児島青のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全ての話に共通して異なる角度の本に対する愛情や愛着を感じられ、本だけじゃなくて、本を読む人や本が好きな人って素敵だなと改めて思えた。
どの話も読後の清々しさが気持ち良い。
コマ割りによる展開や絵の見せ方がすごく劇的で度々鳥肌立つくらい感情揺さぶられる。
中でも第四話のジョージさんと田部さんの間にできる感覚的な"壁"の演出がすごくてびっくりした。
あと各話の表題のイラストがお洒落で素敵。
作品内の登場人物に粋でステキなおじさまとおばさまがたくさん登場するのが印象的だった。
特に第二話の仲睦まじい夫婦と、第五話の着物を着こなす格好良いおばさまが、思わず胸がきゅんとしてしまう -
Posted by ブクログ
『本なら売るほど』1巻を読んでまず感じたのは、これは古本屋を舞台にした漫画ではあるけれど、本当に描いているのは「本そのもの」ではなく、「本をめぐる人間たち」だということだった。
舞台は古本屋・十月堂。そこを訪れる客と店主とのやり取りを描く連作短編集のような構成になっている。大きな事件は起きないし、劇的な展開もない。しかし不思議なほど面白い。なぜなら、この作品は本を通して人間を描いているからだ。
作中には様々な客が登場する。本を集めることに執着する人、本との思い出を抱えている人、価値を求める人、ただ暇つぶしに立ち寄る人。同じ本であっても、その人にとっての意味はまったく違う。本というモノを扱い -
Posted by ブクログ
コミックを買って読んだのは十年ぶりくらいかもしれない。岡崎武志さんがどこかでこの漫画のことを書いていたので何となく気になってはいたが、最近大きな賞(手塚治虫文化賞マンガ大賞)をもらったとのことで、読んでみた。
作者の児島青はこの本がデビュー作とのことだが、古本好きの心をくすぐるポイントをよく知っている。第1話の「本を葬送る」から話に釣り込まれ、最後まで一気に読んでしまった。
古本屋を舞台とするラノベやコミックは最近多いようだ。人間一人一人に人生があるように、古書一冊一冊にもそれぞれの来歴がある。それが物語を作る。新たな本との出合いは、新たな人との出会いに似ている。
2巻・3巻も出ているよ