要点:
fragment, fragile, fractal, agile, weak thought, radical will
部分は全体より大きいことがある。
全体は常に欠如の試練をうける。
体は皮膚で閉じてはいない。
「全体」って何? その「全体」とやらを見せてくれ。
10メートル離れるとアーティストに見え、5メートルに近づくと身障者に見える自分の目とはいったい何なのか。
「感じやすい問題」とつきあうには、自分と同じ挫折を知っている人とできるだけ話し合うこと。
気分(stimmung)
O(肛門)からA(口腔)に突き抜けているAO円筒。内は外。
あいまいな領域を示す言葉。あいまいな動向を示す言葉。弱い言葉。
ネットワーカーは「あいだ」にいる。「近さ」にいる。
既存勢力の抵抗を受ける。法を犯す。
ハードルの作り方が上手い。
メディアを作る。自身がメディアの本質をもっているから。
消極的なネットワーカー売茶翁のノマディックな茶店。
当座の茶室。仮の宿。ボランタリーなネットワーク。自発的。
境界を弱く柔らかくしておく。
情報は「弱さ」や「欠如」へ向かって流れる。
情報には地(ground)と図(figure)がある。関係が重要。
情報は自分の内なる関係性を外部性と交換したがっている。
情報は対発生したがっている。
情報は編集されたがっている。
ネットワーキングの本質は編集であり、
その編集の本質は「弱さ」を「近さ」に変えること。
「弱音を吐くこと」ではなく「弱音を聞くこと」を重視する。
-------------------------------------------------------------
メモ:
ぼくが読んできた本のほとんどでは大部分が文脈のための文章であってユニークなメッセージはたかだか一頁に収まるのだったが本はそういうものなのだと理解している。くだらない本なら結論だけ読んで済ませる。
何度も読む価値のある本に出会うこともある。一度読めば済む本の価値が低いわけではない。
本を読むという個別的な体験に正解などない。何を読んでもいい。読みたいように読めばいい。『橋はなぜ落ちたのか』に立法府の制度を読んでもいい。人にどうこう言われる筋合いはない。
本に書き込む読書をやめてしばらくになる。流れるように読む。蓄積しない。忘れたらまた読む。食べるように読んでいるにすぎない。
著者名著書名引用などに拘るアカデミズムは知の共有という大義名分のための方便として知の私有制を確立しているに過ぎないはずだが知的私有権幻想は内面化されやすいようで学術論文の外でも名前(誰が)に執着するのは制度が価値観に転換した職業病の一種かと。
職業病は自覚しにくい。しばしば自覚しても不可避。ディシプリンは躾(しつけ)という意味。
意識は連続していない。毎晩眠る度に途切れる。身体は連続している。
自己とは何かを人間拡張技術の時代に考える。同一性や人権のありかや範囲はどこか。
『キル・ビル』で覚醒したブライドの心境
身体制御の再獲得とギブソン理論
視聴覚交換装置の拡張は身体交換。神社の階段を落ちるなど。
全人類一人一人の時間があるのだが、もしそれを撮影でアーカイブするなら一つの場にあって一画面におさまる人々を一画面で済ますことによってアーカイブは圧縮される。全人類が一つのホールに集まっているなら天井に一つのカメラがあればいい。
人々が同じ場にいると時間経過に伴う人数分の情報を圧縮できる。
体は皮膚で閉じてはいない。
sense、意味、感覚
本づくりにとって序文は縁先の一つ。
東洲斎写楽というヴァーチャル・キャラクター。
-------------------------------------------------------------
正直5章までは「ざけんな松岡」と思いながら読んでいたw
6章が面白かった。読んだかいがあった。松岡さん、サーセンw