谷口研語のレビュー一覧

  • 流浪の戦国貴族 近衛前久

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    大河ドラマ「麒麟がくる」で本郷奏多が近衛前久を演じて以来、ずっと気になっていた本。ようやく読めた。
    現職の関白でありながら越後に下向し上杉謙信と共に行動したり、信長に賭けて天下統一に向けた工作に奔走したりと、公家らしからぬ行動力で全国を飛び回った。島津との関係は非常に密接であった。信長、秀吉、家康の時代を生き抜いたのは武家の側の意向もあろうが、前久の行動力にもよるのだろう。

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    2025年01月05日
  • 流浪の戦国貴族 近衛前久

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    本書を手に入れたのは、今まで断片的な知識のみであった近衛前久について、麒麟がくるでの活躍を見て、俄然興味がわいたためです。本書はその期待に充分に答えてくれます。それは、序章 天下一統世代の誕生~第一章 戦国時代~第二章 織田時代~第三章 豊臣時代~終章 天下一統の完成迄前久は全ての時代に積極的にかかわり、生き残ります。

     特に織田信長と親しく、本能寺の変により『前久が主体的に政治活動をする道は閉ざされ』直後に出家するほど大きなショックがあったとあります。当然ながら著者は前久が明智光秀と共謀する説には組みしていません。変後、前久を妬む公家の讒言により、一次徳川家康に身を寄せます。

     果たして麒麟がくるでは本能寺の変とのかかわりを何か描くのでしょうか?楽しみです。
     
    2020.3再版

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    2021年01月17日
  • 犬の日本史 人間とともに歩んだ一万年の物語

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    犬は古来からどのような存在だったのか。それを古代から現代まで大まかに知ることができる。日本史の中で犬が印象なのは、江戸時代の五代将軍綱吉が発令した「生類憐みの令」だろう。私も、犬と日本史というワードを目にしたときは、それが最初に浮かんだ。
    「生類憐みの令」ももちろん取り上げるが、縄文時代や平安時代、鎌倉時代ではどうだったのかなど、教科書では記載されない人々の生活に根付いている犬の存在を、資料や古典文学で紐解いており、面白い発見もあった。

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    2026年03月04日
  • 流浪の戦国貴族 近衛前久

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    朝廷の、家系も官職も最高に位置する、近衛前久。
    しかし世は戦国時代。公家でありながらも武家に伍して、
    奔走する、近衛前久の生涯を綴る。
    序章 天下一統世代の誕生
    第一章 戦国時代  第二章 織田時代  第三章 豊臣時代
    終章 天下一統の完成
    近衛家略系図、近衛前久略年譜、参考文献有り。
    戦国時代、近衛家は天皇家よりも将軍家と密接でしたが、
    前久が関白に就任した頃、朝廷最高の地位は政治でも、
    京の政情に対しても無力でした。
    数度にわたる京からの出奔と7年間の放浪。その中での
    島津氏や家康等の交流は、伝統文化の師範であり、
    また馳走や官途の斡旋。彼はそれらを生かし、
    多くの縁を作り、以後の活動に役立つことになります。
    上杉謙信との蜜月、足利義昭との確執、そして織田信長!
    とりわけ、鷹や馬等での趣味が親交を深めます。
    信長の信頼は厚く、様々な場面で活躍する機会を与えられます。
    本能寺の変後、挫折し出家し徳川家康の元へ。
    再び京に戻れば、官位に目覚めた羽柴秀吉に利用された挙句、
    武家の公家成りが遂行されてしまいます。憤る子息信伊は配流に。
    そして徳川家康の覇権確立。
    公家官位と武家官位は分離されましたが、朝廷は隔離され、
    幕府による干渉が強められていきます。
    出家してからは島津家との深い交流の日々。
    ふともらした“武家の真似事をしている暇に、もっと公家としての
    教養を深めるべきであった”という述懐。
    武家にはなれなかった挫折感。
    しかし、交渉、講和に奔走した前半生の情熱は大したものでした。
    公家でありながらアグレッシブな行動力には驚きです。
    また、戦国時代の歴史の流れと、武家と公家の関わりについて、
    当時の公家社会の所領や官位、家礼の存在、社交等について、
    詳しく書かれていて、得る事が多い内容でした。

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    2020年09月18日
  • 流浪の戦国貴族 近衛前久

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    戦国時代の公家と武家の関係が、これほどわかりやすく理解できる本は他にない。関白になった秀吉の意図や家康の公家政策なども初めて理解した。土佐で武家となった一条氏に見られるように、現代の我々が思う以上に、当時は公家と武家の境界は意外に曖昧だった。

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    2020年08月08日
  • 流浪の戦国貴族 近衛前久

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    ネタバレ

    メッチャ面白い貴族を知りました!近衛前久
    PC漢字変換の都合で「まえひさ」と覚えてしまった
    前久(さきひさ)くんは若くして関白になったため
    常識と権勢のバランスが崩れてしまったようだ
    謙信と気が合い、血の盟約まで行い越後から関東に下向する行動力は、天皇即位の礼をすっぽかそうとする危うさも持ち合わせていた(笑)
    そのためかわからないが、義昭と衝突して33歳の時に京都を出奔する羽目になる(関白は免官、所領も没官)
    7年もの流浪の日々を救い出してくれたのは信長だったが、この二人【気が合う】
    趣味が合うのか、気難しく、朝廷の使者すら面会せず追い返すクセのある信長は前久だけは必ず会う
    天正四年、公卿に逢わず前久子息信伊12歳とだけ語る
    天正五年、信伊元服式を新築二条屋敷(信長加冠)
    天正六年、大船検分する信長に4日間帯同
    天正七年、足軽隊模擬戦に馬廻りたちと同行
    天正九年、安土の左義長・京の馬備えに参加
    天正十年、家康(と梅雪)もてなし猿楽に陪席
    とにかく私信も多く馬・鷹・鱈など贈答多数
    鷹狩や馬・馬具など貴族らしからぬ卓越した知識を共に語らい、茶飲み友達のような親しさだった
    本能寺の変の後、重しが取れた貴族たちは前久を誹謗し、暗殺に使用された近衛邸に疑惑を持つ秀吉に狙われ、家康の所へ避難している
    貴族たちは前久の所領を狙ったのかもしれない
    一度、すべてを失った前久の所領復活させたのも信長だったので、ソコに軋轢を生じたのかもしれない

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    2020年02月29日
  • 地名の博物史

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    地名からはその土地の人の暮らしや、歴史、自然など様々なことがよみとれる。
    旅先で電車の駅名を見ながら由来とかあれこれ想像するのも楽しいもんな。
    一口、が、イモアライ、っておもしろい。
    そういえば先日行った島根の十六島、はウップルイ、ってのもよかったな。

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    2017年08月07日
  • 犬の日本史 人間とともに歩んだ一万年の物語

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    犬の歴史について知りたくて読書。

    犬を中心に日本史を知ることができる。引用資料等が豊富。

    興味を持ったのは日本人が犬を食用していた歴史。狂犬病の歴史。いわゆる日本犬についての歴史。

    日本人が犬を食べていたという明確な資料や本をあまり読んだ記憶がなかったので勉強になる。現代は、日本人が自覚している以上に敗戦を契機に価値観が大きく本当に大きく変わったんだなと思う。

    世界では、いまだに死者を出す狂犬病。昔、昔から存在するのに完治撲滅ができないは不思議だ。

    今、多くの人が日本犬と思っているのは狩猟犬であり、日本犬の一部に過ぎない。本来の存在していた街の犬などは絶滅してしまったとすると寂しい。秋田犬の歴史が意外にも浅いことは初耳。

    先の大戦で、軍用犬として推定10万匹が中国大陸へ送られて返ってきていないらしい。そうすると今もその系統が中国で生きているとなるのだろうか。

    読書時間:約50分

    本書は日本領事館大連出張所でお借りしています。有り難うございます。

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    2014年12月28日
  • 森長可 信長も一目置いた若き猛将「鬼武蔵」

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    ネタバレ

    織田信長もその剛毅な質を認め、「鬼武蔵」の異名をとった猛将・森長可。初陣以来の数々の功名、そして天正十年(1582)の武田攻めによって信濃川中島四郡を与えられ、上杉への備えを任されることに。しかし本能寺の変を境に彼の人生は狂い始め、やがて運命の小牧・長久手の戦いを迎える―。表舞台に立った期間はわずかながらも、鮮烈な光芒を放った武辺者の人生を描いた力作長編小説。

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    2011年11月29日
  • 犬の日本史 人間とともに歩んだ一万年の物語

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    さまざまな古い文献から過去の日本における犬の位置づけを把握し、
    日本人が犬とどのように付き合ってきたかを紐解く内容。
    いかに日本人がペットというものに対して軽薄か
    また、血統を守るということについて無頓着かが露呈する。
    逆に血統を原点回帰させようという人(団体)については
    「日本に純血種がいた時代などなかった」ということを
    著者は言いたいらしい。(たしかにそうだ。)

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    2009年10月10日
  • 森長可 信長も一目置いた若き猛将「鬼武蔵」

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    織田信長にその勇猛さを認められ「鬼武蔵」の異名をとった森長可。数々の戦場で功名をあげ、順調に地位も信頼も上がっていった。仮にもし自分の身に何か起こっても、弟たちがいる限り何の心配もないと安心していた長可に、残酷な報せが届く。“本能寺の変”――・・・。
    蘭丸、坊丸、力丸と一気に3人の弟を失くし、大きな喪失感を味わう長可。彼の人生の歯車が狂い始める・・・。
    池田恒興の娘・お久との見合いで見せた長政の可愛らしさ、酒飲みだがいざとなると強い家臣、謎の忍び・犬八など、キャラクターに温かみ、深みがあり、読んでいて惹き込まれてしまう作品。

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    2009年10月04日
  • 犬の日本史 人間とともに歩んだ一万年の物語

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    【読もうと思った理由】
    最も身近な動物である犬について知ってみたいと思い、手に取りました。
    犬の歴史を知ることで、人の歴史も同時に知れるかもしれない。それくらい、人と犬は密接に共生して来たんじゃないか?と思っています。

    【感想】
    日本史における犬の役割は歴史が分かり面白かった。ただ、これをきっかけに犬に興味が湧くようなことはなかったかな…。けど読んで良かったです。

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    2025年05月17日
  • 「地形」で読み解く日本の合戦

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    知ってる戦いもあったけど、詳細を知らないのも多くて、なかなか興味深かった。でも、説明はちょっとしつこいかな・・・

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    2017年02月04日
  • 「地形」で読み解く日本の合戦

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    地図や写真などが豊富なのでビジュアル的にわかりやすいし、応仁の乱とかどういう経過を辿ったか知らなかったのが知れてよかった。でも別に地理に基づく斬新な説とかってわけでもなくって、淡々と最大公約数的な戦の説明がされていて少し退屈と言えば退屈だった。

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    2015年03月28日
  • 森長可 信長も一目置いた若き猛将「鬼武蔵」

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    戦国好きなら誰でも知ってる、でも、かじる程度の人ならあまり知らない。
    これぐらいの知名度の武将の本を読むのはおもしろい。
    「鬼」と呼ばれる長可の片鱗をあまり見れなかったような気がするのが残念なところではあるが…。
    ちなみにうちの子の名前は長可の弟と同じ名前です。

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    2013年10月11日
  • 犬の日本史 人間とともに歩んだ一万年の物語

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    「犬」というと飼うものというイメージが強い。お隣の国である韓国では「食犬」と呼ばれるものも存在するのだが、日本でもかつてはそういった文化が存在した。
    日本人と「犬」の関係は一万年の間、切っても切れない関係となったのは言うまでも無いのだが、本書はその関係の深さについて考察を行っている。

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    2012年12月24日
  • ウラ読み「戦国合戦」

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    歴史はミステリーの最高傑作だ。
    諸説ある信長の最後、女性による関ヶ原ルポ。
    戦国を代表する合戦の舞台裏ではいったい何があったのか?本書では、桶狭間から大坂の陣まで、主に信長・秀吉・家康の三大天下人に関連した17を厳選。通説や俗説に埋もれた戦国合戦の意外な真相に迫る。

    2008年の刊。文庫書き下ろし。
    引用史料は載っているものの、参考文献の表記が無く、先行研究に言及されていないのが残念なところである。14章から構成されている。
    全体的に、ウラ読みとは言い過ぎの感がある。

     桶狭間合戦
      勘気をこうむった前田利家が帰参を望み手柄を立てたものの首は打ち捨 てという軍令があったため、信長に無視されたという視点は面白かったが
     桶狭間合戦の結果、武田信玄は織田・徳川連合の強大化を脅威に感じ、駿
     河侵攻を図ったという見方は飛躍があるように感じた。(駿河侵攻の結果
     北条、上杉を敵に回した事を考えると、信玄が本当に名将であったのか、
     疑問を感じてしまう。)

     川中島合戦
      信玄の影武者の話、「信玄の急死以来、甲府の武田家重臣たちは、その
     秘匿工作に忙殺されていた。そんなところへ、同盟関係にあった相模小田
     原の北条氏康から、病気見舞いの使者が派遣された」というエピソードに
     ふれられているが、氏康の方が先に死んでいるので、氏政の代であろう。
      元史料がそうなっているのかもしれないが、残念な感じがする。
      舞台裏として、善光寺争奪戦に触れられているのは、面白かった。

     姉川合戦
      新しい見方として、浅井氏は朝倉氏の一部将であったという説を紹介
     しているが、深く掘り下げている訳ではないので物足りない。また、この
     説のもとも明示されていないのは残念。
      姉川合戦自体を深くウラ読みしている訳ではなく物足りない。

     三方ヶ原合戦
      特にウラ読みしている感じはない。

     長篠合戦
      甲陽軍艦を用い、武田軍の軍議の模様を記している。真偽は不明として
     いるものの、実際は長坂釣閑斎が居なかったことには、触れられていな
     い。些細な事かもしれないが残念。 

     石山戦争
      本願寺が東西に分かれた訳は面白かった。

     本能寺の変
     山崎合戦
     賤ヶ岳合戦
     小牧・長久手合戦
     小田原の陣
      石田三成の忍城水攻めを秀吉の真似としているが、秀吉の強い意志に
     より水攻めされた事には触れられていない。

     関ヶ原合戦
      関ヶ原が古来よりの要衝であり、合戦が行われていたという視点は面
     白いが、ウラ読みというほどの内容は無い。

     大坂の陣
     その他の合戦

    合戦そのものを深く考察している訳ではないし、疑問に対し納得出来る答
    えを提示している訳でもない。読んだら豆知識が増えるといった感じかしら。

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    2012年01月29日
  • 地名の博物史

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    筆者は日本中世史を専攻する大学の先生。書名が博物史となっているように地名の来歴、いわれを調べて分類した論文風の本。
    おもしろいと思った地名。
    余目あまるめ、余部。五十戸一里のあまり
    北海道の〜ナイ、〜ぺ は川や沢を意味するアイヌ語。
    遠江は浜名湖、近江は琵琶湖。「近つ淡海」のアハウミから。
    飛鳥は奈良の明日香村と大阪羽曳野市飛鳥。アスカの枕詞が飛ぶ鳥。

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    2011年10月20日
  • 地名の博物史

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    地名は、わたしたちの祖先が生み出し、育て、数百年、千数百年にわたって守りつづけてきた貴重な「文化財」である。
    本書では地名の表記用字に着目し、漢字表記に使われる事物を用いて地名を分類・解説するというユニークな試みを行う。
    「獣」「身体」「位置」「数」の用字を読み解くなかから、それぞれの地域の豊かな歴史が見えてくる一冊である。

    [ 目次 ]
    第1章 「獣」篇(犬;狼;牛;馬;猪;鹿;猫)
    第2章 「身体」篇(身体;頭;目;口;手;足)
    第3章 「位置」篇(上下;東西;南北;内外;中間;遠近)
    第4章 「数」篇(数;一;一桁;二桁;三桁;千;万)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2011年04月23日
  • 地形で読みとく合戦史

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    大変多くの合戦が紹介されています。
    年代順とか武将別とかではなく、書名にある通り、地形毎に紹介しています。
    例えば原名(関ヶ原)、島名(屋島)、川名(姉川)など。
    今までの合戦のイメージはボードゲームのような平面だったのですが、
    この本を読んで少し立体感を持ち始めました。

    01.原名
    02.川名
    03.橋名
    04.島名
    05.山名
    06.峠名
    07.畷名
    08.狭間名
    09.城名
    10.その他

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    2009年10月04日