児島青のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
メディアでの露出、書店での平積み率が高く、読前から期待値が高かった作品。昨今、漫画は期待値と読後感の反比例が個人的なストレスだった。この作品は期待値に比例して読み応えがある大人の漫画でした。
コンプラ、ポリコレ全盛の現代において、毒にも薬にもならない作品が跋扈する中、きちんと薬として作用しているなぁという印象です。
特筆すべきは第二話『コーヒーとこんぺいとう』での「好きなもの いちご コーヒー 花美人 懐手して宇宙見物」寺田寅彦の詠、
第五話『当世着倒気質』での「八掛」、扱うテーマが粋で秀逸。今後も期待大の作品です。
しかし、作者像が伺いしれずにミステリアス。あとがきにもあるように年齢は若くな -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
ここは、本と人とがもう一度出会い直す場所。
ひっつめ髪の気だるげな青年が営む古本屋「十月堂」。
店主の人柄と素敵な品ぞろえに惹かれて、今日もいろんなお客が訪れる。
本好きの常連さん、背伸びしたい年頃の女子高生、
不要な本を捨てに来る男、夫の蔵書を売りに来た未亡人。
ふと手にした一冊の本が、思わぬ縁をつないでいく――。
本を愛し、本に人生を変えられたすべての人へ贈る、珠玉のヒューマンドラマ!
『本は劇薬だ 時に人を死に至らしめる』
【個人的な感想】
古本屋のおじいちゃんが美大生の男の子に本を売ってよくしてあげてたら、実はその本が芸術作品としてグチャグチャに積み上げられ -
Posted by ブクログ
もともと本屋さんとか、本そのものを扱うお話が好きなのだけど、店主がちょっと気だるげだけどマジもんの本好きで、最初の話から惹かれた。
亡くなった人の蔵書整理を通して、本からその人の人生を感じる…。
どの話も哀愁があり、切なさもあるのだけど、少し前向きになれるような展開なのがよい。
本好きといっても、好きな作品とか読み方とか、そこには個性が出るもので。
文学が好きな人もいれば、めちゃくちゃ本を読むのが遅い人もいる。
一巻だけしか読めていないが、読書家たちの本に対する気持ちもいろいろあり、そこがまた面白かった。
自分も本が好きだから、この人たちと話がしてみたいという気持ちにもなる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ第2巻も良い時間がゆっくりと流れていました。
近頃とはちがい、本もマンガも手当たりしだい大量に読んでいたころに親しかった名前がたくさん出てくる。杉浦日向子、坂田靖子、諸星大二郎、大友克洋、中島らも、常盤新平……。『ガダラの豚』はうちの本棚に今もあるはず(奥の方で埋もれているけど)。病気のときに読むとちょっとグロく感じるくだりもあると思うけど、面白くて駆け抜けるように読んだ記憶がある。登場する本のラインアップに同世代感あるあるなんですけど、作者の児島青さまはいくつぐらいの方なのかしらん。
諸橋大漢和を買っていったバイオレット淳一さんのモデルって、タブレット純さんですよね(笑)。好きです。