田中孝幸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世界情勢の移り変わりが激しい今、地政学に興味を持って読み始めました。物語形式でとても読みやすく、大まかな世界の地理に基づく仕組みを理解できました。
印象に残ったことを自分のメモも兼ねて書き留めます
・情報、データは海底を経由しているため、海の支配が情報支配につながる
・核の隠し場所は海。だからこそ中国は自分の海の領地の拡大に積極的
・大きな国(中国やロシア)は守るべき境界線が多く管理が大変。
・少数民族が多く存在する国は出て行こうとする遠心力が働くため、引き止めようとする力が働き、それは時に暴力/監視社会につながる
・国は、君主制と共和制に分かれる。多くの国では王と政治家は仕事をわけている
・アフリカが貧しいのは、天候や教育的観点もあるが、政治家がお金を先進国に流していることが最大の要因
・世界は加害者側の国と被害者側の国に分類でき、日本は加害者側である(朝鮮半島への支配)
・各国の世界地図からもわかるように、歴史上強い大国は自らを地球の中心と捉えており、それを他国に受け入れさせてきた
細かいところの疑問は解消されてない部分や、真偽をもっと確認したくなる部分もありますが、それを考えるきっかけとなる本でした。
イランとアメリカ、イスラエルが核兵器を引き金に始めたイラン危機も改めて今回の本の内容をもとに地政学的にも深掘りできそうだと感じました。 -
Posted by ブクログ
昨今よく聞く地政学という文言。その意味を教えてくれる本だと思います。
最もわかりやすいことは、地理的な条件です。
日本は海洋によって守れており、恵まれていることを感じました。
逆にユーラシア大陸の各国はなぜ紛争を続けているのか、アメリカはなぜ世界でTop
でいられるのかを政治と経済、民族の観点も踏まえて教えてくれる本です。
また、時間の経過も世界に影響を及ぼします。
温暖化による影響
資源やインフラの取り合い
戦争の経験の喪失で引き起こされる影響は?など。。
後世に引き継いでいかなくてはいけない経験・意思があるのだと感じました。
本誌最後には、"経験したことからしか学ばない"という教訓を著者は述べています。
私もこの本を通して、世界を見てみたいと感じました。 -
Posted by ブクログ
世界や物事を様々な視点から見る事の大切さを実感できる一冊。マンガと短い解説の文章で構成されていて読みやすく、本書をきっかけに世界についてもっと多角的に学びたいと思えた。
[覚えておきたいこと]
☆ 世界の貿易の9割以上が船を使っている。
アメリカは圧倒的な軍事力で海の仕切り役を担っているので、ドルが世界中の貿易の大半で使われている。だからドルが強い。
☆ 核兵器は①原子力潜水艦、②海中からミサイルを発射する能力、③深くて安全な海、の3つをそろえてはじめて最強のアイテムになる。(3つ全てそろえているのはアメリカとロシアだけ)
☆ 遠くの国と仲良くして近くの国の脅威に対応する「遠交近攻」は地政学(国の地理的条件から国際関係を考える)の王道。
☆ 国連の安保理は最優先課題とした世界大戦(核保有国同士の戦争)の防止には役立ってきたが、その他の紛争の解決には多くを期待できない。
☆アフリカは欧米支配によって民族の事情を無視した国境線を無理やり引かれたことによって国民にまとまりがないことが貧困の一因。民族や部族対立が多い国では民主主義による選挙もうまく機能せず、国内での対立や紛争が絶えない。
そこにつけ込んだ欧米の政治家や経済有力者によって欧米にアフリカのお金が流れている。
(アフリカの天然資源→アフリカの政治家→タックスヘイブン(ケイマン諸島など)→欧米)
☆ 地球温暖化を天然資源開発の助けとなるとしてポジティブにとらえる国もある。
(氷が溶けて北極海を通る航路が使われるようになったり、ロシアの北極圏で石油や天然資源をほれるようになったりと、北の方の土地が有望になる。) -
Posted by ブクログ
義務教育で「地政学」という科目はありませんが、この本を読んでいく中で地理と政治(公民)が合わさった学問なのだと感じました。
本書は、主人公の男の子とその妹が、お店のショーウィンドウに飾られている地球儀をきっかけに、店主のカイゾクさんから地政学を学ぶお話です。
13歳からの地政学ということで、漫画とその後に漫画で描かれた内容の解説が書かれているという構成で、わかりやすく読みやすかったです。
私は、遠交近攻(日本がアメリカと仲良くして中国に対抗する)という言葉を本書で初めて知りました。そういった地理的状況から国としてどのように世界での立ち位置を確立していくかなど、今までなんとなくテレビで見ていた国同士の関係性を、地政学を通して触れることができました。