田中孝幸のレビュー一覧
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義務教育で「地政学」という科目はありませんが、この本を読んでいく中で地理と政治(公民)が合わさった学問なのだと感じました。
本書は、主人公の男の子とその妹が、お店のショーウィンドウに飾られている地球儀をきっかけに、店主のカイゾクさんから地政学を学ぶお話です。
13歳からの地政学ということで、漫画とその後に漫画で描かれた内容の解説が書かれているという構成で、わかりやすく読みやすかったです。
私は、遠交近攻(日本がアメリカと仲良くして中国に対抗する)という言葉を本書で初めて知りました。そういった地理的状況から国としてどのように世界での立ち位置を確立していくかなど、今までなんとなくテレビで見てい -
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ネタバレ世界情勢を分析する上で必要な初歩的知識が得られる本である。
ヨーロッパ諸国において、極右政党が勢力を増しているが、それについての作者の見解には「それ、あなたの考えですよね?」とツッコミを入れたくなった。本質は別のところにある気がする。作者の寄っている方向からの視点が多過ぎる記述が気になる。
新たな知識を得る事もできた。世界を動かすシステムの一つにスパイ機関がある。その情報活動は「シギント」「ヒューミント」
「オシント」である。
シギントとは通信や信号を傍受するシグナル・インテリジェンス。
ヒューミントとは敵の組織に入り込むなどの人との接触を介した活動。
オシントとは公開情報を分析す -
Posted by ブクログ
2026年のGWが始まる前に購入して、GW中に読み終えた本です。今年のGWは天気の悪い日が少しあったので外出する代わりに読書の時間を確保することができました。ウクライナ侵攻に始まり各地で紛争が起きていますが、これを理解するためにも「地政学」の知識や考え方は為になると思い、様々な人の書いた地政学の本を読んでいるので、この本もその1冊となります。
高校時代に地理(というより地図帳)が好きだった私は、解説してある内容と場所がリンクしていると理解が深まります。今後も類書を読んで、著者間の考え方の共通点・相違点を把握していきたいと思います。
以下は気になったポイントです。
・世界中の国が同じルール -
Posted by ブクログ
ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルによるガザ地区への攻撃、そして、アメリカのイラン攻撃など侵略戦争が相次ぎ、世界平和が踏みにじられる不安感が増してきている中で、タイムリーな本であり、少しでも、その背景を知れるのではという思いから読んでみた。
日経新聞の記者として、30年にわたり活躍してきた著者が、現地での取材経験や体験をベースに幅広い情報を収集して解説した本。
とはいえ、狭い島国・日本で暮らしている自分には、なかなか、ピンとこない記述がほとんどで、ストンと落ちる知識にはならない感じがした。
そんな中で、少し覚えておきたいと思った点を列挙しておく。
・中国は原子力潜水艦の運用安定性や隠密 -
Posted by ブクログ
小学校高学年から中学生向けかな。漫画にするためにだいぶとはしょったのかな?
視点はとても鋭い。
情報網も物流も九割海を通るから、海を制しているアメリカが強い。
国連は紛争を解決できていないじゃないか!とはいえ、元々の目的である第3次世界大戦を防ぐ役割はなんとか果たしている。
アメリカやロシアの核兵器はどこに収納されているのか?なんと深海に潜れる原子力潜水艦のなか。だから、核兵器を持つだけでなく、原子力潜水艦を持っていて、海中から発射する能力があって、十分に深い海が領海にあること、が揃ってはじめて最強の兵器となる。あ~だから、中国は深い南シナ海が欲しいんだ…