伊藤亜和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作に引き続き、異常なほどに引き込まれる文章。降りる駅に着いた、とかご飯が出来た、とか何か読む手を止める理由がないと延々読み続けてしまう。
相変わらずめちゃくちゃ面白いけど前作の「存在の耐えられない愛おしさ」で描かれた(あまり描かれなかった)家族がより立体的に浮かび上がるような、前作を読んでいた時のイメージがひっくり返るような「え?!そんな話(人)だったの?!」みたいな驚きの連続で、良い意味での裏切りの連続で唸らされた。
最後はとてもワクワクする新章のスタートを予感させる終わり方をしていて、本当にこれからが楽しみな人だなぁ、と思いました。 -
Posted by ブクログ
『引き出しが多い、おもしれー女』
伊藤亜和さん、めっちゃ失礼でごめんなさい。
でも心の底からリスペクトしての表現です。
ポッドキャストも聴いてます。
さくらももこみがあるというか、中央線沿いに住んでいた頃の星野源みがあるというか。
作中に"清濁併せのむ"という表現が出てくるのだけど、筆者の文章もこんな感じ。
これまで読んできたエッセイって、ゆとりや余裕があって丁寧な暮らしを匂わせていたりとか
時間とお金に糸目をつけずに旅と食を満喫してたりとか
浮世から数センチ離れてるような、庶民的とは言えない作品が多かったのだけど
今作は、大卒後フリーターとしてわかりやすくどこかに所属 -
Posted by ブクログ
noteでフォローして時々読んでいる(無料の範囲のみ)文筆家、伊藤亜和さんのエッセイ、3冊目だそう。セネガル人の父親と日本人の母親との間に生まれ、内面より先に外見、女性であることより先にガイジンとして常に見られながら育ち、日本人としてのアイデンティティを日本語という言語に見出したのだそう。書くこと読むことが好きで得意で文章を書いているわけではなく(そういう側面もあるのかもしれないけれども)、そもそもは自分という存在を認めるためにしがみつくように真剣に向き合って習得した(と想像される)美しい日本語で書かれる文章は読んでいて心地よい反面、どなたかもレビューで書いていたけれども、気を付けて触れないと
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Posted by ブクログ
伊藤亜和の言葉の巧みさに惚れる!
読みやすい文章に、ほどよいユーモア。
誰にでも似た記憶の一つや二つありそうだ。そんな幼い頃の記憶に大いに共感したり、或いは自分はそれを気にも留めずに忘れ去ってしまっているのに、彼女はそこにスポットをあて、この様に文章にするのかと驚く。しかもこんなにおもしろく書くなんて!
全体的に面白おかしく、自らの幼少期を振り返るが、その中で生きづらさを抱えもがいている様子がわかる。周りに溶け込むために真面目に過ごすよう努めるのだが、それがどうにもこじらせてしまうようだ。
彼女の幼い頃を垣間見ることができて、
楽しい読書時間だった。