あらすじ
「よろし」「ややこし」「よう知らんけど」「お好きさん」「気ずつない」「白足袋族」「なにをおっしゃいますやら」……やわらかな京言葉に秘められたイケズなニュアンス、ほっこり心温まるフレーズが満載。「おこしやす」と「おいでやす」はどう違う? そんなディテイルに凝縮された京の精髄を堪能できる、写真つきコラム集。さらに、その言葉を体現した極私的おすすめ〈お店紹介〉と〈京言葉単語帳〉も添えて、「しぶちん」で京都通なあなたも納得の1冊!
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Posted by ブクログ
お隣の井ノ口のおばちゃんがよーつこてはった言葉やわ〜と思いながら読みつつ、
え、ここまで深読みせなあかんくらい、特異なものなんか?!と。(笑)
Posted by ブクログ
いかにも京都人な先輩に勧められて購入。
エッセイをもとにした単行本ということですが、京言葉の解説数ページ、その言葉に関連する写真が1枚、そして関連するお店の紹介、という構成で、読みやすく面白いです。
当方は市外の京都出身ですが、全体のうち、分かる・理解できる言葉が8割、実際に使うのが3割といった印象です。
本書は、京都人が使う京言葉の含意を易しく解説している一方で、これを読んで京言葉が分かった気になっているような「イキリ」こそ京都人が最も嫌う人種だから、本書に記載のあった言葉をいきなり使い出すような愚はしまいと思わせる毒もない混ざっています。これもやはり京の流儀なのでしょう…。