上田誠のレビュー一覧

  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    大好き!真夏の京都でクーラーのリモコンを壊してしまった「私」たちが突如現れたタイムマシンで昨日に遡るものの、過去改変の危機に直面し慌ただしく奔走するタイムトラベル・コメディ。『四畳半神話大系』の世界観を継承していて、印象深い言葉の数々や愛着のあるキャラクターに再び出会えて嬉しかった。タイムパラドックスも巧みに処理されていて、くだらなくも愛すべき青春爽快コメディとして見事にまとまっている。

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    2025年12月15日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    四畳半神話大系の事実上の続編。
    タイムマシーンをどうもくだらないことに使おうと奔走する腐れ大学生の物語。

    四畳半神話大系を読んだ後に読んでください。
    ただそれだけでよろしい。

    例のごとく四畳半に集う剽軽者どもの夏はどうも暑い...

    なんといっても構成が見事、それでいて森見特有の阿呆ながら妙に達観した語りやキャラクター達、目まぐるしいドタバタが200ページ強に詰め込まれていて最高です。

    彼らは無事宇宙を救うことが出るのか!!

    そしてすべてが繋がったとき、この本の真の面白さに気づくはず...!!

    感想を語り合いたい(投げつけたい...)作品の筆頭、是非ご覧ください!!

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    2025年12月02日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    おもしろかったー!!読み終えたくない気持ちで最後ツラかった…
    正直、「神話大系」のみだと他の森見作品(有頂天、夜は短し)の方が好みだったけど、「タイムマシン•ブルース」を含めると「四畳半」が一番好きだ。
    「神話大系」は話の性質上『私』と小津がメインで他のキャラが深堀りされていないように感じたのだが、「タイムマシンブルース」により明石さんをはじめとした他のキャラ達も魅力的に動き回り読んでいてワクワクした。
    『私」というフィルターを通さない城ヶ崎、相島の二名がとても魅力的に見えたのは個人的に面白かった。特に城ヶ崎先輩がユーモラスで彼の活躍をもっと見たい。樋口・羽貫・城ヶ崎の大学時代?のエピソードと

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    2025年12月02日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    天才的に面白かった。最高だった。

    四畳半神話体系から好きだった自分にとって
    下鴨幽水荘!明石さん!師匠!小津!
    知ってる名前たくさん!聞いたことあるセリフ!
    もう楽しくて楽しくて仕方がなかった。

    タイムマシンがこの世にあったら?と考えたことはないけれど、あったらあったで大変なのかもな〜なんて思いつつ、今を変えないようにこっそり覗き見るのも楽しそうだな〜って思ったり。

    結局たくさんの選択をして今の自分があるから、
    それがきっと正解なんだと思う。
    過去を変えて今の自分が変わるのも寂しいし。

    最後の最後。
    ニヤニヤしながら読んだ。
    森見さん。天才です。

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    2025年11月28日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    ネタバレ

    とても良かった!
    何より文体が好きだし、主人公の一人称視点の自著伝的、日記的な書き方かつ短文でスピーディな語り方が私の性に合ってた。
    内容もとても良く、現実にファンタジー要素を組み込んでいるのにもかかわらず、リアルである感じは捨て難く、ファンタジーとしてではなく現実として受け入れられた。
    今回が森見登美彦さんの作品のが初めてで、他の作品も読みたいと思えた。
    私も無駄に人生を過ごさないように惰性で堕落してしまわないようにしたい。現実にはタイムマシンはないのだから。未来を自由に過ごせるように行動しようと思う。日々勉強。

    実家にあった本を借りパクしてよんだ。皮膚科の待ち時間と寝る前の今。一日で。(

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    2025年10月20日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    大好き。本当にめちゃくちゃ良〜〜〜〜〜!
    大学生が眩しい。神話体系の濃いキャラたちに再び会えたのも、引かれた伏線も、会話のテンポも、最後の一行も全部良いな。眩しい。確かに腐れ大学生だし、本人は有意義な夏を過ごしたことがない。とは言ってるけど、めちゃくちゃ有意義で眩しい大学生の夏を過ごしてるよなあとおもう。ずっと面白いし電車で読んでて笑いがこらえきれんかった。大好き。

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    2025年10月10日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    サマータイムマシンブルースであり、四畳半神話大系だった。
    四畳半神話大系を読んだのも一度きりで数年前なのに、印象的な台詞や言い回しが出た時にぱっと気がつくのは本当に森見さんのエッセンスが濃すぎるんだと思った。最高。

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    2025年08月08日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    ネタバレ

    一言で表すと最高。前作に続き、これまた別の四畳半の世界だが、前作がややくどく感じたのに対して、本作は爽快でこれこそ森見登美彦さんの作品に期待していたもの。登場する小津や明石さん、樋口清太郎らは健在。むしろ小津は腹立たしさ、小憎たらしさが増している気がする(笑)。中でも京福電鉄研究会の内紛にまつわる小津のエピソードは悪辣すぎて、逆に笑えてくる。結果的に何に罪もない主人公だけが蚊帳の外に置かれる結末は、作者のセンスの賜物だと思う。
    最も好きな場面は、主人公が明石さんを五山送り火に誘うところ。不器用なのに格好をつけたがる主人公が、全然かっこよくない形でしどろもどろになりながらも積極的に明石さんを誘っ

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    2025年05月24日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    タイムマシンがあったとしても過去は変わらない。
    それはタイムスリップものとしての新しい解答であり、さりげなく現在を肯定してくれる素晴らしい視点。四畳半メンバーの暴れっぷりはやっぱり笑えてどこか懐かしい匂いのする夏風をふわりと感じて本を閉じた。一節ごとの区切りが短いので読みやすいことこの上なし。「成就した恋ほど語るに値しないものはない」

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    2025年05月08日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    ネタバレ

    あの四畳半の住人たちが帰ってきた!
    あの頃見ていた下鴨幽水荘の下宿人たち・・・彼らのひと夏のドタバタ劇など、見て面白いに決まっていた。

    原案であるサマータイムマシン・ブルースは未視聴であるが、これを見て観たくなった。タイムマシンによる時空の整合性を取るため、奮闘する大学生たちの姿は、滑稽かつ青春の生暖かい風を読書に吹きかけてくれる。

    私と明石さんの恋の進展もあり、またさらに先を見たく思った。四畳半は永遠なり!

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    2025年01月30日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    森見節は個人的好みであり、本作も効いている。

    四畳半神話体系より、最後の感動は無い。オチも予測できるが、それでも面白い。
    「成就した恋ほど語るに値しないものはない」

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    2025年01月19日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    楽しいドタバタ劇。テンポよく、キャラクターの個性もよく出ている。また作中に出てくる京都の地名や風景にも独特の趣があり引き込まれる。主人公の恋愛成就もつい応援してしまう。

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    2025年01月04日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    森見登美彦さんとヨーロッパ企画好きにとっては1冊で2度美味しい本です。ストーリー的にはサマータイムマシンブルースをなぞっている感じですそこは四畳半の面々が期待通り暴れまくってくれます。そして最後の最後に幸せな気持ちになれるはずです。アニメも探してみなくては。

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    2024年12月18日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    森見登美彦さん初読み
    なんで今まで読まなかったんだと後悔した
    古風で大袈裟な文章、独特の語句と大胆な比喩表現が散りばめられていても難しく感じず、本当に登場人物がいるように錯覚させる情景描写、リアリティある会話の可笑しさ
    タイムマシーンについて深く考え出すとこんがらがったのでやめたが、SFがあまり好みでない私でも、大学生たちに仲間入りして過去でわちゃわちゃできるんじゃないかと思うほど入り込めた

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    2024年10月03日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    クーラーのリモコンが壊れたり、悪友に振り回されながらも宇宙を救うことはできるのか。
    「私」のひそかな恋の行方は?
    森見登美彦先生らしい阿呆な大学生たちの青春ストーリー。

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    2024年09月21日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    世界の崩壊を防ぐためにタイムトラベルしてリモコンにコーラをかける話、なんともスケールが大きいのやら小さいのやら
    ヘンテコな人々のヘンテコに巻き込まれ、勝手気ままな悪友に振り回されながらも世界の為に昨日を必死で奔走する
    そんな森見小説の阿呆な青春さが大好きです
    本の装丁もとても良き
    ここに断言する。有意義な夏を過ごせた、と。

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    2024年09月06日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

    QM

    購入済み

    最高

    森見さんの作品初めて!表紙も本屋さんでよく見るやつだったので気になって購入。本当に言葉のチョイスが最高だと思いました。なんでもない一言やちょっとした動作を、こちらが容易に想像できるように書かれており、自分もそこにいるようなそんな感覚さえありました。面白かったーー!!!テンポよくサクサク読めました!ほかの作品も気になる!!!

    #笑える

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    2024年01月07日
  • 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】

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    友人のおすすめで森見登美彦さんの作品をまとめ買い。もともと本作の映画が気になっていたため、購入した中からまず初めに本作を鑑賞。

    《良かった点》
    ▼ ドタバタの中に一本の筋が
    個性豊かなキャラクターたちのドタバタが、時間旅行の中で辻褄が合い、一つの作品として首尾一貫しているのが素晴らしい。
    張り巡らされた伏線がどんどん回収され辻褄があっていく瞬間は爽快だった。
    そしてその中に、主人公の黒髪の女子に対する「恋」が主旋律を奏でており、ドキドキしながらも心高鳴る作品になっている。

    《気持ちの変化》
    ▼ 映像が浮かんでくる
    読む前は、映像は自分で意図的に創り上げて読まなければ思い浮かばないと思ってい

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    2024年10月12日
  • 四畳半タイムマシンブルース (角川つばさ文庫)

    ネタバレ 購入済み

    挿絵と訳注が豪華!

    本作がアニメ化すると知り、気になって読むことに。
    主人公の語りが中心のストーリー展開だが、軽妙な文体でなかなか面白い。
    タイムマシンものとしては地味で、住んでいるボロアパートの近所を行ったり来たりするお話なんだけど、キャラが立ってるので飽きずに読ませてくれる。
    京都が好きな方にもおすすめです。

    #癒やされる

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    2022年10月16日
  • 四畳半タイムマシンブルース (角川つばさ文庫)

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    単行本と、角川文庫版を読んでから角川つばさ文庫版も読んでみました。
    「小学上級から」ということで、小学生で森見登美彦の文章は難しくないかな?と思ったのですが、文中に注釈がついていて(文豪の作品のよう)、大人でも参考になりました!また、注釈のおかげで、思っていた以上に、色々な文学的表現?をもじった言い回しが入ってるんだなぁー、と再発見できました。
    そして、文庫のレーベルとイラストが変わると、すごく印象が変わるものだと驚きました(「一部を書きかえて、よみやすくした」とありましたが、どこかわからなかった)。ぜひ、小学生〜の方たちにも読んでもらいたいです!

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    2022年10月04日