伊藤亜和のレビュー一覧

  • 存在の耐えられない愛おしさ

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    この本を知ったのはラジオで。大好きな番組「ACROSS THE SKY」で。パーソナリティの小川紗良さんとの会話があまりにもおもしろくって。

    クンデラの本は読んだことはなかったけど(正直に言うと挫折した笑)、本のタイトルからそれを文字ってるな。てことは、この作者の伊藤亜和さんという人は、たぶんというか絶対にクンデラの小説を読んでいるんだろな、すげー。と、まぁ、こんな風に興味を持ったというのが馴れ初め。

    自分のことをストレートに、(たぶん)オブラートにあんまりらつつまずに語っているのがとっても良くって、最後までたのしく読めました♪

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    2026年03月05日
  • アワヨンベは大丈夫

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    作品紹介の「愛し愛されながらも寄る辺ない」というのがすごく残る。山田詠美さんかー。さすが。この帯文だけでこころ揺さぶられる。
    デビュー作よりも、とりとめのなさが減って、良いエッセイになっていた。
    なにより、湿度が高く、エッセイなのに文学的なしっとり感に浸りながら読めるのが、伊藤亜和さんの唯一無二の良さ。
    これは真似しようとしてもできない。文章のうまさはもちろん、彼女の出自やミステリアスかつ美しい外見あってのことだと思う。
    流行りものが嫌いな天の邪鬼の私は、彼女に嫉妬しながら、好きだなあと思う。

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    2026年02月13日
  • 変な奴やめたい。

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    伊藤亜和の言葉の巧みさに惚れる!
    読みやすい文章に、ほどよいユーモア。

    誰にでも似た記憶の一つや二つありそうだ。そんな幼い頃の記憶に大いに共感したり、或いは自分はそれを気にも留めずに忘れ去ってしまっているのに、彼女はそこにスポットをあて、この様に文章にするのかと驚く。しかもこんなにおもしろく書くなんて!

    全体的に面白おかしく、自らの幼少期を振り返るが、その中で生きづらさを抱えもがいている様子がわかる。周りに溶け込むために真面目に過ごすよう努めるのだが、それがどうにもこじらせてしまうようだ。

    彼女の幼い頃を垣間見ることができて、
    楽しい読書時間だった。

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    2025年11月20日
  • 存在の耐えられない愛おしさ

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    なるほど、ね。

    ジェーン・スーさんに注目してたら⁉︎
    辿りつきまして。

    温度感のない文章と、静かに刺さるワード。
    エッセイ⁉︎なんだか、違う感か、なと、感じました。

    セネガル人のパパとの喧嘩。
    読書を楽しむ母。
    ブタニクの話。
    山男とじょっぱり女。「放送」
    ⑤よかった。親孝行に、気がつく。学ぶ。
    アマチュアのクレーマー山口。
    メメとスピノザ‼︎

    めっちゃ気になるのだけど…。
    な、コトが、盛りだくさん。
    日々、日常の切り口が軽くないエッセイ。

    巻末もキチンと読ませてくれる。
    タイトルのルーツ⁉︎

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    2025年11月19日
  • 存在の耐えられない愛おしさ

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    自分へ向ける卑屈ともいえる冷静な目線に共感してしまう。バニーガールのアルバイト、まだされているのかな。

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    2025年09月26日
  • アワヨンベは大丈夫

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    伊藤亜和さんの中身や出来事ををこれでもかと赤裸々に綴ったエッセイ。
    全体的に薄暗い感じがするのは、ご本人の性格に由来するのかも。文章って人の性格が滲み出ちゃうのね。
    10-20代の時のあの何とも言えない孤独感を思い出した。私も山田詠美読んでたっけ。

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    2025年08月24日
  • わたしの言ってること、わかりますか。

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    差別や偏見の中、言葉を丁寧に扱う程上手く伝わらず、無造作に投げつけられる言葉に傷ついた__。
    分かり合えない孤独を抜け出すために、美しい言葉に気づける自分でいること。見逃さないように拾い集めたい、滑らかな手触りを感じながら思う。

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    2025年06月06日
  • わたしの言ってること、わかりますか。

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    その人が感じたり、使ったりする言葉は、その人の人生の末につくられた言葉で人生そのもので、自分の発言がその人にとっては心を抉るものだったりする。綺麗な言葉を慎重に使っていきたいなと思った。それから、偏見をもたずに一人の人間としてみることも大切だと思った!噂話に惑わされずに、好きな人も苦手な人も自分で触れて決める

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    2025年06月20日
  • わたしの言ってること、わかりますか。

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    この本をまず受け取ったときに一つ驚いた。
    おそらく装丁と中身に深い関連性はないのだろうけど、著者の質量と湿度を持ったことばの数々に、勝手に関連性を見出してしまう。
    ざらつきやもやもやとした感情をストレートかつ文学的に表現できる方なのだと感じた。

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    2025年05月27日
  • 存在の耐えられない愛おしさ

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    最初は伊藤亜沙さんと勘違いして、変わったタイトルの本を出したんだなぁと思っていた。
    紹介文を見て、あれ?違う?となって、一気読みしたエッセイでした!みたいな感想を見て、気になって購入しました。

    彼女が有名になった「パパと私」から始まる。
    個人的には、一周読み終わって「パパと私」に戻りたいなと思った。
    伊藤亜和さんのことを何も知らずに、ここからスタートしてしまうと、間違った怖れを抱いてしまうような気がした。
    ご本人は、きっと「怖れ」って何だよと思われると思うんだけど。メッセージを勝手に読み取って、読み間違えていたように感じた。

    「演技をするには、今、自分の身体がどう動いていて、自分の顔がどのように変化しているのかを完全に把握しなければならない。それをコントロールしたうえで、覚えたセリフを声に出して、シーンの雰囲気を作る。たくさんの視線を受けながら演技をするには「自分の演技のために人の時間を使う」という度胸がいるのだと、何度かレッスンを受けるうちにわかってきた。その度胸がなければ「早く終わらせてしまおう」という気持ちに押し流されて、セリフの行間が潰れてしまう。」

    ここ。あー、めっちゃ分かるなーと思った部分。
    つまり、私は度胸がなくて「早く終わらせてしまおう」とする人間なんだと思う。

    他にも「全部、自分のせいだと思って生きてきたから、社会やシステムが悪いと考えたことがない」という所も、割と自分とは反対で。
    私は「自分のせいだ」と思いたくないから、「システムが変わればこんな想いをしなくていいのに」とブツブツ考えてしまう。

    エッセイなのだけど、テーマというよりは人物描写が細かくて、一人称小説みたいな雰囲気がした。
    この人が、どんなものをどんな風に言葉にしていくのか、確かに楽しみな気がする。

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    2025年05月18日
  • 存在の耐えられない愛おしさ

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    noteに掲載した「パパと私」がXで注目を集める。家族・人間・愛を綴ったエッセイ集。



    「パパと私」

    警察が来るほどの大喧嘩をして以来何年も一度も顔を合わせていない。喧嘩の様子はチョップやドロップキックが出てくるほど激しく痛々しい。



    ''あれからパパは私の話をしなくなったらしい。

    中略

    今もパパは弟にお説教をすとき「亜和はひとりでも生きていけるくらい強い。すごい子だ。お前も見習え。女に負けるな」と言っているらしい"


    すごい大喧嘩をしても娘を認めているところがいいなと思う。

    エッセイはもちろん、ジェーンスーさんとの巻末対談も、あとがきにも、人柄があらわれていて素敵な女性だなと思いました

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    2025年04月01日
  • アワヨンベは大丈夫

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    ネタバレ

    いちばん好きなのは書き下ろしの「ジジ」

    晶文社スクラップブックで連載されてた各話はどことなくラブレター味があるものが多く良かったな

    爽やかにラフロイグソーダを飲み干すガールズバーは気になるし、
    コーンロウで卒業式に出られる世の中になってほしい。本当に

    この方の無駄そうな付け加えられた一文が好み

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    2025年02月24日
  • 存在の耐えられない愛おしさ

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    彼女の存在を知ったのはなんでだったか思い出せない。
    が、話題になった(この本にも収録されている)“パパと私”を読んだのは発刊後だと思う。


    本を読めなくなって久しい。
    今年も数冊チャレンジしているが読み切ったのはこれが初。

    いちばん好きなのは「わたし」
    少し泣いた

    山口さんとのやりとりも好き

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    2025年02月10日
  • 虚弱と歩く

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    私も中学生頃から虚弱体質であるが、当時は治すことが最優先だった。しかし、今は治すよりどう飼い慣らすか、まさに"虚弱との共存"というフェーズにあるのだなと思った。
    最近初めての胃カメラを経験し、結果十二指腸炎だった。あと、原因不明で右足が痛い。まぁ、老化でしょうが...。

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    2026年10月04日
  • 虚弱と歩く

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    虚弱の原因が病気というのが意外にあったのは読む前は想像していいませんでした。だったら虚弱じゃなくて病弱では?と勝手な違和感を感じつつ各人の虚弱を読み進めると、次第に虚弱だから病気になる、とすれば病の根源は虚弱ということになるからいいのか……と言う所に落ち着きました。
    多様性が認められるようになった世の中てすが、それでも虚弱の人に対しては、隠した本音の部分として理解不足や妬みなどがみられます。そんな考えや対応を払拭し、虚弱側の理解を手助けする一冊という面も本書にはあると思います。

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    2026年09月14日
  • 存在の耐えられない愛おしさ

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    ジェーン・スーさんとの対談のなかで書くのが苦しかった、と語られていた『「いいひと」とは』がとても興味深かった。
    人を助ける理由なんて人の数だけあるだろうけど、著者の理由の根本は理解できる。しかし、死にそうな蟻に対する行動までいくと、徹底しているような、人でも同じなのか?とある意味恐怖を感じたが、それが自分だとさらけ出すように書かれた文章は、怖いけど見たいという二面性があって、とても魅力的だ。

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    2026年09月09日
  • 虚弱と歩く

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    虚弱に生きるが好きだったので続編かと思ったら、あらゆる作家さんが虚弱について書くものだったので思ったのと少し違ったものの、
    虚弱でも強く生きていきたいと思わされる文章ばかりだった。

    ◾️心に残った文章

    弱いまま生きるのは強さを過剰に求められれ現在においてラジカルな挑戦だし、大きな困難も伴う。
    しかしその困難さゆえに人生は生きるに値するのだと思う。

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    2026年09月07日
  • 変な奴やめたい。

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    「キレのあるユーモア」を期待していただけに….「内省の話」が多く、全体のトーンが静かだった気がした。

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    2026年09月05日
  • 変な奴やめたい。

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    後半おもしろかったかな。猫やラーメン屋の話あたりが。全体的には没頭できる類のおもしろさではなかったように思う。

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    2026年08月25日
  • わたしの言ってること、わかりますか。

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    セネガル人の父を持つ著者が文筆家として書いたエッセイ集。日本語へのこだわりや日々の中で印象に残ったようなことを比較的砕けた文章で綴ってある。
    時々笑えるところがある。外国人とのハーフとしての生きづらさみたいなものも垣間見えた。
    装丁が黄緑でインパクトのある文が並んでいるのがよかった。

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    2026年08月06日