アラン・ムーアのレビュー一覧

  • WATCHMEN ウォッチメン
     本編を読み終えたのは、6月の半ば頃だったと記憶しているが、巻末の付録まで読んでから感想を書こう、と考えているうちに、8月が終わろうとしている。
     とにかく情報量の多い漫画で、興味深く読み続けていても、中々残りのページがなくならない。こういう漫画は初めてかもしれない。
     当初はDC作品のヒーローを用...続きを読む
  • WATCHMEN ウォッチメン
    Who watches the watchmen?(誰が見張りを見張るのか?)
    SF文学の最高峰ヒューゴー賞をコミックとして唯一受賞し、タイム誌の長編小説ベスト100にも選ばれた、グラフィック・ノベルの最高傑作!アメリカン・コミックがたどり着いた頂点がここにある――。2009年3月公開映画原作。
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  • バットマン:キリングジョーク 完全版
    『ウォッチメン』の鬼才アラン・ムーアが描く、ジョーカー誕生譚!
    全ページ再カラーリングによる完全版でついに復活!!大ヒット映画「ダークナイト」で故ヒース・レジャーが演じ再び脚光を浴びた狂気のキャラクター「ジョーカー」。彼はいかにして誕生したのか? 「バットマン」ファンならば必読の内容!!
    アーカム...続きを読む
  • WATCHMEN ウォッチメン
     誰が見張りを見張るのか。

     歴史的グラフィックノベル。
     時折読みたくなる魅力にあふれた作品です。
  • バットマン:キリングジョーク 完全版
    アラン・ムーアのコミックはだいたい長くて読むと、強烈な虚脱感に襲われるのだけれど今回は無駄なものを一切削っていて読みやすい。DCコミックの雰囲気も分かるから、初心者にもお勧めできる。
  • V フォー・ヴェンデッタ
    映画では描かれていないVとイーブィーの二人で暮らしていた細部まで描かれています。映画ではないラストがあります。アメコミを読んだのはこの本が初めてでした。
  • WATCHMEN ウォッチメン
     まるで映画でのズームイン・アウトのような、背景の拡散や収束を見事に描く描写力に、グッと引き込まれたと思ったら、そこは描かれることのなかった、アメリカの戦史の闇……。第三次世界大戦にもしもヒーローたちが関わっていたら? という、イフストーリーでありながら、圧倒的なリアリティで、実在するパラレルワール...続きを読む
  • プロメテア 1
    魔法や神のあり方を、この世ならざるものの論理(カバラ神秘学?)でロジカルに説明し、それが「芸術」や「創作」、さらには「想像力」の賛歌になっているという。なに、この離れ業。

    意外なのは、「セックス、スター、スネイク」の章。邦訳があるアラン・ムーア作品でのセックスって、人の愚かしさの側面を描くことが多...続きを読む
  • WATCHMEN ウォッチメン
     これは、1986年から1987年にかけて出版されたアメリカのグラフィック・ノベルを翻訳したものだ。
    原作は、2009年にザック・スナイダー監督によって映画化されている。映画化については、テリー・ギリアムがチャレンジして頓挫していたものをザック・スナイダーによって実現されたのだと言う。今回、映画を観...続きを読む
  • プロメテア 1
    アラン・ムーアの魔術書!!と、よく紹介される本。まったくもってその通り!!
    絵とストーリーでわかりやすく、かつ資料的な意味合いもすごいかと。さすがのアラン・ムーア御大…!!
    まだこれがあと2冊続くのかと思うと至福です!!
    主人公のソフィーを通して、歴代プロメテアから、想像界から物質界への脱出、解釈を...続きを読む
  • WATCHMEN ウォッチメン
    ジャンルとしてはアメコミだが、いわゆる漫画とは内容の密度が違った。膨大な情報量をこれでもかと詰め込んだ小説に緻密なイラストが加えられた、まさにグラフィックノベル。
  • WATCHMEN ウォッチメン
    俺などがいうまでもなくアメコミの最高峰だが、全知全能に近い力を持ちながら、好きな女に冷たくされたから月に引き蘢るドクターマンハッタンは、萌えの最高峰でもある
  • バットマン:キリングジョーク 完全版
    誕生日に妹の友人からプレゼントとして頂きました!バットマンシリーズが大好きな私が喜ぶの喜ばないの、まあ喜びましたよ!内容はご覧の通り、皆大好きジョーカーさん。アメコミってキャラありきの作家さんの解釈によるパラレルワールドですが、このジョーカーが行う精神的陵辱の仕方が倫理観としても非常に欧米的で、馴染...続きを読む
  • WATCHMEN ウォッチメン
    映画から入ってからコミックを読んだが、映画だけだとこの話の完成度は伝わらないと思う。
    なのでコミックを読んでから、映画を観るべきだと思う。(ネットなどで解説もあるので、そっちのほうが手っ取り早いけど)

    またこの話はアメリカのケネディ〜ニクソンの時代背景に密接に絡んでいるので、その当たりについても知...続きを読む
  • WATCHMEN ウォッチメン
    ザック・スナイダーが映画で完コピした原作コミック。17~8年前にNYに旅行に行った帰りの便中で、隣の韓国系アメリカ人の方が読んでいる原書が気になり、題名を尋ねたところ、「これ?ウォッチメンって言うんだよ。」「面白そうですね。」「うん、すっごく面白いよ!」 その3年後に札幌のタワレコの洋書コーナーで偶...続きを読む
  • バットマン:キリングジョーク 完全版
    世の中は不条理であり、そんな中で正気を保っているお前らの方が狂っている、というジョーカーの考え。確かにそうなのかもしれないけど、だからこそゴードンのように、目の前に不条理を突き付けられても正気を保つ「普通の人間」は凄いのだと思った
  • WATCHMEN ウォッチメン
    初アメコミなので最初は読み難く感じたけど面白かった。台詞が多く、
    背景の看板や新聞記事にも意味があるので、一コマに込められた情報が
    多くて読み応えがある。これはアメコミ全般がこうなのではなく
    アラン・ムーアの作風なのかも。

    小さい頃の作文で「アメリカが日本に原爆を落としたのは戦争を早く終わらせるた...続きを読む
  • WATCHMEN ウォッチメン
    グラフィックノベルというのを初めてよんだ

    本当に未知の体験だった

    小説でも漫画でも映画でもドラマでもない

    でもどれでもあるような不思議な表現技法だった


    まさにカルチャーショックというか

    新しいものをまた一つしった気がする



    内容に関して言えば、

    人間の愚かさを知った「コメディアン」...続きを読む
  • WATCHMEN ウォッチメン
    一人のヒーローの死を引き金に暴かれる陰謀。
    超人が存在し、冷戦の歴史を大きく変えた世界での
    正義、真実、理想、そして現実をめぐる物語。

    アメリカンコミック史上に聳え立つ金字塔が、日本語でいつでも読めるという
    そんな喜びを噛み締めながら、1コマ1コマに詰め込まれた情報を
    必死に読み解きたい1冊です。
  • バットマン:キリングジョーク 完全版
    アラン・ムーアによるバットマンの傑作短編。

    本書はムーアにとっては片手間で書いたような代物らしいが、
    読者の正気と狂気の境目を揺るがす強烈な作品である。

    バットマン「普通の人間はそう簡単に壊れたりしない」
    ジョーカー「そうさ、おめえも狂っちまったんだよ、皆 と 同 じ に な ぁ !」

    本書は...続きを読む