フラジャイル ――弱さからの出発
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フラジャイル ――弱さからの出発

1,496円 (税込)

7pt

なぜ、弱さは強さよりも深いのか?
なぜ、われわれは脆くはかないものにこそ惹かれるのか?

薄弱・断片・あやうさ・境界・異端……といった感覚に光をあて、「弱さ」のもつ新しい意味を探る。
解説:高橋睦郎

===
“「弱さ」は「強さ」の欠如ではない。「弱さ」というそれ自体の特徴をもった劇的でピアニッシモな現象なのである。部分でしかなく、引きちぎられた断片でしかないようなのに、ときに全体をおびやかし、総体に抵抗する透明な微細力をもっているのである”という著者が、薄弱・断片・あやうさ・曖昧・境界・異端など、従来かえりみられてこなかったfragileな感覚に様々な側面から光をあて、「弱さ」のもつ新しい意味を探る。解説:高橋睦郎

【目次】
I ウィーク・ソートで?
1 弱さの多様性
2 壊れもの注意!

II 忘れられた感覚
1 全体から断片へ
2 フラジリティの記憶
3 はかない消息

III 身体から場所へ
1 あいまいな「私」
2 振舞の場所
3 トワイライト・シーン

IV 感性の背景
1 葛藤の事情
2 複雑なシステム
3 いつかネオテニー
4 ハイパージェンダー

V 異例の伝説
1 欠けた王
2 境界をまたぐ
3 隠れた統率者
4 遊俠の季節

VI フラジャイルな反撃
1 感じやすい問題
2 ネットワーカーの役割
3 ラディカル・ウィル

あとがき
文庫版あとがき
解説◆弱々しさの勧め 高橋睦郎

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フラジャイル ――弱さからの出発 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    本誌p159で、正剛先生が『劣等感』の定義について語るくだりがあります。
    結局のところ自分はこの部分を読むためにこの本を手に取ったのかもしれません。

    著者は、劣等感は自分の弱さの自覚によって生じる訳ではなく、むしろ強さへの過信や期待、「ひょっとしたら(上手くいくかもしれない)」という高揚がなくては

    0
    2026年04月05日

    Posted by ブクログ

    松岡正剛の著作を制覇したい。
    めちゃめちゃ面白かった。
    強い/弱いを優秀/劣等ではない軸に置き直して議論した文章。揺らぎのある"弱さ”の方が豊かで物語性に富んでいることは自明のように思って、議論する余地があるのか疑問に思っていたが、確かによく紐解いてみると、差別や人間の起源や制度や楽しみの

    0
    2026年05月08日

    Posted by ブクログ

    自分の弱さを否定して、他人に見せないように、強い自分であろうと、今まで努力してきた感があるけど、そんな自分の弱い部分を認め、自分の弱さと向き合うことこそ必要だったのではないか。そんなことを実感しているときに出会った本。
    難解な例えも多いですが、読めば読むほど「弱さ」の深みにはまって、なるほどなーと思

    0
    2012年05月16日

    Posted by ブクログ

    少なくとも本書が創刊された1995年の時点で、松岡正剛は今流行りの「ネットワーカー」「ノマド」としての生き方に着目をしている。

    この松岡正剛の見方を持ってすれば、現行の「ネットワーカー」や「ノマド」に注がれる意識の欠陥は、まさにその「『欠陥』を認識していない」というところに集約される。

    「ネット

    0
    2012年03月01日

    Posted by ブクログ

    この本を読んで思考と感じ方のスタイルが変えられた。最も影響を受けた一冊。

    どれだけ自分を弱めて世界の再微弱音を聴き取れるか、フラフラするものをどうつかまえてどのように通過させるか、そのための方法を探している。

    フラフラするものはとても柔らかく曖昧なメディウムで様々な領域に流れ込んで敏感に変化して

    0
    2010年03月22日

    Posted by ブクログ

    松岡正剛さんの名前を初めて知ったのは、3年前の誕生日に夫に買ってもらった「情報の歴史21」からだった。

    ちょうど自分的に世界史ブームで沸いていたころ、世界同時年表さえあれば横の繋がりでよりダイナミックな歴史がわかるのでは⁈と大変興奮した。
    こんな編集ができるなんて!
    そして前書きやところどころに書

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    人生に定期的に訪れる倦怠感に悩まされてきたときに読んだ『フラジャイル』。自らのうちに住む「強者」と「弱者」。後者を飼いならさぬことには、前進を続けることはできない。歴史や文学、ときに物理や生物まで、縦横無尽な知でたどるフラジリティ。

    0
    2017年08月28日

    Posted by ブクログ

    東大や京大、アメリカの著名な学校のMBAホルダーばっかりの某企業のマーケティング部にいた頃、強くなければ生きている意味がない、と思っていました。毎日が闘い。フィリップ・マーロウの「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きている意味がない」を唱えながら日々過ごしていました。
    そんな中、尊敬する部

    0
    2012年07月12日

    Posted by ブクログ

    【最初のページ】
    この本は、はなはだ奇妙な議論に熱中するためにある。私の熱中は、これまでまったく顧みられてこなかった「弱さ」というものをめぐっている。また、弱さにひそむ「フラジャイルな感覚」をめぐっている。

    【感想】
    読み途中ですが、登録してもいいかなと思えるくらい面白いです。
    成功寓話やヒーロー

    0
    2011年04月09日

    Posted by ブクログ

    ものすごい本だと思った。松岡正剛という人は、書きたいことは山ほどあるのに、それを書いてまとめる時間が全然足りない人なんだろうと思う。
    そういう人が、力を注いでまとめた一冊の本というのは、計り知れないほどの価値がある。この一冊が生み出される背景に、膨大な量の知識と、それらの有機的な結びつきが必要である

    0
    2020年07月15日

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