あらすじ
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【本書の魅力①20万部突破のベストセラー『13歳からの地政学』待望のまんが化!】
高校生・中学生の兄妹と年齢不詳の男「カイゾク」との会話を通して「地政学」がわかりやすく楽しく学べる本『13歳からの地政学』をさらにパワーアップさせてまんが化。
【本書の魅力②いま世界で起っていることの「なぜ?」がわかる!】
約2年たっても続くロシアとウクライナの戦争、南シナ海をほしがる中国の狙い、宇宙をめぐるアメリカと中国の対立……、いま世界で起きていること、その裏側・本質が理解できるようになります。
【本書の魅力③大人も子どもも一緒になって学べる!】
「日本は大国なのか」「なぜ多民族の国が豊かになりにくいのか」「国際法に意味はあるのか」「日本が核爆弾を持つ日は来るのか」……なんとなくでわかっていたつもりになっていた大人もこれから0から知っていく子どもも一緒に楽しんで学べる本になっています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
世界や物事を様々な視点から見る事の大切さを実感できる一冊。マンガと短い解説の文章で構成されていて読みやすく、本書をきっかけに世界についてもっと多角的に学びたいと思えた。
[覚えておきたいこと]
☆ 世界の貿易の9割以上が船を使っている。
アメリカは圧倒的な軍事力で海の仕切り役を担っているので、ドルが世界中の貿易の大半で使われている。だからドルが強い。
☆ 核兵器は①原子力潜水艦、②海中からミサイルを発射する能力、③深くて安全な海、の3つをそろえてはじめて最強のアイテムになる。(3つ全てそろえているのはアメリカとロシアだけ)
☆ 遠くの国と仲良くして近くの国の脅威に対応する「遠交近攻」は地政学(国の地理的条件から国際関係を考える)の王道。
☆ 国連の安保理は最優先課題とした世界大戦(核保有国同士の戦争)の防止には役立ってきたが、その他の紛争の解決には多くを期待できない。
☆アフリカは欧米支配によって民族の事情を無視した国境線を無理やり引かれたことによって国民にまとまりがないことが貧困の一因。民族や部族対立が多い国では民主主義による選挙もうまく機能せず、国内での対立や紛争が絶えない。
そこにつけ込んだ欧米の政治家や経済有力者によって欧米にアフリカのお金が流れている。
(アフリカの天然資源→アフリカの政治家→タックスヘイブン(ケイマン諸島など)→欧米)
☆ 地球温暖化を天然資源開発の助けとなるとしてポジティブにとらえる国もある。
(氷が溶けて北極海を通る航路が使われるようになったり、ロシアの北極圏で石油や天然資源をほれるようになったりと、北の方の土地が有望になる。)
Posted by ブクログ
大人だけど難しいことは苦手なので「13歳」と「まんが」に惹かれて読んでみた。内容は難しいことだけど、分かりやすく、そして「この問題について自分はどう考える?」という風に読んでいくことが出来る。
もっと視野を広く持とうと思わせてくれる一冊。
Posted by ブクログ
地球儀を眺めながらアメリカが最強の国と言われる所以やアフリカが貧しい理由、核問題など様々な切り口で世界の仕組みに関して学べる。この本を読むことで内向きな志向からグローバルに考えるきっかけを与えてくれる。
Posted by ブクログ
ベストセラー、13歳からの地政学を漫画化
世界の中心はどこですか?カイゾク店長から学ぶ世界の話。高校生、中学生兄弟がそれぞれ見つけた答えが良かったです。
1.海を制する大国
情報も物も海を渡る
2.海底核ミサイル
核兵器の保管場所は、原子力潜水艦。そのため深く安全な海、海中からミサイルを発射する能力が重要。
3.大国、小国それぞれの事情
4.新時代の地政学
アフリカが貧しい最大の理由は、お金が先進国に大量に流れ出ているため
Posted by ブクログ
義務教育で「地政学」という科目はありませんが、この本を読んでいく中で地理と政治(公民)が合わさった学問なのだと感じました。
本書は、主人公の男の子とその妹が、お店のショーウィンドウに飾られている地球儀をきっかけに、店主のカイゾクさんから地政学を学ぶお話です。
13歳からの地政学ということで、漫画とその後に漫画で描かれた内容の解説が書かれているという構成で、わかりやすく読みやすかったです。
私は、遠交近攻(日本がアメリカと仲良くして中国に対抗する)という言葉を本書で初めて知りました。そういった地理的状況から国としてどのように世界での立ち位置を確立していくかなど、今までなんとなくテレビで見ていた国同士の関係性を、地政学を通して触れることができました。
Posted by ブクログ
アメリカ・中国の覇権争い、海上の制海権を握るアメリカ、原子力潜水艦とそこに搭載される核兵器、そんな事が分かる本。
中学生向けの内容としては良書と思う。
では日本に住む大人はどう振る舞えば良いのだろう?
Posted by ブクログ
小学校高学年から中学生向けかな。漫画にするためにだいぶとはしょったのかな?
視点はとても鋭い。
情報網も物流も九割海を通るから、海を制しているアメリカが強い。
国連は紛争を解決できていないじゃないか!とはいえ、元々の目的である第3次世界大戦を防ぐ役割はなんとか果たしている。
アメリカやロシアの核兵器はどこに収納されているのか?なんと深海に潜れる原子力潜水艦のなか。だから、核兵器を持つだけでなく、原子力潜水艦を持っていて、海中から発射する能力があって、十分に深い海が領海にあること、が揃ってはじめて最強の兵器となる。あ~だから、中国は深い南シナ海が欲しいんだ…
Posted by ブクログ
触りだけでも知りたい、とコミカライズ版を読んだけど、21世紀の今でも海路を抑えることが大国である条件、とは……大航海時代から変わっていなかったんだな。