フランソワーズ・サガンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ美しい。あまりにも緻密に、繊細に、恋が、恋の愚かさと美しさが、描かれている。
文体がとても好きだった。翻訳本でここまで文体を魅力的に感じたのは初めてだ。翻訳者さんが素晴らしいというのもあるのだろう。
ラストシーンといい、恋とはいかに滑稽なものか、という。
147 それでも彼女はシモンと暮らし、夜は彼の腕のなかで吐息を漏らし、時には自分から彼を抱きしめた。子供か、でなければ技巧に長けた愛人たちにしかできないような抱きしめ方で。所有欲にあふれながらも、所有というもののはかなさに怯えるあまり、その激しさに気づいていないような抱きしめ方で。 -
Posted by ブクログ
立ち寄った本屋でふと目につき、そう言えば、題名は良く聞くけど読んだことなかったよなあと思い、買ってみた。この年になると、死ぬ時に「そう言えば、あの作品ってどんな話だったんだろう・・・」なんて考えることになったら嫌だなと思うのだ。
ポールは39歳の女性インテリアデザイナー。離婚歴があり、今はロジェという恋人がいるが、彼は遊び人でポールはいつも孤独を感じていた。
そんな時、ポールはクライアントの息子、25歳の美青年シモンと知り合う。シモンはポールに熱烈な恋をし、ポールは年齢差もあって最初は軽くいなしていたものの、やがてシモンの情熱に押され、心の隙間を埋めるようにその気持ちを受け入れ始める・・・。
想像していた通りお洒落な作品で、揺れ動くポールの気持ちにスリルを感じたものの、女性目線での物語ということもあってで感情移入には至らず。
知らなかったのだが、解説を見たらイングリッド・バーグマン、イブ・モンタン、アンソニー・パーキンスという豪華キャストで映画化もされていたので、そっちが気になる。