伊藤亜和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
伊藤亜和の言葉の巧みさに惚れる!
読みやすい文章に、ほどよいユーモア。
誰にでも似た記憶の一つや二つありそうだ。そんな幼い頃の記憶に大いに共感したり、或いは自分はそれを気にも留めずに忘れ去ってしまっているのに、彼女はそこにスポットをあて、この様に文章にするのかと驚く。しかもこんなにおもしろく書くなんて!
全体的に面白おかしく、自らの幼少期を振り返るが、その中で生きづらさを抱えもがいている様子がわかる。周りに溶け込むために真面目に過ごすよう努めるのだが、それがどうにもこじらせてしまうようだ。
彼女の幼い頃を垣間見ることができて、
楽しい読書時間だった。
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Posted by ブクログ
最初は伊藤亜沙さんと勘違いして、変わったタイトルの本を出したんだなぁと思っていた。
紹介文を見て、あれ?違う?となって、一気読みしたエッセイでした!みたいな感想を見て、気になって購入しました。
彼女が有名になった「パパと私」から始まる。
個人的には、一周読み終わって「パパと私」に戻りたいなと思った。
伊藤亜和さんのことを何も知らずに、ここからスタートしてしまうと、間違った怖れを抱いてしまうような気がした。
ご本人は、きっと「怖れ」って何だよと思われると思うんだけど。メッセージを勝手に読み取って、読み間違えていたように感じた。
「演技をするには、今、自分の身体がどう動いていて、自分の顔がどのように変化しているのかを完全に把握しなければならない。それをコントロールしたうえで、覚えたセリフを声に出して、シーンの雰囲気を作る。たくさんの視線を受けながら演技をするには「自分の演技のために人の時間を使う」という度胸がいるのだと、何度かレッスンを受けるうちにわかってきた。その度胸がなければ「早く終わらせてしまおう」という気持ちに押し流されて、セリフの行間が潰れてしまう。」
ここ。あー、めっちゃ分かるなーと思った部分。
つまり、私は度胸がなくて「早く終わらせてしまおう」とする人間なんだと思う。
他にも「全部、自分のせいだと思って生きてきたから、社会やシステムが悪いと考えたことがない」という所も、割と自分とは反対で。
私は「自分のせいだ」と思いたくないから、「システムが変わればこんな想いをしなくていいのに」とブツブツ考えてしまう。
エッセイなのだけど、テーマというよりは人物描写が細かくて、一人称小説みたいな雰囲気がした。
この人が、どんなものをどんな風に言葉にしていくのか、確かに楽しみな気がする。 -
Posted by ブクログ
noteに掲載した「パパと私」がXで注目を集める。家族・人間・愛を綴ったエッセイ集。
「パパと私」
警察が来るほどの大喧嘩をして以来何年も一度も顔を合わせていない。喧嘩の様子はチョップやドロップキックが出てくるほど激しく痛々しい。
''あれからパパは私の話をしなくなったらしい。
中略
今もパパは弟にお説教をすとき「亜和はひとりでも生きていけるくらい強い。すごい子だ。お前も見習え。女に負けるな」と言っているらしい"
すごい大喧嘩をしても娘を認めているところがいいなと思う。
エッセイはもちろん、ジェーンスーさんとの巻末対談も、あとがきにも、人柄があらわれていて素敵な女性だなと思いました