成田奈緒子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
児童の悪いところをつい注意してしまう癖を、改善したいと思い、この本を手にしました。
著者の豊富な経験をもとに、科学的根拠も分かりやすく書かれているので、納得することが多かったです。悪い言い方とよい言い方を挙げ、それにまつわるエピソードにそって書かれてあるので、すっと頭に入ってきました。
また、2人の素晴らしい人間性が本から推察できたので、より共感できました。
子どもを「信じる」ことの大切さを、改めて認識できました。
【心に留めておきたいことば】
・子育てとは、「心配100%/信頼0%」の子どもを、日々の家庭生活の中でコミュニケーションを取りながら成長させ、「心配0%/信頼100%」の状態にして社会に送り出すこと
・大人は子どもより「一枚上手」の「知恵者」になる
・子どもが不安になっているときには「オウム返し」
・子どもに話せる自分自身の経験(フィクションでもよい)をストックする
【覚えておきたい知識】
子どもの脳は、生まれてから3つのステップを経て、大人の脳へと育っていく。
〈ステップ1〉(0歳から5歳ぐらいまでの間に育つ)
からだの脳(間脳・脳幹)
呼吸、寝る、食べるなどの生命維持装置を働かせる。
「からだの脳」を育てるためには、太陽のリズムに従って規則正しく生活し、十分に睡眠を取ることが最も重要である。0歳から5歳ぐらいまでの間に育つ。
〈ステップ2〉(6歳から14歳を中核に育つ)
おりこうさんの脳(大脳新皮質)
言語機能、知能を発達させる。
「おりこうさんの脳」を育てるためには、学校での学習や運動はもちろんのこと、そのほか様々な経験をして、脳にたくさんの知識・情報を入れていくことが大切。
〈ステップ3〉(10歳から18歳に最も盛んに育つ)
こころの脳(大脳新皮質の一部である前頭葉と間脳・脳幹をつなぐ神経回路)
問題解決能力や想像力など高度な機能をつかさどる。
前頭葉は、「おりこうさんの脳」にある情報の中から不要なものを刈り込んで、必要なものを速く処理できるようにするための太い神経回路を築いていく。つまり、「おりこうさんの脳」に、質のいい刺激を多く与え続けることが「こころの脳」育てに役立つ。 -
Posted by ブクログ
よい育児書でした。
著者を知ったのは実は別の本なのですが、そちらはまだ予約待ち。予約時に存在を知ったこちらの本の順番が先に回ってきました。
本書によるとペアレンテイングとは「ただの育児というニュアンスではなく、脳を育てる順番とバランスを強く意識して、親が子どもに生活の中で関わっていくということ」だそうです。
「いっしょに暮らす大人自身の『物事の捉え方』『発する言葉の内容』『子どもに見せる表情』『子どもとの遊び方』など、すべての関わりが子どもの脳の育ちに影響する」ということで、親がとにかく笑顔でポジティブな言動をすること。それを日々、子どもに見せ続けることが子どもの良い脳を育てていくというものでした。
根拠として、脳の仕組みや発達順序などの分かりやすい説明が添えてあり、なるほどそうなのかと思わせられます。
まず最初に育てるべき脳は「からだの脳」、次に「おりこうさんの脳」の育ちが始まり、最後に育つのが前頭葉を用いて人間的に論理思考を行う「こころの脳」。からだの脳で起きる喜怒哀楽の情動を前頭葉につなぎ、自分が取るべき最良の言動を選ぶのだそうです。
この発達の順番はとても大切で、始めに育つ「からだの脳」は言わば家の1階部分。ここがしっかりと育っていないと、その後に育つ2階部分が乗ったときにバランスが悪くなり、ちょっとしたトラブルに対応できなくなってしまう。なるほど、この理屈を今まで見聞きしてきた子どものトラブルに当てはめるとしっくりくる気がします。
つまり親はまず「からだの脳」をしっかり育てる必要があるわけで、そのために何が大切かということが丁寧に説明されています。
本書で繰り返し書かれているのは、親がとにかく笑顔でポジティブな思考を持つこと。子どもの脳には可塑性がある故、手遅れということはなく育て直しが可能だという心強い一文もありました。
ただしすぐに結果を求めてはダメで、どう育ったかが分かるのは脳の発達が完成する18才以降。
長いなぁ、と思ってしまったけど、子どもには「毎日の積み重ねが大事」だの「すぐ諦めるな」だの言ってるのは私たち大人です。ならば私の場合はあと15年弱、我が子と一緒に毎日を笑顔でポジティブに積み重ねていこうじゃないかと思わせてもらえました。
最後に強く心に残った文を。
「親がとにかく頑張ってしなければならないのは、最初は何もできない状態で生まれ、親からすれば『心配』の塊である子どもを、必死で『信頼』して『信頼』の分量を増やしていくことで、少しずつ手を放していき、いつしか、自分で考えて行動する力を子どもの脳に多く作っていく」
本書に書かれていることを実践し続け習慣化できれば、子どもの脳だけでなく、私自身も良い方に変われるかもしれません。
ちょっと気を付けてみよう、頑張ってみようと前向きな気持ちになれる育児書でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ0歳から6歳まで(主に3歳まで)の育児について書かれていて参考になった。
特に人間の脳は「からだの脳」「おりこうさん脳」「こころの脳」があって発達の順番もあることを知った。幼い頃からバリバリ幼児教育をするだけではなく、まずはからだの脳を発達させるのが最優先というのが興味深かった。
からだの脳を発達させるためにも寝る、食べる、排泄するという生存するための基本的な活動を優先してしようと思った。
睡眠は特に大事らしく早寝早起き、日光をいっぱい浴びさせていっぱい外で遊ばせて早く眠らせるというのを実践したい。
子供にいっぱい話しかけて喋れるようになったらいっぱい話を聞いて信頼関係を築きたい。
失敗する前に行動を阻止するのではなく、見守って失敗してからのフォローをちゃんとできるようになりたい。(もちろん命に関わることは✖️)
しかるのは、ルール違反をした時、危険なことをした時、人を傷つけた時
早寝早起きのコツ
朝日を浴びてスッキリ目覚める
朝ごはんをしっかり食べる
昼間はたっぷり遊ばせる
夕方4時以降は昼寝をさせない
早めに入浴
夜は暗くして8時には寝かしつけ
将来自立して生活できるようにするために2歳〜3歳をめどに日常生活のお手伝いをスタートさせたい
DHA、鉄をしっかり取れるように魚をいっぱい食べる(あじ、さば、さんま、ぶり)
乳幼児期は特に親子の関わりが大事。早くから習い事に熱心になるのではなく子供の言うことを可能な限り聞いてできないことは理由を伝える。子供がこうなってくれた方が自分が楽だからというのは自己愛であり、子供のことをきちんとみてないから子供の願いをちゃんと聞くことが大切。とにかくたくさん手と心をかける。
ときおり、「これは私の願望か、子供自身の希望か」を考えるようにする。
2歳までは集団行動ができなくても大丈夫。親子関係をちゃんと構築する。
思いやりの心は親が誰かを思いやる姿を見て育まれるので親が思いやりを持って生活することが大切。
たくさんの人と関わることも子どもの成長には大切なので祖父母や地域の人との関わりを遮断しないように。
親子関係がちゃんと構築されて安心してから外の世界に出ていくので、まずは信頼関係を作ることが大切(親はいつでも戻ってこられる場所)
親が幸せそうにしてると子供も幸せと感じるから、いつも笑顔で。
乳児期に大切なのは「主体的にやりたいことをやり抜く」自分が熱中することを気の済むまでやることが大切。
感性を育てるためにいろんなものに触れて綺麗だね、素敵だねと感想を伝える
除菌しすぎない(有害だ、失敗しそうという時に原因を排除するのではなく、ある程度失敗を許容する)
お母さんが安心して子育てをすることが大切
親が生活を楽しんでいる姿を見せるのが大切。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ何ができるようになると良くて、何はできなくて当たり前なのかが分かる。子どもへの伝え方、親子で一緒にチャレンジするやり方が書かれているので、実践的だと思う。子どもの成長とともに変わってくる悩みにも対応しているので、子育て家庭にはあると良さそう。また、しつけも脳育も大人まで続いていくものだから、幼児期はまだまだ途中で、その後どうなっていくかというのも参考になる。子どもとは「小さい大人」ではない。大人が失ってしまった、素晴らしい力を持つ一方で、できないこともたくさん。親だけでなく、大人がこういう知識を持つことで、子どもを見守れる社会になるといい。おとなしい子は一見良い子っぽく思えるけれど、手がかかる、困ったな、落ち着かないなという子ほど、脳が育つ。なんて、素敵なんだ。みんなにこのことを知ってほしい!
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ネタバレ 購入済み
早速、実行!気楽にやれそうです
中学生の息子のやる気の出ない毎日。アトピーも酷くなるばかり、朝食中も腹痛や首まわりが痛み出し、1年の3分の1は遅刻。学校では友達関係も良好なのになぜ?3年間朝のイライラが私には大変なストレスです。ホルモンバランス?思春期だから?息子には根性がないのでは?原因がわからずモンモンとしていた時に知人の紹介でこの本と出会いました。そして今まで全く気付いていなかった事を発見しました。生活リズムと質の良い睡眠。振り返ると長女は赤ちゃんの時から7時には寝て朝5時には起きる生活リズムが自然に出来ていた為、今も朝型のライフスタイルで著者の娘さんと全く同じ様に気力充実、ポジティブ思考。学校生活でも心配事は無く、自分で進路も決定し気づいたら大学も決まっていたという感じでした。姉弟の個性の違い、同じ家庭に育ったのだから、息子には根性が無いだけと思い込んでいました。娘はたまたま意識せずに早寝早起きで育ったので私が気付いていなかったのですが、そーか、息子を育てる時に私は生活リズムに重きを置いていなかったのだとこの本を読んで気づきました。時間にルーズな大人になってしまうのかと心配でたまりませんでしたが、早寝早起きで気力も充実するのであれば、今からでも大丈夫なのではないかと気持ちが楽になりました。息子が充実した高校生活を送れる様に家族で早寝早起きを今日から実践してみようと思います。