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NHKの「ETV特集」でも取り上げられ話題の、犬猫とくらせる特別養護老人ホーム「さくらの里山科」。そこには、死期を悟る奇跡の看取り犬・文福(ぶんぷく)と入居者たちの穏やか時間が流れていた。犬好き、猫好きにとって夢のホームと、そこで暮らす入居者、犬、猫、そして、そのつながりを献身的に支える家族とスタッフ……。累計90万部の国民的ベストセラー『盲導犬クイールの一生』の著者が、刊行23年目に贈る静かな感動の記録。
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Posted by ブクログ
横須賀市にある特別養護老人ホームでは、犬や猫と一緒に過ごすことができる施設です。その施設では、人間が犬を、犬が人間を、猫が人間を、人間が猫を看取ることも日常の一コマです。一緒に暮らしていたペットと同伴で入居ができる施設があることに驚きました。こんな施設がもっと増えてくれたらいいなぁと思います。我が家にも猫がおり、施設に入るために離れ離れになるなんて、想像もしたくありません。
本書を知ったきっかけは、宮部みゆきさんの新書『宮部みゆきのおすすめ本2019〜2024』で紹介されていましたので、購入しました。
写真も多く掲載されており、施設での日常を伺えます。宮部みゆきさん!良き本との出会いを作っていただき感謝しています。笑
Posted by ブクログ
動物に関する話はどうしても泣けてしまう。
さくらの里を設立した若山施設長が動物を受け入れる介護施設を作ったのは下記のような事から。
かつて、レオという犬を可愛がっていた老人がいたが、その老人が施設に入らなくてはならなくなった。
しかし、レオを引き取るという方が現れず、レオは保健所へ…
自分がレオを殺した、と自分を責め続けたその方は3か月以上泣き続け、生きる力を失い半年後に亡くなったという。
悲しい話、の一言で簡単に済ます事はできないし、当時は誰もがそうする以外に方法は無かったのだと思う。
犬、猫との同居によって、
・余命3ヶ月が10ヶ月に伸びた方
・犬への愛情により、認知症が(少し)回復した方
・一度は失った愛犬との記憶を、愛犬と再び過ごすことで取り戻した方
・人間の動物だけではなく、施設内の動物同士の絆
とにかく涙無しには読めないエピソードが満載だ。
自分も猫を飼っているので、どんな気分の時でも自分を温かい気持ちにさせてくれる動物の力をよく知っている。
老いていき、体や頭の自由が効かなくなった人達に最後の生きる力を与えてくれる動物たち。
このような動きが全国的に広がって欲しいと思うと同時に、介護職の皆さんへの尊敬も忘れないようにしたい。少しでも待遇がよくなる社会になってくれる事を心から願う。
Posted by ブクログ
前に読んだ「看取り犬・文福の奇跡」は、飼い猫や飼い犬と一緒に入居できる施設、そして保健所や東日本大震災の被災地から保護した犬や猫と一緒に生活できる施設で、筆者はこの施設の施設長である若山三千彦さんでした。「看取り犬・文福の奇跡」から3年…本作はこの施設のことを、沢山の写真とともに「盲導犬クイールの一生」を執筆された石黒謙吾さんが紹介しています。
同じエピソードもあったけれど、写真だとまた伝わってくるものが違いますね!なんとも、入居者さんと犬や猫の表情がいいです!保健所から保護され看取り活動を行っている保護犬の文福は元気でしたが、一緒に保護された保護犬大喜は横になっていることが多く、食事量も減って自身で歩くことも難しくカートを使う練習をしていました。いずれ、入居者さんと職員で看取ることになるんでしょうね…。そんな大喜の様子を心配そうに見ている文福の姿がまた切ない…。
看取り犬がいて、看取りを行う猫もいたんですって…保健所から保護されたトラは、入居者さんが調子が悪くなるとそっと寄り添う、トラに看取ってほしいと言っていた2人の入居者さんを看取り、そしてトラは入居者さんと職員の手によって看取られています。
『老いた人間がいる。その横に老いた犬と猫がいる。そしてともに、手を取りあって老いていく。人と犬と猫。みんながみんなを思いやり、いたわる、あたたかな気持ちで最期を迎える。そんなユートピアがここにある。』
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