長谷川町子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東京に引っ越しをするサザエさん一家。昭和21年から22年くらいの時期で、サザエさんは24歳。ハロー社という出版社で働き始める。未婚。
この言い知れぬ「ノスタルジー」はなんだろう。ぼくは当然生まれていない時代なのに、なぜか郷愁を誘う。これは当時の世相というより、コミカルな人間関係から感じているものかもしれない。
人と人の距離が近かった時代。それは時代的にもそうだが、ぼくたちが幼かったときも同じように人と人は近いと思っていた。
本書の素晴らしさは、まさに時代としてのパースペクディブはもちろんだが、一人の人間の歴史をも包含する「懐かしさ」を持っている。 -
Posted by ブクログ
普通に面白かった!この面白さは発見でした。
昭和21年4月からスタートする本巻は、まだモデルが福岡らしく、サザエさんも未婚。(よってマスオは未登場)カツオもワカメもチビで、よくサザエがおんぶしている。
サザエは結構おしゃれで、友人のイカと洋装して肩を組んで遊びに行ったりする。
ドタバタの主題として、よく登場するのが隣組や満州引き揚げに関することで、世相もよく反映しており興味深い。
サザエはよく失敗して怒られ、恐怖に足をガクガクさせているのがちょっと気の毒だが、応援したくなる愛嬌を持っている。
一巻だけ買っておこうと思ったのだが、二巻も読んでみたくなった。