藤原慎一のレビュー一覧
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新人試用期間が終わって、正式に配属先が決定するまでの間、各担当班を一通り回ることになったすずめ。まだ研修期間といった感じです。
各班長と顔合わせも兼ねてか、班長会議に同席。まあ、いろんなキャラの班長がいるものです。曲者としては真壁班長かな。金がないからやる気も出ねぇよ、みたいな無気力タイプ。彼のところへ配属されたら、無気力と熱血みたいな対決になるんだろうね。
最初の研修先は剣竜と堅頭竜担当の五十嵐班。ステゴサウルスとパキケファロサウルスですね。
ちょっとしたことだけど、過去に恐竜アニメを通ってきたとか、居酒屋で恐竜メシが出てくるとか、「ディノサン」世界では、オワコンといえど恐竜が社会に浸透 -
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ディノランで起きた過去の死亡事故から始まる2巻。
事故の本質を語る海堂。彼の言葉は、どの職業にも当てはまることなのだなぁ、と感じる。自分が製造業で働いているから、余計に思うのでしょうね。
安全第一とは、常々言われることで、毎日朝礼でも周知徹底されるのですが、それでも山賀さんのように、馴れが過信につながり事故は起こってしまいます。
そして、起こらないと改善されていかない、というのも事実。自分と働いている仲間のためにも、事故を起こさないよう努めないといけません。
どうしてもね、上司から言われても結局は生産優先なんだろうが、という気持ちになってしまいがち。そんな不満を抱えて仕事していても、仕方ない -
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現代に遺伝子操作で蘇った恐竜。その恐竜たちの展示飼育をする動物園「江の島ディノランド」。主人公の須磨すずめは配属されたばかりの、新人飼育員。経営も厳しい、そもそも恐竜自体がオワコンと揶揄されている状況で、彼女の奮闘と恐竜との触れ合いを描いてゆく「ディノサン」。
恐竜がオワコンとなってしまった過去の事件。遺伝子操作を成功させた須磨博士とすずめの関係など、ミステリーも散りばめられている様子ですが、何はともあれ恐竜が飼育される環境下ということが物珍しくて読みました。動物園奮闘記なんですけどね。
トリケラトプスのマサルの回がお気に入りです。
そりゃあ、3本角があってのトリケラトプスだけど、名前もそこ -
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わくわくする
恐竜がもしも現代に存在したらーーという物語です。わくわくして、ほっこりして、ヒヤヒヤします。恐竜たちの表情の豊かさに癒されること間違いなし!しかも、江ノ島が舞台なので 関東民は想像が膨らみやすいかもしれません。。
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この構想だけでもすごい
「ジュラシックパーク」のように恐竜を飼育する園の物語。
ありがちな「復元プロセス」や「アクシデントによる危機」という流れではなく、あくまでもゾウやライオンなどを飼育する現実の動物園のような流れを取っているのが非常に新鮮。
この構想だけでも評価できる。
また、恐竜の生態の細かいところまで考察し、描写しているのもすごい。
本家「ジュラシックパーク」でも一部そういう場面があったが、その比ではない細かさ。
一方、「動物園」同様各地に恐竜を飼育する場所があるというのはさすがに無理があるか。
江の島という場所で72頭もの恐竜を飼育し、かつブームが去って人気がないというのは、現代の動 -
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夢ある話
実際、生きた恐竜がいたとして、それらを動物園のような場で飼うことは可能なのかを考えてみると、安全上で乗り越えないといけないハードルが高すぎて厳しいとは思う。
けれども、物凄く夢はある。
あと数百年は先だろうけど。