田中孝幸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ20万部突破のベストセラー『13歳からの地政学』待望のまんが化!
約2年たっても続くロシアとウクライナの戦争、南シナ海をほしがる中国の狙い、宇宙をめぐるアメリカと中国の対立……、いま世界で起きていること、その裏側・本質が理解できるようになります。
「日本は大国なのか」「なぜ多民族の国が豊かになりにくいのか」「国際法に意味はあるのか」「日本が核爆弾を持つ日は来るのか」……なんとなくでわかっていたつもりになっていた大人もこれから0から知っていく子どもも一緒に楽しんで学べる本になっています。(紹介文より)
ーーーーーーーーーーー
面白くて分かりやすい!
世界を知る上で大切なことが、とてもシンプルに書かれていて、入門書として最適。
地政学、というと難しく感じるが
日々のシンプルな疑問の答えが分かる学びと思うと興味深い。
ぜひ子どもたちに読んでもらいたい。
・海を制する国が世界を制する。
・海は物流の9割を占め、海底ケーブルで通信も握っている
・「遠交近攻」は古くから地政学の王道
・国連は第三次世界大戦という大規模な大戦への抑止力にはなっているが、その他の紛争の解決には期待できない。
・平和はバランスから生まれる
・長い陸続きの国家は、国境管理が大変
・多くの民族を抱える国家は、独立や反政府の動きを必死に抑え込もうとする。逆に少数民族は独立を望むが、独立しても安定して生き残るのは難しい
・アフリカが貧しい理由は、豊富な資源のお金が海外へ流出している
・アフリカは欧米が植民地に時代に無理やり国境を引いた。民族や文化も違う国をまとめるのは大変
・ネガティブな歴史は倫理面での時効はなく蒸し返されることがある
・自分にとっての世界の中心はどこ?自分なりの答えを。 -
匿名
購入済み読みやすくわかりやすい
世間知らずの自分にとって、とても助かる1冊でした。とても読みやすくわかりやすいです。いろいろなニュースを理解していく上で、助けとなる知識を得られた気がします。
-
Posted by ブクログ
ネタバレそうだったのかと、目から鱗のことばかりだった。
まず、世界中の貿易の9割以上が海を通ること。アメリカは世界最強の海軍を持つため、海を支配していること。
陸の経路は道路を造る経費や、他国を通過する際の税金や手続きがある。
インターネットのデータのやり取りの99%は、海底ケーブルが使われること。アメリカは世界で一番多くの海底ケーブルを張り巡らせていること。つまり、やろうと思えば情報を盗み見ることができるということ。
核爆弾はどこにあるのか。それは海。原子力潜水艦に乗せて海の中にいる。いざというときは海の中から発射できる。
潜水艦を隠すには深い海が必要。ロシアはオホーツク海に核兵器を隠し持つ。中国は核ミサイルはあるが、自分で自由にできる海がない。黄海は水深が浅すぎるので✕。よって南シナ海が欲しいのだが、南シナ海はどこの国でも自由に入れる海。中国は、ベトナムやフィリピンの非難を無視してでも南シナ海を手に入れようとしている。
「遠交近攻」…遠くの国と仲良くして近くの国の脅威に対応すること。地政学の王道。日本がアメリカと同盟を組んで、中国に対する立場を強めようとするのも遠交近攻の一環。 -
Posted by ブクログ
不透明感漂う現代。
各国、対外緊張が高まり防衛費が拡大し国内の世論に翻弄され自国ファーストが強まる流れ。
今日本にある平和は辛うじて目に見えるだけのことで、薄氷破れば他国の不穏な沈黙が隠されている。
中国がやっぱり怖いなと思った。
中国はヨーロッパ諸国にもロシアにもアフリカにも外交も経済的にもパイプがある。(日本も貿易では中国や東南アジア、他の国にもたくさんお世話になっているため自給率は低い)
日本が東南アジアやアメリカに外交や経済的にも、もっと深くコミットできれば日本は日本としての手腕を発揮する機会は奪われないとは思う。(核を持てなくても)
アメリカと中国が手を組むというか、協定を結ぶというか、俺は俺でやるから、君は君でそっち頼むわ〜みたいに将来もしもなると(世界をざっくり2つに分けて折り合いつけてそれぞれ統治する)日本の立つ瀬がない。
個人的には中国と平和的に交流するというか、パイプが欲しいのだけれど政治体制そのものが日本とは違うから(中国は国際より国内政治に力を入れたい)、戦時の歴史もあり、なかなか難しい印象。
地球温暖化がこれから進めば中国とロシアはますます身近になる。(彼らもこれからの地球環境を考えない方がメリットある)
状況的にはこれからは中国の立場が国際的に強まるような気がする。
日本はこれからのためにロシアとある程度平和的に外交したくてもアメリカやヨーロッパの目があり、北方領土返還の問題もあるし、こちらも難しい印象。
アメリカが国際的なことより自国ファーストであるという時代に突入してしまったから、日本はこれからどういう立ち位置にアメリカや他国にとっていられるかが問われる状況かもしれない。(日本の存在感。日本の力が発揮できるのは有事ではなく、平時だと個人的に感じる)
日本は、日本が戦争をするしないの話より戦争に巻きこまれるかどうかの話の方が現実的なのかもと本書を読んで思った。(国際的にどのあたりまで関与するのか、支援するのかしないのか、とか。国内外に説明や法解釈の必要性がある)
ロシアとウクライナ、イランとイスラエル(アメリカ)ここらあたりの戦争の行方も刻一刻と世界の羅針盤の針の狂いを加速させそう。
どう解決させるのか、解決させないままゾンビのように利益だけ吸い取られていくのか、それにより世界のパワーバランスがまた変化し、動きそう。
インドの国際的な立ち位置、これからがとても気になる。
人口とインド人としてのアイデンティティ、誇りを持つ国がどう国際的に力を持てるのかが気になる。
日本はインドとのパイプはあるのだろうか。
この本はどうして世界が不透明感漂う時代に漂流してしまったのか、その事情が書かれていて面白かった。
内容は地政学初学者向けかもしれないが、とっかかりとしては良いと思うし、わかりやすく書かれていて勉強になった。