて不健康で接するのがよくないと。そう思う。
意外だったのは、夫婦喧嘩は見せていいと。子供のことでの言い合いは -
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タイトルを見て、今後の子育てに不安を感じたため読んでみることに。
本書によれば、子育ては「心配」を「信頼」に変えていく旅である。
高学歴親(もしくは、子どもの教育に熱心な親なども該当するか)が陥りがちな落とし穴を、具体的な事例とともに紹介している。
完璧主義な高学歴親は、感受性が高く、不安も予知しやすいため、あらかじめネガティブなことを回避するために目の前のことに一所懸命に取り組もうとする傾向がある。
ただし、何もかも先回りしてお膳立てすることは、子どもにとっては心配ばかりして自分を信頼してくれないというメッセージになり得る。
干渉が強すぎる親は子どもにとっては存在が重いと感じられることも -
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成田さんの本は3冊目。今回も学びが多くありました。
以前読んだペアレンティングトレーニングをベースに具体的に子どもに対してどのように声をかけるか、どのような会話をするかの観点からまとめられた1冊です。
ペアレンティングトレーニングの本を既に読み終えているので、既知の考え方や情報もありますが1度読んだだけで記憶して行動できているわけではないので「そうでしたそうでした」と反省して学び直しつつ、新たな気付きも得られたと思います。
様々な情報がたやすく手に入り、知育関連の商品が溢れている現在、子どもを成績や成果という尺度で測ってしまいがちですが成田さんの本を読むと本来親が大切にすべきことに気付かさ -
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発達障害と診断されるケースが増えているが、全てが真の発達障害なのかと疑問を投げかける本。筆者によれば、発達障害もどき=生活の乱れなどで本来の脳の発達が促されず、発達障害と同じ兆候を示しているが、生活改善(主には睡眠の改善)で普通の発達に戻れるケースがあるというのが主旨。
要は、もどきと言うか、発達障害と同じような脳の未発達を抱える子供が増えているということ。しかし、この本や筆者のラボに出会えて小さい頃に改善してもどきを脱出したらいいが、そのまま大人になってしまったら結果は発達障害の症状を示す大人も増えると言うことだろうか。それとも、以前から同じくらいもどきの大人もいたが、発達障害という名前が