あらすじ
地名は、わたしたちの祖先が生み出し、育て、数百年、千数百年にわたって守りつづけてきた貴重な「文化財」である。本書では地名の表記用字に着目し、漢字表記に使われる事物を用いて地名を分類・解説するというユニークな試みを行う。「獣」「身体」「位置」「数」の用字を読み解くなかから、それぞれの地域の豊かな歴史が見えてくる一冊である。
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Posted by ブクログ
地名からはその土地の人の暮らしや、歴史、自然など様々なことがよみとれる。
旅先で電車の駅名を見ながら由来とかあれこれ想像するのも楽しいもんな。
一口、が、イモアライ、っておもしろい。
そういえば先日行った島根の十六島、はウップルイ、ってのもよかったな。
Posted by ブクログ
筆者は日本中世史を専攻する大学の先生。書名が博物史となっているように地名の来歴、いわれを調べて分類した論文風の本。
おもしろいと思った地名。
余目あまるめ、余部。五十戸一里のあまり
北海道の〜ナイ、〜ぺ は川や沢を意味するアイヌ語。
遠江は浜名湖、近江は琵琶湖。「近つ淡海」のアハウミから。
飛鳥は奈良の明日香村と大阪羽曳野市飛鳥。アスカの枕詞が飛ぶ鳥。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
地名は、わたしたちの祖先が生み出し、育て、数百年、千数百年にわたって守りつづけてきた貴重な「文化財」である。
本書では地名の表記用字に着目し、漢字表記に使われる事物を用いて地名を分類・解説するというユニークな試みを行う。
「獣」「身体」「位置」「数」の用字を読み解くなかから、それぞれの地域の豊かな歴史が見えてくる一冊である。
[ 目次 ]
第1章 「獣」篇(犬;狼;牛;馬;猪;鹿;猫)
第2章 「身体」篇(身体;頭;目;口;手;足)
第3章 「位置」篇(上下;東西;南北;内外;中間;遠近)
第4章 「数」篇(数;一;一桁;二桁;三桁;千;万)
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