成田奈緒子のレビュー一覧
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受験戦略というよりは、子供の能力形成、特に“脳について“の影響を学べる良書。だが、自身の子育て体験やポリシーを熱弁する所については完全に賛同できるものではない。
― ある実験では、赤ちゃんにテレビモニターから母親が呼びかける画像を見せます。この時、赤ちゃんの脳はほとんど活性化しませんが、実際に目の前に母親が立って話しかけると、赤ちゃんの脳は強烈に反応します。つまり、二次元と三次元では子どもの脳の捉え方は全く異なるということです。人間の脳は、人間が刺激することで育つのです。
例えば、脳についてはこのような話が面白い。人間の脳は、人間が育てる方が効果的だというのは至言である。また、次の話も印象 -
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他の本とも被っている(高学歴親という病、という彼女の著書との内容のダブり多数)が、総じて脳を育てるには体づくりなどが大事、脳が育つには順序があるという話。
なお、この人は宿題なんかやってもやらなくても良い、だの言っているが当人は神女→神戸大医学部だし夫も研究医なので、自分のIQや勉強適性をかなり棚に上げた発言という印象。大学に行かないと選択肢が狭まる、というのは差別ではなく事実であり、高みから形だけの平等を振り翳しても響かない。娘も医学部らしいが、彼女が提唱する子育てで医学部に行けたのは遺伝的要因も大いにあるであろうことは念頭に置いておくべき。 -
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高学歴親特有の教育の問題点と課題と改善と解決に向けた子育ての指南書である。本著が指摘している高学歴親というのは、親が高学歴であること自体ではなく、学歴偏重主義に陥った親の心配や先回りが、子どもの自立やレジリエンス(ピンチを乗り越える力)の成長を妨げる現象や傾向を指している。
子どもには良い成績で良い学校に入り良い環境で育て良い就職先に勤め良い親になってほしいという願いはどんな親であり大小なり皆願っている。だが、子どもにとってその願いは縛りではないか。足かせではないか。視野を狭くさせてないか。良い教育とは子どものためを思って子どもの考えや思索の過程を無視し、先回りして答えを教えることではない。子 -
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ネタバレ妻が購入して読んだ本。発達障害をテーマとした本であり、昨今の該当者の増加、法整備、発達障害もどきの存在について記載。
発達障害もどきについては生活習慣により改善は可能であるケースが多い。睡眠時間、食事、コミュニケーションなど。親の生活習慣を改善することも重要。もし、本人が苦しんで学校を休むと申し出た場合は止めずに『へー行きたくないんだ』と流す程度が良い。そうすると自分で学力が遅延してしまう等気づいていくケースもある。
この本を読んで、まずは発達障害への理解を世の中的に広めることが重要と感じた、調査項目から該当すると落ち込むのではなく、もどきもあるので、正しく理解することが大事。また、親の生活習 -
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成田先生の娘さんのような、自立した娘に育てたい
方法は、ペアレンティングトレーニングを読むと良さそう。
不安、心配をこらえどころとして、耐える
不安を原動力にした行動は、いいことを生まない
先回りして過度に世話を焼いてしまう
看過するとミスにつながることが見えたとしても、命にかかわらなければ「信頼して、待つ、見守る」
親の「かわいそう」「良かれと思って」からは良いものは生まれない
親からかわいそうな子認定されたら、子どもは頑張れない
「もっとも近い存在である祖から信頼されない、かわいそうな子」になってしまう
★善玉ストレス
「自ら与えたストレス」
「休学したい」「自ら決めたのね、す -
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⚫︎脳には「からだの脳」動物としての基本の働き
「お利口さん脳」知性や運動能力「こころの脳」思いやりや社会性
⚫︎からだの脳を育てるにはじゅうぶん眠ること
⚫︎お利口さん脳は楽しく笑いながら育てる
⚫︎セロトニンは集中緑地が増し安定する。太陽を浴びる事で分泌
⚫︎いやだやりたいをまず受け止め、褒めたり乗せたりして乗り切って
⚫︎しかるよりも親子の時間を見直し子どもの心を読み解く努力
⚫︎子供を怒鳴りつけていると子供はその口調に慣れる
⚫︎お腹がすく感覚を覚え、しっかり食べて満ち足りた気持ちを感じることが子供の食欲を育てる基本
⚫︎ぎゅーと抱っこして落ち着かせる、カラの財布でお金ないをアピール
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子供の脳を育てるための基本的なことが書かれている。
中学生に入るまでは、最低でも9時には寝かせて6時までに起こすことを徹底。
学校から帰ってきた後や夜に勉強させるのは脳をオーバーヒートさせてただただ疲れさせるだけ、勉強するなら朝、みたいな。類似する本と書かれてることはほとんど変わらないという印象。
子どもに対する言葉掛けの具体例については、全部は同意できないなと感じた。ほんとかなぁとか、他の本とは真逆では違うこと言ってたなぁという印象。
ストレス因子の遺伝の話が印象に残っている。セロトニンの働きを良くするセロトニントランスサポーターという遺伝子の「型」。この型には「少ない型」、「普通型」、「