立花実咲のレビュー一覧
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ヒロインいとこに最初ムカつきましたが、事情がわかってくると憎めなくなります。ヒーローに対しても思う所がありますが、ヒーロー視点で読むと中々面白かったです。エロ満載で読みごたえありました。
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今までこの作家(立花実咲)の作品を数点読んできましたが、この作品は、妖精が出てくることでも分かるように、とてもファンタジック色の濃いものとなっています。また、あとがきで作者自身、この作品は「ラブコメ」と書いておられますが、全編を通して描かれるミレーヌのドジっぷりも微笑ましいですね。
そんな小説の舞台は外国。大陸の支配を進める皇帝ジークフリートの花嫁探しが行われる中、ミレーヌは小さい妖精に姿を変えられ、ある女性を花嫁にしてもらうという使命を達成するために一生懸命だった…。
華麗な王宮の描写と、登場人物の華やかさが物語を絢爛豪華に彩っています。なかでも碧瞳のジークフリートの姿は凛々しく、それでい -
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地方都市から上京した花梨。都会への憧れと不安をかかえつつ出社したところ、なんとその上司とは…。
いきなりびっくりする展開ですが、上司には上司の立場があるもので、彼が見せる猫の目のような態度にも一理ありますね。
それにもめげず、1人の若い女の子が、都会生活の理想と現実に直面し、恋愛の喜びとつらさを味わい、そして仕事の厳しさと楽しさを知るなかで人間として成長していく。そんなヒロインを「頑張れ!」と応援したい気分になります。
最初読み始めたときは、(現実ではちょっとあり得ない、小説ならではの世界かも)と思っていても、読み進めるうちに、ドキドキハラハラの展開が続くために、次第に小説世界に引き込まれて -
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初めは、仕事も恋もうまくいかず落ち込んでいる主人公の果歩と軽い調子で誘いをかけるオレ様な社長デザイナーの昴生。昴生のからかうような態度やいじわるな言葉の裏の優しさが魅力的。果歩は、好きになっちゃいけないと思うのに、それでも胸のときめきは止められなくて・・・少しずつ近づいたり、立ち止まったり、変化していく二人の関係とそこに刺激を与える元カレや上司との絡みに読んでいるとハラハラしたり切なくなったりします。程よいストーリーの波があり一気に読めました。また、果歩の可愛らしさや昴生や他の男性キャラの色気のある容姿や仕草の表現がうまくドキドキ。果歩と昴生のやりとりもテンポが良く面白くてひき込まれます。読み
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これは、チョコレートの濃厚な香りが漂ってくるような小説です。
小説の冒頭、少女時代の莉子と「美味しいチョコレートケーキを作る」約束をする少年。
時は過ぎ、莉子は一人親のあとをついで喫茶ソワレを経営していますが、ある日、ふと眉目秀麗なクオーターの青年がやってきてコーヒーを飲みますが、彼は「まずい」と言い、1セントだけ払って出ていってしまいます。
その後も彼はたびたびソワレを訪問し、莉子にある提案を持ちかけます。莉子は当然のごとく拒絶反応を示しますが、悠貴の熱意と、そして何より媚薬のようなチョコレートの甘さと味覚によって、莉子は心まですっかり溶かされてしまうのです。
実は、昔彼女と約束をした少 -
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ネタバレ何と言っても表紙に描かれている絵がとにかくカワイイです! ただカワイイだけでなくその可愛さの中にも何か艶やかさがありついつい手に取ってしまいました。
物語はというと、ステイシーは思いを寄せる男性がいるのに落ちた貴族ゆえお金もちの父とそう歳の変わらない貴族との結婚をさせられそうになってしまいます。しかし、そんなステイシーはある人に攫われてしまうのです。その犯人こそステイシーの思いを寄せる男性のジョシュアです。
カッコイイ最高のヒーローの登場です、ロマンチックで王道の展開に惚れ惚れしてしまいます。そのジョシュアは実は昔はステイシーの住む屋敷に居候していたのですがあるとき追い出された過去がありま -
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ネタバレ先ず何と言っても表紙の絵が煌びやかで目を奪われます。その表紙の絵には若い男女、そして青い鳥が描かれていてなんともファンタジーを予感させます。
そんな期待を持って読み始めると、舞踏会から始まります。どうやら舞踏会の目的は皇帝ジークフリートの花嫁探しで、舞踏会に招待された女性は皇帝に気に入られようと小競り合いをしています。そんな様子を冷静に見ているのがこの物語の主人公であり滅亡した国の王女ミレーヌです。
ここまで読んだところで、あれ? 最初に抱いた期待とは裏腹にベタなお話だなと思ったのですが、そこで驚きの“ミレーヌは妖精”との記述が! この衝撃でもうこのお話から目が離せなくなりました。さらに妖 -
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ネタバレ可愛いヒロインとヒーローが印象的でした。
普通の幸せを求めることすら禁じられた主人公クリスティナは、それを受け入れて諦めてはいるけれど、決して卑屈ではないところが美しいなと思います。
見た目はもちろん性格まで美人だし、なぜずっと姉の身代わりのためだけに生きているのか不思議でした。皇女の器はクリスティナにこそあるのに。
表には出られないし一番かわいいドレスは姉のものだし、大切なのは愛馬と大切な思い出と思い出の中の男の子で。
先に言ってしまうと、姉が結婚することになった相手が幼い頃に恋をした王子アレクシスです。でも外見が違うためクリスティナはずっと思い出すことができません。
それどころか彼は姉のも -
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読み終わって最初に思ったのは、キャラクターがしっかりしてるってことです。ついでに言えば護衛騎士テオドールがめっちゃかっこよくてわたし好みです。
題名の元帥っていうと、軍人ですよね。ヴァレリーは表紙からして確かに肩幅は広いけど、ゴリゴリマッチョじゃなくて良かったなって 笑
主人公ミリアンが一目惚れするくらいだからそりゃもうすごいイケメンなんでしょうね。ほら、女の子を侍らせられそうな。
でも、幼いころに出会ったミリアンをずっと一途に想い続けてるって心までイケメンなんですよきっと。
元帥になるほど頭もいいんだから完璧ですよね。その頭脳をいかして今回の件を別の方法で解決して欲しかった気もしますが 笑
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爵位を失いかけている伯爵家の一人娘エレンと、王国の次期王である王子ジェラルドとの甘いシンデレラストーリーです。
二人の出会いも、宮廷舞踏会でお互い名前を偽ってというもので、ロマンチックです。
頻繁に出てくるダンスシーンがきらびやかです。
特に、奏者もいない所でたった二人きりダンスを楽しむ場面は、とても弾んでいながら甘い空気でどきどきさせられます。
ダンスが得意なエレンが家庭教師として王宮で王子にダンスレッスンをするシーンでは、エレンの心境が切ないためまた別の意味でどきどきします。
ヒロインより2歳年下の王子ジェラルドは、少年のようにまっすぐな言動をする一方、なかなか計算高いヒーローです。
ラ -
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ネタバレ読んでいてずーっとニヤニヤニヤニヤしちゃうくらいに可愛らしい二人の話。「妖精」「魔法」「青い鳥」などのキーワードが出てくるファンタジー色の強い物語ですが、これらのキーワードが非常にうまく活きています。
妖精=みんなが認めるドジっ子王女のミレーヌ。いや、でも読んでいくうちにただのドジっ子ではないことはわかってきます。国民思いの優しい王女だし、ジークフリートに惹かれながらも素直になりきれないところがなんとも可愛らしいヒロイン。
そのミレーヌの妖精時をゲットしたジークフリートは、味方の少ない状況で国を治めている若き皇帝。立場上、人を信じることもあまりないような孤独なジークフリート。ジークフリート自身 -
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ネタバレ本当に素敵なお話です。何度も涙が溢れます。
姉の遺した甥を育てながらも夢を追うヒロイン。
自立してしっかりした女性ですが、才能のある同僚を羨ましく思ったり、甥を何よりも大切に想って支えにしながら生きていて…人間的で、頑張り屋で、応援したくなるヒロインです。
そのヒロインを、そっと支えてくれる王子様が取引先のオーナーとして登場しますが、この王子様と甥にはとんでもない秘密が隠されていました。
展開がテンポもよく、一気に読みきってしまいます。
とても大きな問題に巻き込まれ、葛藤する主人公の姿が切なくて、そしてそれを見守るオリヴィエの優しさがたまりません。
いろんな形の「家族」のお話です。
最後の最後 -
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王女ティアナが隣国の王女である従姉妹と入れ替わり、十歳年上の王と政略結婚をするお話。
なかなか壮大な舞台背景で、同盟を結ぶ三か国の王族間で騒動が巻き起こります。
ティアナの相手の王様、クラウディオが素敵!
とても紳士的で包容力がある上に情熱的で、一方で時に甘えることもあったりして。
筆者もあとがきに記していますが、女性の理想がこれでもかと詰め込まれたキャラクターだと思います。
妃への愛が深く、読んでいるこちらまで幸せにしてもらえました。
ティアナも、一生懸命で可愛らしい王女様。
元々クラウディオに恋心を抱いていたので、自分自身ではなく従姉妹として王に愛されている時間はとても切なかったです。
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ネタバレ瓜二つの従姉妹の身代わりとなって隣国に嫁ぐことになったヒロイン。
実はその隣国の若き王に、ヒロインはずっと片思いしていたのだけれど、大好きな二人の結婚を祝わなきゃ…と決意する序盤の時点で切ない。ここからずっとヒロインの甘くも切ない心情が続きます。
大好きな人を騙している後ろめたさ。後ろめたいんだけれど、でもそばにいたいという相反する気持ちで揺れ動くヒロインが切ないです。
そして何より相手の隣国の王クラウディオ。大人の色気とでもいうんでしょうか。王ですから威厳があり、かつ甘くて優しい!饒舌というわけではないんですが、言葉の端々が甘くてとにかくかっこいいです。最近立花先生の本にハマって何冊も読みま -
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エバープリンセス文庫って初めて買ったんですが、表紙の加工めちゃくちゃ綺麗ですね!!ときめきました!
立花さんつながりで色々なレーベルを読んでるんですが、ほんと、こんな綺麗なの初めてみました!
表紙の加工だけじゃなく、表紙のイラストもめちゃくちゃ可愛いんですよ。クラウディオ王子マジイケメン。
もちろん中身も表紙に負けず素敵でした!主人公の複雑な恋心が報われるまで見守らずにはいられない感じです 笑
従姉妹ロミルダがティアナの想い人であるクラウディオと結婚することを聞いて、ティアナは落ち込みますが、ロミルダが幸せになるよう応援したいと思えるとってもいい子です。
ロミルダがの想い人と過ごしたいと7日 -
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一途で可愛い♡
17歳になったばかりの主人公リゼットが、特別親善大使として隣国を訪れ、二人の王子に出会い、第二王子カイルに一目惚れするところから物語がスタートします。
ですが親善大使としての任務に集中するためだとリゼットは気持ちを認めようとしません。
その時に第一王子のニコラスが、事故の後遺症による勘違いでリゼットを婚約者だと言うようになります。
両国の関係のためを思うとニコラスの要求を無下にはできません。
そのため、国の関係も壊さず、しかし両者の同意のない結婚は止められるようにと、リゼットとカイルの二人の力で乗り越えようとします。
リゼットは自分のためだけにと無理を通そうとせず、誰にとって -
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超甘~~い物語でした!
初ティアラ文庫でどんなもんかなと思って読んだんですが、すごく気に入りました!
主人公ミレーヌはドジだけど使命のために一生懸命で可愛いし、最初妖精として現れるところとかもなんだか新鮮でした。
恋する相手皇帝ジークフリートは「妖精のミレーヌを鳥籠にいれて捕まえておきたい」なんていうほど独占欲が強いけれど、主人公に触れる時はとても優しいところに好感が持てました。
妖精の姿から一時的に人間の姿に戻る手段がキスなんて、とってもメルヘンチックでした。
ジークフリートは最初妖精としてのミレーヌに興味を抱いていたのに、少しずつミレーヌの内面に惹かれていくところも良かったです。
同じくミ -
Posted by ブクログ
ネタバレ内緒の恋、って感じのお話です。
抜け道を抜けて秘密の部屋へ…というちょっとした逃亡劇のようなシーンがあるのですが、ここがとってもいいです。主人公のドキドキ感と、背徳感。そして王子様の甘さがたまらないです!
偽りの身分でお互いスタートしているので、その嘘が後々にヒロインの罪悪感を生み、かつ本当にこの人は、あの時恋に落ちた人なのか?いやきっとそうだわ、でも…という、ヒロインの困惑。
身分差というのも萌えるところです。かたやお金のない貴族。かたや国の後継ぎ…愛妾としてこの人は自分をそばにおいておくつもりなんだろうかと思い悩むシーンは切ないです。
こちらのヒーローは当初甘いキラキラ系の王子様かと思いき