金子勝のレビュー一覧

  • 儲かる農業論 エネルギー兼業農家のすすめ

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    農業+小規模発電=エネルギー兼業農家で地方創生、というキャッチフレーズは魅力的だ。しかしそのコンセプトの提示に終始して、具体化する方法論に乏しい。そこが残念。

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    2014年11月09日
  • 儲かる農業論 エネルギー兼業農家のすすめ

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    20141108 これからの日本にとって大事な事。片付けないといけない課題なのに、目先のどうでも良いことをやっているように思われる今の政治を変えないと。大事な事が何かわからない人を選んでいる訳ではないのだが。選挙の仕方から変えないといけないのかも。

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    2014年11月08日
  • 閉塞経済 ――金融資本主義のゆくえ

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    バブルの発生メカニズムとその要因、新自由主義とケインジアンとの相克、経済と倫理との関わり、の3つのテーマについて大括りで語られている。
    どれも説得力のあるロジックではあるが、どの経済学者の主張もそれぞれに説得力があり、一体どれが真実なのかわからなくなる。従って本書も素直に100%信頼することができない。例えば、経済政策として教育と再生可能エネルギーへの投資が重要というが、見習うべき例として挙げられていたドイツQ-Cellsは既に中国企業の手に渡り、FIT制度も破綻の危機にある。
     結局歴史のフィルターを通してしか経済政策の正しさを証明できないとすれば、果たして経済学はこれでも科学といえるのだろ

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    2014年03月09日
  • 原発は火力より高い

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     ……イヤもうそれ最初から気づいていたことでしょ? という気がする。
     要は「未来にツケを払わせて今は何とかしのぐ政策」のひとつ。

     なんというか、発展途上国(という言い回しもおかしいけれど)が発展するためにそれ以外を考えられないというならわかるけど、日本はいまだにその根性なんだろうなぁと思う。
     だからこそオリンピック怖い。日本の発展のためと言って、未来に借金を負わないか? ほんとうに?

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    2013年09月21日
  • 原発は不良債権である

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    「原発を再稼働しないと、電気料金大幅な値上げ」とはよく聞きますが、原発の維持、補修、事故の際のコスト、使用済み核燃料の処理等に税金、電気料金がいくらかかってるいるかは中々見えてきません。国民の知らないところで巨額の費用がかかっていることは間違いないです。

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    2013年02月09日
  • 原発は不良債権である

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    運転しない原発は、利益を生まない一方で、費用返済とメンテナンス費だけがかさむ(電力会社から見れば)不良資産である。最近の電力料金値上げの本質は、燃料費の上昇というよりも、むしろ、原発停止による、原発の不良資産化であると著者は言います。(p4-5

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    2012年06月03日
  • 閉塞経済 ――金融資本主義のゆくえ

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    [ 内容 ]
    サブプライムローン危機が世界を揺るがしている。
    その原因を知るには、バブルの発生・崩壊のメカニズムと、七〇年代以降の世界のお金の流れを押さえる必要がある。
    一方、日本国内を見ると、九〇年代以降、政府当局は「構造改革」と「金融自由化」により長期不況を脱する道を選んだが、この選択は果たして正しかったのか。
    政策のバックにある主流派経済学では、もはや問題を解決できず、格差の拡大など、社会の傷を深くするばかりだ。
    経済学の限界を指摘し、日本社会の現状と将来を見据えた新しい経済学の可能性を探る。

    [ 目次 ]
    序 戦後最大の米国不況をどうとらえるか?金融資本主義の経済学
    第1章 バブルの

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    2014年10月27日
  • 閉塞経済 ――金融資本主義のゆくえ

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    現資本主義体制の限界を露呈している。

    政府及び中央銀行が行う需要側・供給側からの財政政策と金融政策の繰り返しは、もはや現在の経済には通用しなくなっており、その限界がサブプライプをはじめとする証券のバブル崩壊で明らかになった。

    アメリカの経済、そしてそれを追随している日本経済は現状体制のままでは大丈夫なのだろうか。

    この著はそんな問いをかけている。

    具体的な答えを金子氏が述べているわけではないが、その懸念を私たちに感じさせる良書だと思う。

    ぜひ金子氏の論文を読んでみたいと思った。

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    2010年07月18日