藤井邦夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
凄まじい政権闘争に絡み、動かされる忍びの世界。
いやぁ、息が詰まる死闘が。。。シリーズ第2巻
脇を固める役柄にも性格描写や背景が描かれ、
次々と続くであろう物語に期待が出る。
1〜2巻で終わっても、これはこれで話がまとまると
言えるほどの、巧みな物語づくりは素晴らしい。
1946年北海道生まれ、テレビドラマの脚本や監督を経て
時代小説家としてデビュー。
主なシリーズ
御刀番 左京之介シリーズ(毎回ひとつ名刀が登場)
乾 蔵人 隠密秘録シリーズ
日溜り勘兵衛極意帖シリーズ(泥棒集団の親方)
知らぬが半兵衛事件始末シリーズ
秋山久蔵御用控えシリーズ(長編シリーズで、 -
Posted by ブクログ
公事宿の主、彦兵衛に偶然助けられた男は、頭部の傷を負い、完治後も自分の記憶を戻すことはなかった。
彦兵衛はその強靭な体を見て、あれこれと探るのだが、かなりの使い手であり、実践を積み重ねたものであると言うことしかわからなかった。
ひぐらしの鳴く頃助けられ、持っていた文の切れ端に書いてあった左近という名にちなんで、日暮左近という名にした。。
左近は度々くノ一に憎悪を持った襲撃を喰らう。
ただその女にしか正体が分からないようであった。
なぜか、その女の名は、陽炎と知っていたのだった。
抜群のストーリー展開に読者は惹きつけられる。
第1巻の主軸は、160年前自死した由井正雪の埋蔵金をめぐる謎。