花田一三六のレビュー一覧
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ザ・スニーカーで掲載されていた頃から好きだった『戦塵外史』もついに完結。
最終刊は前後半に分かれた長編。
前半は傀儡となった兄の皇帝の話。後半は帝位から追われた妹の話。
前半は少し影のある話、後半はさわやかで気持ちの良い話で、戦塵外史の良さが詰め込まれたような内容でした。
後書きにもあるようにネタが...続きを読むPosted by ブクログ -
ダリウス マジ カッコイイ。
思わず片言になってしまうほど、格好良い。
お前に惚れずして、誰に惚れろと…!?
あ、でもフーシェさんも、どストライク…(すみません、策士に弱いんです)
キャラの目移りが本当に激しい作品。だって男女問わず格好良いんだもの…!
皆、男前過ぎるよ(*´д`*)...続きを読むPosted by ブクログ -
もう、蒸気錬金術というギミックだけで素晴らし苦面白いです。
内容も今までの著者の様な内容とは趣が違って楽しく読めました。
でも今までの架空戦記物も読んでみたいですね。Posted by ブクログ -
蒸気錬金技術が発達したロンドン人が魔法都市アヴァロンを旅する物語。
使い魔の妖精と作家のやり取りが小気味良い。Posted by ブクログ -
作者のデビュー作から続くシリーズ完結作。今回はシリーズでよく出てきた、皇帝アイーシアの追放と復帰のお話。
相変わらず花田節炸裂の歴史小説に仕上がってました。
前半はアイーシアの代わりに皇帝となったヴァルキールの自刃するまでの話。ここに出てくる道化、あまりの強さに絶対正体が明かされると思ったのですが、...続きを読むPosted by ブクログ -
滅亡した国の世継ぎだった、戦場では敵無しの男が、似た境遇の亡国の皇女が図った反攻に乗ってたった五人で国を奪おうとする話。
主人公・ダリウスの豪快さ、豪傑ぶりはもちろん、肝の据わった態度、突き抜けた気持ちのいい性格に読んでいて心惹かれる。
物語はフィクションなのだが、文体がどこかの歴史書を現代...続きを読むPosted by ブクログ -
これで最終巻なんてもったいない。
アイーシアの恵まれた環境(もちろん自力で作り上げた)と、ヴァルキールの虚ろな玉座の対比がむごい。道化とハルの対比もかなしい。
前半はつらいお話ですよ。
で、後半はもうニヤニヤ。Posted by ブクログ -
人族、猫族、犬族、鳥族、それぞれの混血。
勢揃いした。
この本の始まりがあんなシーンだと思わなかった。
電車で読もうとしてびっくりして本を一度閉じてしまった。
前巻に引続きなので、意識がない時に回想するのが好きなのかな??Posted by ブクログ -
全5作予定の第2巻の今回題名になったのは、作中の傭兵団の名前。
「シュタールヴィント」。(予想では5部族の名前かな、と思ってたけど外れた…)
龍族に選ばれたベルネは、その目的地に辿り着くため傭兵団に入ることに。団の中で、あらゆる部署を経験して、ベルネが得るものとは?!
今回は時系列に各章進む...続きを読むPosted by ブクログ -
「蒸気と錬金」タイトルからワクワクする思いで本書を購入しました。
内容は、主人公である「私」と蒸気錬金式幻燈機に収められた妖精型幻燈種「ポーシャ」と共に傑作小説を執筆すべく、編集者から提案された取材旅行に向かうというもの。主人公とポーシャとの夫婦漫才とも取れる掛け合いが楽しく、最後までテンポ良く読...続きを読むPosted by ブクログ -
極端に簡潔な文章で戦記ものの体裁を使って描いた英雄伝説
舞台や登場人物の個性ですら簡潔であることで意味を持たせるという個性が独特だPosted by ブクログ -
滅ぶ側と滅ぼす側の歴史。
どちらも人間くさく、ありきたりな英雄物とかになってないのが
よかった所。
道化いいな、道化。Posted by ブクログ