【感想・ネタバレ】戦塵外史 野を馳せる風のごとくのレビュー

あらすじ

国がひとつ、死に瀕していた。「面白かったな」というのが、国の最高権力者アバール大公の感想である。無骨な漢達がしのぎを削る! 戦塵外史シリーズ第一弾! 「どけえいっ」 一陣の風のごとく戦場を駆け抜ける赤毛の巨馬。騎乗する男が振るうのは、一スタルト(約三・六メートル)はあろうかという“削り出し”の大槍だ。それに触れた五人の兵士の首が一度に飛ぶ。人間業ではない。彼の名はダリウス。今は亡きアバール大公国の世継ぎである。その肉体も、精神も、強さも、全てが桁外れの男である。「兵を挙げて頂きたく存じます」 彼の内縁の妻アスティアが連れてきたのは、亡国の皇女フィアナだった。生ぬるい平和に退屈していたダリウスは即決した。たった五人で一国を奪う……。こんな愉快な話が他にあるだろうか。「ひとつ派手にやろうじゃないか!」

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

架空の中世っぽい世界の歴史小説風の痛快物語。
負けなさそうな主人公キャラの存在は読んでて安心感がありますね。

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2022年07月24日

Posted by ブクログ

 ダリウス マジ カッコイイ。
 思わず片言になってしまうほど、格好良い。

 お前に惚れずして、誰に惚れろと…!?

 あ、でもフーシェさんも、どストライク…(すみません、策士に弱いんです)
 キャラの目移りが本当に激しい作品。だって男女問わず格好良いんだもの…!
 皆、男前過ぎるよ(*´д`*)

 基本、短編集なのですが、読み終えると全ての話が繋がっていて脱帽。
 1巻表紙中央を飾るダリウスですが、やはり他の巻でちょい役として出てきてもキタ━(゚∀゚)━!ってなりますね(笑)ダリウスたんキタ、これで勝つる…!
 敵にも愛されるキャラ、正に敵なし。

 フーシェ先生は2巻でクローズアップされるのですが、もう17歳の王様と27歳の補佐役って…!何ですか、まずその設定に萌えっ(落ち着け)
 流行り病から生還したフーシェに抱きつく王様可愛過ぎる。そして王様も男前過ぎる(3巻参照)流石今後大陸を制覇する最強タッグ。

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2010年06月23日

Posted by ブクログ

 滅亡した国の世継ぎだった、戦場では敵無しの男が、似た境遇の亡国の皇女が図った反攻に乗ってたった五人で国を奪おうとする話。

 主人公・ダリウスの豪快さ、豪傑ぶりはもちろん、肝の据わった態度、突き抜けた気持ちのいい性格に読んでいて心惹かれる。
 物語はフィクションなのだが、文体がどこかの歴史書を現代人が紹介するような形をとっており、ありもしない国が本当に存在していたかのような気にさせられる。一応、一巻で話が完結するのも私としてはうれしい。

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2015年09月23日

Posted by ブクログ

極端に簡潔な文章で戦記ものの体裁を使って描いた英雄伝説
舞台や登場人物の個性ですら簡潔であることで意味を持たせるという個性が独特だ

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2019年01月11日

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