長谷川町子のレビュー一覧

  • サザエさん(10)

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    1951年8月〜10月に掲載されたものを収録。
    サンフランシスコ講和条約ネタが何本か。またこの時期、計画停電が行われていたこともわかる。

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    2020年05月28日
  • サザエさん(7)

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    サザエは終戦時に10代後半と思われるので、ぼくの祖母が同年代だと思うが、彼女たちの時代はなかなか複雑である。
    戦前の封建的良妻賢母が女性の理想像としてあった時代に教育を受け、他方家庭を持ったときは女性地位向上運動の真っ只中。それは第一巻から読むとよくわかる。
    またサザエの服装は始終洋装だが、母フネはほとんど和装である。
    ではサザエは進歩的かといえば、彼女の一回り下の世代はより「民主的」な風潮を色濃く持った世代になり、サザエはそのジェネレーションギャップに戸惑うことになる。
    サザエの世代はつまり「どっちつかず」の世代なのだ。封建的良妻賢母を否定するでもなく、「民主的」な女性地位向上にも理解がある

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    2020年05月02日
  • サザエさん(1)

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    アニメで現在放送されているイメージで読むと時代が違うようで不思議な読み心地でした。
    同作者の「いじわるばあさん」と同じように少しのブラックユーモアがアクセントになっていて面白い。

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    2020年04月23日
  • サザエさん(6)

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    本巻はけっこうマスオさんがたくさん出てきた。マスオさんの実家に行って大阪や京都旅行をした回が出てきたりと、なかなか幅が広がってきた感じもする。またフネもおっちょこちょいな一面を見せたりと、サザエさんだけでない磯野家のユーモラスな一面を堪能できて幸せでした。
    あと大阪では鰻丼のことをうなぎまむしって言うってほんと?

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    2020年04月21日
  • サザエさん(5)

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    波平さんを前近代的な父権の象徴だと主張する向きが今も昔もあるが、それは全くの間違いである。著者は、波平を「愛すべきお父さん」として、それはそれは愛情を傾けて描いている。こんなに娘に愛情を注がれて、これほど幸せな父親はおるまいと思う。マスオさんなど相手にならないくらい、愛されているのだから。
    5巻は特にそれが顕著に見える素晴らしい巻であった。
    戦後、アメリカ的な価値が流入するとともに絶対的な権力であった父権に大きな揺らぎが生まれた。だが大勢はまだ父権が維持されていた時代。
    波平さんの持つ父権は、彼の人柄によって換骨奪胎されている。父権の悪癖はユーモラスな女性陣によって打ち消され、良いところが前面

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    2020年04月05日
  • サザエさん(3)

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    まさか冒頭の1ページでサザエさんが結婚、出産を終えているとは驚きだった。そして新キャラであるはずのマスオさんがまったく登場しない、この不遇さ。いやはや。
    これに関しては、つまり長谷川町子が夫という存在をどのように捉えていたかがわかる気もする。父波平はコミカルに描かれるのに、なかなかの差である。
    現代、波平は昭和のお父さんとして受容されているが、原作は全く違う。むしろ厳格でいなければならないはずの父の失敗や可愛さ、優しさがたくさん描かれている。
    おそらく長谷川はお父さん子だったに違いない。

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    2020年03月31日
  • サザエさん(7)

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    昭和25年7月から10月にかけての作品を収録。
    ちゃんと読んだことがなかったので、100周年記念で姉妹社版が復刻されたのを良い機会と思い読み始めたのだが、当時の世相や時事ネタが作品に色濃く反映されていて面白い。7巻では昭和25年の作品が収録されているけど、敗戦から5年で、磯野家の暮らしには戦争を思い出させる要素はもうあまりないが、それでもふと父親がシベリアに抑留されているという子供が出てきたりして、まだ敗戦から5年しかたっていない世界であることを思い出させる。

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    2020年03月29日
  • サザエさん(4)

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    冒頭に「サザエさんと私」という長谷川姉妹の自伝があって、これがとてもイイ。姉と妹が1ページずつ交互に書いているようなのだが、サザエさんという女性の原形がわかる。
    実は3巻を飛ばしてしまい本巻を読んでいるので、マスオさんとすでに結婚していたり、タラちゃんが誕生している。いいところを見逃してしまったなぁ。
    しかしサザエさんはことごとく失敗する。その失敗がなぜかぼくたちを元気にする。

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    2020年03月28日
  • サザエさん(2)

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    東京に引っ越しをするサザエさん一家。昭和21年から22年くらいの時期で、サザエさんは24歳。ハロー社という出版社で働き始める。未婚。
    この言い知れぬ「ノスタルジー」はなんだろう。ぼくは当然生まれていない時代なのに、なぜか郷愁を誘う。これは当時の世相というより、コミカルな人間関係から感じているものかもしれない。
    人と人の距離が近かった時代。それは時代的にもそうだが、ぼくたちが幼かったときも同じように人と人は近いと思っていた。
    本書の素晴らしさは、まさに時代としてのパースペクディブはもちろんだが、一人の人間の歴史をも包含する「懐かしさ」を持っている。

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    2020年03月08日
  • サザエさん(6)

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    1950年の作品を収録。
    当時、実施されていたサマータイムを扱ったネタがある。
    また、日本に入ってきて間がないビキニ水着のネタも。

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    2020年03月05日
  • サザエさん(5)

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    1949年から50年にかけてのものを収録。
    オリジナルの姉妹社版に収録されていた松沢病院ネタの一本がカットになっており、見開き2ページを用いて事情を説明してくれているのだが、文中でネタの詳細に触れておりそこまで書くんだったらその注釈を添えて本編も掲載という形で良かったんじゃないかと思った。

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    2020年03月03日
  • サザエさん(1)

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    普通に面白かった!この面白さは発見でした。
    昭和21年4月からスタートする本巻は、まだモデルが福岡らしく、サザエさんも未婚。(よってマスオは未登場)カツオもワカメもチビで、よくサザエがおんぶしている。
    サザエは結構おしゃれで、友人のイカと洋装して肩を組んで遊びに行ったりする。
    ドタバタの主題として、よく登場するのが隣組や満州引き揚げに関することで、世相もよく反映しており興味深い。
    サザエはよく失敗して怒られ、恐怖に足をガクガクさせているのがちょっと気の毒だが、応援したくなる愛嬌を持っている。
    一巻だけ買っておこうと思ったのだが、二巻も読んでみたくなった。

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    2020年02月27日
  • いじわるばあさん(1)

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    確かに古典だね。話は古くてもツッコミどころは今での共通している。これがセンスというものなんだろうな。

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    2015年06月03日