春河35のレビュー一覧
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散り散りになっていた探偵社員が揃い、ついに「反撃開始か!?」と思ったら、容赦なく希望を打ち砕いてくれやがった。信頼を裏切られたせいなのかな……冒頭で《天人五衰》に嵌められたときよりも絶望感と失望感が半端ない。
彼を信じていた福沢先生は、とくに悔やまれるだろうね。ついでに言えば、自分のミスで仲間を窮地に立たせてしまった乱歩さんの心労も心配。ポオくんの小説世界で自責の念に駆られてそう……
最後の最後に芥川が登場してくれたけど、新双黒コンビの力を以てしても”アイツ”に勝てるビジョンが全く湧かない。身体強化に上限がないフィッツジェラルドなら、ワンチャン勝てたりしないかな? -
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現状を打開する一筋の光明が見えたところで、戦いの舞台は《天空カジノ》へ。
武装探偵社は天空カジノ総支配人のシグマを狙い、シグマは《猟犬》の排除を目論み、その《猟犬》は武装探偵社社員を追い詰める。あらゆる国家の警察権が及ばない完全な中立地帯とあって、各陣営の思惑が複雑に絡み合う三竦みに発展。
心情的には武装探偵社を応援してあげたいが、シグマも猟犬もキャラとしての魅力に溢れちゃってるのが何とも惜しい……彼らが味方だったら、全力で推してただろうね。とくに末広鐵腸の天然ボケは自分の癖に刺さるし、それと終盤で一瞬だけ見せた大倉燁子の大人verも実に好かった。
次巻は大倉燁子(大人ver)の活躍が見 -
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与謝野先生の精神をどん底に突き落とす第16巻。
齢11歳の少女が経験する後悔にしては、あまりにも重すぎる。森先生の主義主張も分からなくはないが、要である”与謝野先生”へのフォローが圧倒的に足りてない。軍部にいた頃から、マフィアの気質が染みついていたんだな……
そして、その森先生を騙し抜いていた立原道造の正体は、まさかの《猟犬》。
ポートマフィアはもちろん、新生組合や内務省異能特務課……さらに元凶である天人五衰までもがそれぞれの思惑で動き始めたことによって、これまでの長編とは比べものにならないほどスケールが大きくなってる。果たして、自分はちゃんと最後までついていけるだろうか…… -
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敦くんとタッグを組むと急にIQが下がる芥川が愛おしい。
本人は真面目なつもりでいるのかもしれないが、敦くんに宥められる姿が完全に”反抗期の弟”で笑ってしまう。息が合ってるか、合っていないのか……太宰と中也の双黒コンビとはまた違った、雄々しい若々しさがあって推せるね。
個人的には、後半で活躍した”江戸川乱歩×エドガー・アラン・ポオ”のミステリーコンビも好きかな……史実では江戸川乱歩がエドガー・アラン・ポオをリスペクトしてたはずだけど、文ストではポオくんが乱歩さんに嫉妬してライバル視しているのが、逆転劇のようで面白い。
それにしても……夏目漱石はどこに行ったんだ? -
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前巻までの箸休め的なエピソードもそこそこに……今巻からは、武装探偵社とポートマフィアによる苛烈な総力戦に突入。両陣営のキャラクターが一堂に会して睨み合う、あの見開きがバチくそにカッコよかった。
敵陣地で派手に暴れ回る谷崎さん、一番の脅威である中原中也を足止めする乱歩さん、因縁の宿敵と対峙する鏡花ちゃん、部下を守るために死地へ向かう社長とボス、そんな二人の死闘に割って入ってくる最強の異能者(※ネタバレ防止)……あまりにも見せ場が多すぎて、ずっと興奮しながら読んでた。
次巻は武装探偵社とポートマフィアが手を取り合う感じかな……何にせよ、胸アツな展開を期待してる。 -
Posted by ブクログ
『読むと精神に異常をきたす』というキャッチフレーズが如く、相手の精神に直接干渉してくるQ(夢野久作)の異能力”ドグラ・マグラ”が凶悪すぎる。
異能力に振り回されてきた彼の人生を憐れに思う気持ちはあるものの、積極的に関わりたいとは思えない、なんとも歪なキャラクターだった。そして、他人の精神は容易く破壊するくせに「神様は居るよ でも君を愛してはいなかった」という台詞で絶望しちゃうあたり……自分の精神は意外と脆かったりするんだろうか?
何にせよ、Qの広範囲無差別攻撃によって、武装探偵社とポートマフィアは協力せざるを得なくなったご様子。因縁のライバルたちによる共闘が観られそうで、これからの展開が楽