谷口研語のレビュー一覧

  • 流浪の戦国貴族 近衛前久
    本書を手に入れたのは、今まで断片的な知識のみであった近衛前久について、麒麟がくるでの活躍を見て、俄然興味がわいたためです。本書はその期待に充分に答えてくれます。それは、序章 天下一統世代の誕生~第一章 戦国時代~第二章 織田時代~第三章 豊臣時代~終章 天下一統の完成迄前久は全ての時代に積極的にかか...続きを読む
  • 流浪の戦国貴族 近衛前久
    朝廷の、家系も官職も最高に位置する、近衛前久。
    しかし世は戦国時代。公家でありながらも武家に伍して、
    奔走する、近衛前久の生涯を綴る。
    序章 天下一統世代の誕生
    第一章 戦国時代  第二章 織田時代  第三章 豊臣時代
    終章 天下一統の完成
    近衛家略系図、近衛前久略年譜、参考文献有り。
    戦国時代、近...続きを読む
  • 流浪の戦国貴族 近衛前久
    戦国時代の公家と武家の関係が、これほどわかりやすく理解できる本は他にない。関白になった秀吉の意図や家康の公家政策なども初めて理解した。土佐で武家となった一条氏に見られるように、現代の我々が思う以上に、当時は公家と武家の境界は意外に曖昧だった。
  • 流浪の戦国貴族 近衛前久
    メッチャ面白い貴族を知りました!近衛前久
    PC漢字変換の都合で「まえひさ」と覚えてしまった
    前久(さきひさ)くんは若くして関白になったため
    常識と権勢のバランスが崩れてしまったようだ
    謙信と気が合い、血の盟約まで行い越後から関東に下向する行動力は、天皇即位の礼をすっぽかそうとする危うさも持ち合わせて...続きを読む
  • 地名の博物史
    地名からはその土地の人の暮らしや、歴史、自然など様々なことがよみとれる。
    旅先で電車の駅名を見ながら由来とかあれこれ想像するのも楽しいもんな。
    一口、が、イモアライ、っておもしろい。
    そういえば先日行った島根の十六島、はウップルイ、ってのもよかったな。
  • 犬の日本史 人間とともに歩んだ一万年の物語
    犬の歴史について知りたくて読書。

    犬を中心に日本史を知ることができる。引用資料等が豊富。

    興味を持ったのは日本人が犬を食用していた歴史。狂犬病の歴史。いわゆる日本犬についての歴史。

    日本人が犬を食べていたという明確な資料や本をあまり読んだ記憶がなかったので勉強になる。現代は、日本人が自覚してい...続きを読む
  • 森長可 信長も一目置いた若き猛将「鬼武蔵」
    織田信長もその剛毅な質を認め、「鬼武蔵」の異名をとった猛将・森長可。初陣以来の数々の功名、そして天正十年(1582)の武田攻めによって信濃川中島四郡を与えられ、上杉への備えを任されることに。しかし本能寺の変を境に彼の人生は狂い始め、やがて運命の小牧・長久手の戦いを迎える―。表舞台に立った期間はわずか...続きを読む
  • 犬の日本史 人間とともに歩んだ一万年の物語
    さまざまな古い文献から過去の日本における犬の位置づけを把握し、
    日本人が犬とどのように付き合ってきたかを紐解く内容。
    いかに日本人がペットというものに対して軽薄か
    また、血統を守るということについて無頓着かが露呈する。
    逆に血統を原点回帰させようという人(団体)については
    「日本に純血種がいた時代な...続きを読む
  • 森長可 信長も一目置いた若き猛将「鬼武蔵」
    織田信長にその勇猛さを認められ「鬼武蔵」の異名をとった森長可。数々の戦場で功名をあげ、順調に地位も信頼も上がっていった。仮にもし自分の身に何か起こっても、弟たちがいる限り何の心配もないと安心していた長可に、残酷な報せが届く。“本能寺の変”――・・・。
    蘭丸、坊丸、力丸と一気に3人の弟を失くし、大きな...続きを読む
  • 「地形」で読み解く日本の合戦
    知ってる戦いもあったけど、詳細を知らないのも多くて、なかなか興味深かった。でも、説明はちょっとしつこいかな・・・
  • 「地形」で読み解く日本の合戦
    地図や写真などが豊富なのでビジュアル的にわかりやすいし、応仁の乱とかどういう経過を辿ったか知らなかったのが知れてよかった。でも別に地理に基づく斬新な説とかってわけでもなくって、淡々と最大公約数的な戦の説明がされていて少し退屈と言えば退屈だった。
  • 森長可 信長も一目置いた若き猛将「鬼武蔵」
    戦国好きなら誰でも知ってる、でも、かじる程度の人ならあまり知らない。
    これぐらいの知名度の武将の本を読むのはおもしろい。
    「鬼」と呼ばれる長可の片鱗をあまり見れなかったような気がするのが残念なところではあるが…。
    ちなみにうちの子の名前は長可の弟と同じ名前です。
  • 犬の日本史 人間とともに歩んだ一万年の物語
    「犬」というと飼うものというイメージが強い。お隣の国である韓国では「食犬」と呼ばれるものも存在するのだが、日本でもかつてはそういった文化が存在した。
    日本人と「犬」の関係は一万年の間、切っても切れない関係となったのは言うまでも無いのだが、本書はその関係の深さについて考察を行っている。
  • ウラ読み「戦国合戦」
    歴史はミステリーの最高傑作だ。
    諸説ある信長の最後、女性による関ヶ原ルポ。
    戦国を代表する合戦の舞台裏ではいったい何があったのか?本書では、桶狭間から大坂の陣まで、主に信長・秀吉・家康の三大天下人に関連した17を厳選。通説や俗説に埋もれた戦国合戦の意外な真相に迫る。

    2008年の刊。文庫書き...続きを読む
  • 地名の博物史
    筆者は日本中世史を専攻する大学の先生。書名が博物史となっているように地名の来歴、いわれを調べて分類した論文風の本。
    おもしろいと思った地名。
    余目あまるめ、余部。五十戸一里のあまり
    北海道の〜ナイ、〜ぺ は川や沢を意味するアイヌ語。
    遠江は浜名湖、近江は琵琶湖。「近つ淡海」のアハウミから。
    飛鳥は奈...続きを読む
  • 地名の博物史
    [ 内容 ]
    地名は、わたしたちの祖先が生み出し、育て、数百年、千数百年にわたって守りつづけてきた貴重な「文化財」である。
    本書では地名の表記用字に着目し、漢字表記に使われる事物を用いて地名を分類・解説するというユニークな試みを行う。
    「獣」「身体」「位置」「数」の用字を読み解くなかから、それぞれの...続きを読む
  • 地形で読みとく合戦史
    大変多くの合戦が紹介されています。
    年代順とか武将別とかではなく、書名にある通り、地形毎に紹介しています。
    例えば原名(関ヶ原)、島名(屋島)、川名(姉川)など。
    今までの合戦のイメージはボードゲームのような平面だったのですが、
    この本を読んで少し立体感を持ち始めました。

    01.原名
    02.川名
    ...続きを読む
  • 森長可 信長も一目置いた若き猛将「鬼武蔵」
    「鬼武蔵」の異名をとった猛将森長可の生涯を綴った文庫本。
    信長の小姓として有名な森蘭丸の兄でもある。
    蘭丸を始め本能寺の変で人生が大きく狂ってしまった森家。
    柴田や滝川同様、信長あっての長可という感じ。