田中孝幸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
13歳からの、とあるので地政学の本としての内容は濃くはないが、世界に興味を持つきっかけの本としてはとても読みやすく、大人が読んでも面白かった。
この本をきっかけに地政学や世界史関連の本を読みたくなった。
世界中の貿易の9割は海を通る
→陸は安定して物を運べるようになっていない
アメリカは世界の海の行き来を支配している
→だから強い、だからドルがつかわれる
情報も海を通る
→海底ケーブルもアメリカが最多
経済成長
→新しい技術と、人の数
核ミサイルを最強にする条件
→原子力潜水艦、海の中からミサイルを発射する力、潜水艦を隠す海
→中国は南シナ海が欲しい
国の位置が外交を決める、遠交近攻
大き -
Posted by ブクログ
世界や物事を様々な視点から見る事の大切さを実感できる一冊。マンガと短い解説の文章で構成されていて読みやすく、本書をきっかけに世界についてもっと多角的に学びたいと思えた。
[覚えておきたいこと]
☆ 世界の貿易の9割以上が船を使っている。
アメリカは圧倒的な軍事力で海の仕切り役を担っているので、ドルが世界中の貿易の大半で使われている。だからドルが強い。
☆ 核兵器は①原子力潜水艦、②海中からミサイルを発射する能力、③深くて安全な海、の3つをそろえてはじめて最強のアイテムになる。(3つ全てそろえているのはアメリカとロシアだけ)
☆ 遠くの国と仲良くして近くの国の脅威に対応する「遠交近攻」 -
Posted by ブクログ
義務教育で「地政学」という科目はありませんが、この本を読んでいく中で地理と政治(公民)が合わさった学問なのだと感じました。
本書は、主人公の男の子とその妹が、お店のショーウィンドウに飾られている地球儀をきっかけに、店主のカイゾクさんから地政学を学ぶお話です。
13歳からの地政学ということで、漫画とその後に漫画で描かれた内容の解説が書かれているという構成で、わかりやすく読みやすかったです。
私は、遠交近攻(日本がアメリカと仲良くして中国に対抗する)という言葉を本書で初めて知りました。そういった地理的状況から国としてどのように世界での立ち位置を確立していくかなど、今までなんとなくテレビで見てい