宇津田晴のレビュー一覧
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ネタバレ婚約者を奪われ、職場であらぬ噂を流され職までもを失った朱音。ショックのあまり逃げるように実家に戻ると、両親は旅行で長期不在の有り様だった。あまりの事に嘆いていると、苦手だった幼馴染みの玲二がとある話を持ちかけてきた。
「拝み屋」とついているのでオカルト色が濃い話かな?と思ったが、非常に人情味のあふれる話だった。ホラー小説の様に悪霊が出てきたり、呪いが出てきたりするわけではない。悩める依頼人の話を聞いて、その人たちの心に巣くう悪縁を断ち切るための手伝いをするような話だった。もちろん、依頼人の悪縁もすっぱり綺麗に解消され円満解決。また、不幸のどん底だった朱音も玲二を手伝っているうちにたく -
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ネタバレ拝み屋と言いつつも、オカルトやあやかしが絡まず、現実的な話で解決するのは好感が持てました。
実際にこんな拝み屋カフェがあったらいいなと思えるところがいい。
黒猫の話は感動的だったし、呪いの家の話は……友達は選ばないとなとオカルトとは別種の怖さがありました。
やはり怖いのはお化けよりも人間である。
探偵的に解決しつつも、最後には祈祷などで心のケアをしてくれるのは、流石拝み屋。
やはり「これで悪縁ともおさらば」「終わり」という分かりやすい区切りがあった方が、心も楽になりますし、次に進みやすくなりますよね。
それに美味しい料理がつくなら尚更。
ただ、幼馴染みの彼の気持ちやら家訓やら約束やら、主人公と -
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仕事命の主人公には父親がいない…と思っていたら
何と実は王様だった事が判明。
庶民にとってはラブストーリーですが、貴族にとっては
ものすごく頭の痛い王様だったかと。
跡継ぎ、いて良かったですね?
そして仕事大好きなのに、金払って得なければいけない
ストレスのたまる日々。
先行投資、と思うには、確かに1年は長い。
しかし行った先に子供の頃の知り合いがいたのは
非常に良かったかと?
しかもやたらに妙な癖(?)がある相手ですし。
そんな彼らを遠巻きにする肉食男女が怖いです…。
いちゃいちゃを演じている、と思う主人公も
素でやってるヒーローも、砂糖過多でざらざら(笑)
気が付いてないのは主人公だけ -
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父親が亡くなってばたばたしている間に、店を
恋人に乗っ取られたあげく、文字通り捨てられた主人公。
放置されていたのを拾ってくれたのは、口の悪い男。
ヒーローのツンデレ具合が面白いですw
主人公のお菓子にしか目が言ってない状況も
かなり面白いです。
この展開としては、後で元恋人兼婚約者も
出てきたりするのかと思ったら…。
予想通りな展開に、分かりやすい噛ませ犬だな~と。
いやでもなんかこう…最後の方に行くにしたがって
当然なのですが糖度が凄い。
偉い手二人組の行動と発言も面白いですが
さらに糖度が…。
そして気が付いてないのも面白いww
なんかもう、ごちそうさまです、という展開でした。 -
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最終的には、くじ引きで嫁に行く事になった主人公。
真面目思考回路皇帝vs本能のままに動く嫁。
この状態に、なれるまでわたわたでしょう。
面白い、と思えるか、不愉快だ、と思えるか。
双方努力をしているのですが、どう考えても
皇帝の方が苦労が絶えない気が…w
あまりの人間性がかけはなれているため
ほうれんそうはきっちりと、とありましたが
かけはなれていようがなかろうが、そこ大事。
うっかり勘違いしないようにするのも大事。
が、勘違いと思い込みはまた別のようで…。
あの男の脳内が知りたい、とうっかり思ってみたり。
とりあえず、島の人達の娯楽は
しばらくあふれかえってそうです。 -
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初めてできた友人の頼みにより、侵入操作をする事に。
彼がどうして『おねえ』になったのか、を探るため。
早々に、おねえになった謎は解き明かされます。
いやしかし、その環境だから、と言われても
その状態を見てみたい!
これを信じるなら、しぐさひとつで
女らしく見える、という事でしょうか?
前提があるという事は、それを軸にして考える、という事。
ここまで勘違いしても、むしろ仕方がないかと。
ヒーローもちょっと考えろよ、という話ですが
ちょっと脳内花畑だった、という事でしょうか?w
貴族の凝り固まった脳内は、楽をする事しか考えず
自分の計画がうまくいくとしか思っていない
残念な状態、というのが教 -
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激務が原因で不眠症になってしまった王を眠らさることができる庶民出身の王女ローズ。実は不眠症の王アンドルーは幼い頃に旅芸人一座で一緒に過ごした幼馴染みだったのだ。ローズと一緒にいると安心して眠ることが出来る事実に気づいた彼女はあることを思いつく。寝不足のせいで目つきと顔色も悪くなり不機嫌に見えてしまうアンディの悪評を改善しようというものだった。
主人公ローズは庶民として育った王女なので仕事をすることが大好き。序盤はすごく生き生きしてます。別レーベルの某花嫁みたいですwwけどあんまり仕事をしているイメージは読んでてなかったけどな〜…。対する相手役のアンディはいろんな意味で優しい。ローズに対しても -
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異母姉のおかげで、噂の流血王と政略結婚をする事に。
のんびり畑仕事をしていた所から一転
きらびやかな世界へこんにちは、な生活。
王に出会うまでは拷問状態ですが、そこからは甘い。
砂吐きますレベルで、甘い。
うっかりにやにやしてしまうほどです。
そんな甘いやり取りがメイン。
うっかり忘れそうになる、異母とのトラブルは
忘れていた頃にやってきています。
ものすごく格下の国にやるなら成功するかも、ですが
対等か上の国にやったら、その場でさようなら、状態。
よくも国の人が承知したものです。
おかげで、ものすごく非常識なのが浮き彫りに。
実家にいらっしゃる師匠が、非常に素敵です(笑) -
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じれっじれな甘い話が読みたくて、購入しました。
幼い頃に婚約した王子と、陰謀によって引き裂かれた女の子が、再び王子のそばにいたいという一心で、王子を守る盾、ともに闘う剣であるアテナにまで上り詰めた。
設定からして好みです。
アテナとなってそばにいれるようになった後も、恋心と職務の狭間でゆらゆら揺れたり、それをまた王子が甘い言葉で煽ったりして。
「今、ちょっとときめいたね?」
「……あなたといる時の私は、大抵ときめいています」
なんて感じの雰囲気ですよ。甘い。
甘くてじれじれだし、ファンタジーな設定も好きなんですが、いつの間にか二人とも若いなあと思ってしまったり、ちょっと引いてしまう自分を発 -