入江敦彦のレビュー一覧

  • 京都でお買いもん―御つくりおきの楽しみ―

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    ここで言う「御つくりおき」とは、「オーダーメイド」「特注品」の意味。
    探して、探して、探しまわったけれど、どうにも気に入ったものが見つからなかった時、入江さんは「職人」という神様にお願いをするのである。
    この本は、買い物自慢の本ではなく、(品物は自慢しているが)この世に二つとない品物を生み出してくれる職人さんたちが主人公の本。

    「お客様は神様ではない」と言うくだりから始まる。
    (近頃はとみに、厄病神みたいなお客が増えているようだが…)
    良いものを作っていただく、譲っていただくためには、お店と職人さんとお客は対等であるべきだという。
    真にその通りだと思う。

    京都には(もちろん京都以外にも)さ

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    2020年06月08日
  • イケズの構造

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    日本人特に 関西人は必読の書籍。 イギリス在住の京都下町育ちの作者がつづる。 こわおもしろい意地悪の本ですがとっても好きです。 イギリス人も言葉の2重構造があり とてもイケズなのだそうです。

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    2011年12月18日
  • イケズの構造

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    イケズは意地悪にあらず。
    言葉、コミュニケーションを愉しくするスパイスである。

    日々の生活にもうひと工夫、もうひと刺激欲しい方にとてもオススメ。

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    2011年12月03日
  • イケズの構造

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    いけずの例えにシェイクスピアや源氏物語などをとりあげて説明してあるのが、とても興味深い!
    思わず"なるほどっ"と思ってしまった。。。

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    2011年10月26日
  • 京都みやげ一冊いかがどす?

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    入江さんみたいなお兄ちゃんがいたら面白いだろうと
    彼の本を読んでいると、思う。

    イギリスに住んでいても、彼は典型的な京男だ。

    一つ一つの考え方、受け取り方…どれも頷ける。

    美大をでておられるのだから、自分で表紙やさし絵も描けそうだが
    描かずにおられる所が謙虚です。

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    2011年05月16日
  • イケズの構造

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    今まで読んだ京都人論の中でも、こちらが一番納得いきました。
    そうそう、こんな感じやんなぁ!!って。
    ほんま、たまらん。だいすきです。

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    2011年02月16日
  • イケズの構造

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    京都人が語る、京都人の「イケズ」。
    イケズはいやみでもなく、意地悪でもなく、
    皮肉でもなく、天の邪鬼でもなく、陰険でもない。

    途中で、何故か年寄り臭く、
    若年層への説教が入るのを除けば、
    洒落た読み物かと。

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    2010年03月12日
  • イケズの構造

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    笑えます。『イケズ』でしかも『いらんこといい』の京都人の持つ陰翳、隠微な心の襞が垣間見え、それを笑いながらも、我々、非京都人(よそさん)は「ひょっとして自分は単純バカの田舎者ではないのか」と冷や汗をかきます。考えさせられます。あまり考えすぎると疑心暗鬼になり情緒不安定になります。

    『イケズ』は陰険ではない。
    『イケズ』は意地悪ではない。
    『イケズ』は皮肉ではない。
    『イケズ』はイヤミではない。
    『イケズ』は毒舌ではない。
    『イケズ』は天邪鬼ではない。
    『イケズ』はイジメではない。
    『イケズ』はそれらと同義であると誤解されるほどそれらに近いところに身を置きながらも、微妙にその位置をずらし、はぐ

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    2009年10月07日
  • イケズの構造

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    俺は大阪人。
    嫁は京都人。
    言い争いになると、決まって俺が感情的になり最後には泣かされる。
    一方嫁は。
    終始穏やか。
    姿勢一つ崩さず、眉一つ動かさない。
    そして、静かに、ポツリ、ポツリと二三言葉を発する。
    これがクリティカルヒットする。
    全弾命中である。
    俺はもう轟沈するしかない。
    しかも。
    それでは終わらない。
    二三日後、その爆弾は炸裂する。
    「だーーああ!あのときの言葉はそういうことやったんかああああああっ!!」
    即死必至の言葉意外に、時限装置内蔵の言葉も発していたのである。
    これでは勝てるわけは無いのである。
    それもそのはず。
    嫁は生粋の京都人。
    先祖

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    2009年10月04日
  • イケズの構造

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    言外の意味のみでしゃべってるのじゃないかと思ってしまう。
    「タイム」かけて、いったん考えさせてもらってから返事していいですか?

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    2009年10月04日
  • イケズの構造

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    いけずについての理論的な説明もいいのですが、いらんこといいのくだりは愛に満ちあふれていてたまりませんでした。なんつったってある意味一冊丸ごといらんことみたいな本ですものねえ、コレ。素晴らしい知識も京都人にかかるといらんことになるというすごい実例。自分のこともよくわかりました。

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    2009年10月04日
  • イケズの構造

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    京都人のもつイケズは嫌味ではなく、ユーモアを伴ったコミュニケーションツールである。
    世界の名著のセリフなどをイケズに置き換えるところが、とても分かりやすくて良かった。

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    2025年09月22日
  • 怖いこわい京都

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     京都の身近な寺社仏閣の怪奇な民間伝承や地元民の慣習などを紹介し、それらを京都人の目線で掘り下げていくが、地元目線で隣近所の小さな寺社仏閣での出来事をテーマにしていることから、京都人の感性や日常感をリアルに体験できた。徹底して地元目線で書かれているため、千年以上の歴史が日常に溶け込む独特な気風の京都を日常として体験できる本であった。また話の展開から京都人の気質にアプローチしており、京都人の本音が見え隠れするところにもリアリティを感じた。

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    2024年10月20日
  • 怖いこわい京都

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    <目次>
    第1章  怖いこわい 異形
    第2章  怖いこわい 伝説
    第3章  怖いこわい 寺院
    第4章  怖いこわい 神社
    第5章  怖いこわい 奇妙
    第6章  怖いこわい 人間
    第7章  怖いこわい 風景
    第8章  怖いこわい 幽霊
    第9章  怖いこわい 妖怪

    <内容>
    虚仮威しとみるか信憑性を取るか、多くは想像だと思うが、京都の"どこそこ"と書かれると、そこに信憑性が増す。「ゾクゾク」はしないが、ピリッと山椒のように怖かった。

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    2024年07月30日
  • 京〈KYO〉のお言葉

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    お隣の井ノ口のおばちゃんがよーつこてはった言葉やわ〜と思いながら読みつつ、
    え、ここまで深読みせなあかんくらい、特異なものなんか?!と。(笑)

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    2022年01月23日
  • イケズの構造

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    なんでもない
    よく知られた「言葉」を
    きちんと真面目にとらえて
    ユーモアたっぷりに述べて
    しかも ちゃんと説得力がある

    この感覚を味わったのは
    松本修著『全国アホ・バカ分布考』
    もう三十年ほど前になるのでしょうか

    それにしても
    「イケズ」をここまで
    論じられる
    しかも「実例」を添えて!
    筆者の入江敦彦さんに脱帽!

    最後の最後まで
    面白く興味深い一冊でした

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    2020年10月09日
  • イケズの構造

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    ためになったし、なによりおもしろい。
    しかし、京ことばのイケズの構造を理解するのは難しい。
    今までに知らない間にイケズをされていたことも、注意勧告を受けていたことも、わかっていない場面が多々あったのだろうなぁ(汗)
    私は、いつまでたっても「よそさん」だすわ(笑)

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    2018年10月12日
  • イケズの構造

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    京都の文化やったら、入江さん。
    この人の書きっぷりは、京都人っぽいです。
    ああ、こんな人、確かにいてはります。何と言っても言葉の使い方が秀逸。

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    2014年06月26日
  • イケズの構造

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    そんじょそこらのホラー作品よりずっと震えること必至の京都の「ふぶづけ」伝説から始まり、イケズとはなんたるものか、が親しみやすい文章で書かれている。親しみやすい分、身近なこととして感じられ、かなりのスリルと緊張感。
    こわい、こわい、といいながら、怖いもの見たさでついつい読み進んでしまった。東西の古典のイケズ訳は最高に面白い。いたい、いたい、と笑いながら楽しく、あっという間に読んでしまった。

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    2013年09月20日
  • イケズの構造

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    うち京都人どすけど、よう知らんことが多かったなァ そやけど、よろしおした。…ってまぁ、ほんとに自分が京都弁を使えないことを再確認しましたワ 勉強になります

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    2009年10月04日