石黒謙吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ私は犬を飼ったことがない。
飼ったことがあるといえば出店の金魚くらいだが
それもすぐに病気になって死んでしまうため、
長く一緒に過ごし自分に懐いてくれた動物が
目の前で死んでしまう、という経験をしたことがない。
ペットロス、という言葉があるけれど
多分想像している以上に辛いものがあると思う。
小さい頃ならまだしも、いい歳してから
喪失感を味わいたくなくて、今後もペットは飼えないと感じた。
本当に犬に対して無知なので
ジョナサンからクイールに改名した時や
次々と住処が変わることに対して
精神的な面は大丈夫だろうか、と何だかハラハラした。
しかし犬は人間が思うよりずっとずっと賢い生き物なのだ。
クイールも幼少期に1年ほどしか住んでいない家を
ちゃんと覚えていたんだし。
育ての親に見守られて天国に行けたことは
たくさんの別れを経験してきたクイールにとっては
一番のご褒美だったのではないかな・・・。 -
Posted by ブクログ
日々目の前を徒に流れていく事象も、意識的にまた無意識的に、自分の脳内で判断し、区別し、分類していることがある。本書は、そのことについて何をどういった基準でもって分類しているか、筆者の脳内が言葉として目に見えるものとなっている。
本書を読み始めて、まず思ったのが「ああ」という感嘆だった。行動にしろ、言葉にしろ、日々膨大な情報の中にあって、スピードをもって対処できている答えがここにあったのかと感じた。
思うに筆者は、思考が好きで、自分の基軸を作るために何でもかんでも分けたがる。だが、それはこと筆者だけに関わらず、万人にとっても同様だろう。
ただ、そうは言っても、最初から「こうだ」と決めつけ、凝り固まった判断をすることはしたくない。大まかながらも系統立てて分類することで、脳内に引き出しが生まれ、それがいつしか自分を助けてくれることに気づくはずである。
私自身も、ここまで厳格ではないにせよ、同じく脳内に引き出しがある。新しいものに出会ったとき、どう感じ、どう判断し、どこに分類するのか。そう考えただけでも、知的好奇心が高まり、ワクワクした気持ちになってくる。