宇津田晴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
凛として美しい。
主人公・マリアーヌはそんな言葉が似合う女の子。騎士たちに紛れ、鍛錬に明け暮れていたが、密かに同僚の1人を憧れていた。
しかし、告白する前に玉砕したことで、マリアーヌは決意する。
「誰よりもか弱く可憐なレディに生まれ変わろう」とーーー。
1人の女の子の王宮での奮闘を描く作品。
魅惑の王子にワンコな騎士、イケメン従者と乙女要素てんこ盛り。
何よりマリアーヌの一挙一動が見ていて気持ちがいい。
コメディタッチで軽い読み口。
王道展開が多いので、なんとなく先の展開は読めてしまったが、少女漫画的ドキドキワクワクはピカイチの作品でした。
続刊も読む! -
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Posted by ブクログ
ネタバレ赤ちゃんのときに行方不明になって、そのあとは傭兵団で暮らしていたアメリア。
突然自分が王女だと知らされ、そのあとは自分の使命で悪名高き帝国へ。
この帝国。
馬鹿皇帝に馬鹿皇子で、女性蔑視の極みと思えるようなことをしてましたけど、アメリアは彼らの前でやっちゃって、死神皇子ウイリアムに下げ渡されて、さあどんな皇子が出てくるのかと思ったら。
死神の革をかぶった普通の人でした。
(戦闘馬鹿かもしれないけど)
アメリアとウイリアム。
共通の目的ができて、最初は恋人というよりは戦友って感じでしたけど、お互いを知れば知るほど惹かれ合うって感じで、ちょっとニヤニヤ。
最後は皇帝相手に一芝居をうってました -
Posted by ブクログ
ネタバレアーボリータム家の至高の花カルミア嬢を所望する。そう王太子からの結婚の申し込みがあった。しかし、世間一般がそう噂するカルミアとはサラ―の姉。けれど姉は同時に男たちを破滅に導く「アーボリータムの毒花」だった。そんな姉を王太子妃とすれば国は滅んでしまうという家族一同の意見により姉の代わりに王太子に嫁ぐことになった双子の妹・サラ―。姉とバレないように彼女らしく悪女を演じようとするけれど・・・。
一生懸命悪女を演じようとするけれど、どう見てもツンデレにしか見えず、そのたどたどしさがむしろ愛らしすぎる(笑)そんな可愛すぎるサラ―に夜ごと枕元で懺悔日記という名の告白を聞かされて我慢できたウィロウの忍耐力 -
Posted by ブクログ
ネタバレ登場してくるお菓子が美味しそうでお腹が減ってきました(笑)男社会な菓子職人の世界で菓子工房の後継ぎに決まっている菓子職人のマリエル。けれど、彼女はお菓子作りに一直線の仕事馬鹿だったため、同じ工房の職人仲間の言葉にコロッと騙され、工房の権利書も住む所も奪われ、路頭に迷ってしまう。そんな彼女を助けてくれたのは、森のボロ小屋に住む浮浪者を演じる不審な男性ジルと彼に世話をされるミミとミロの双子の姉弟。ボロ小屋での生活に慣れ始めた頃、マリエルはジルにそっくりな若き実業家のジルベールの誘いを受け、新しい店をオープンさせることになるが…。
辛い目にあってもそれを乗り越えようと前向きに仕事に取り組む主人公。 -
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ネタバレセレナがなんともいい味出してました。
「神の末裔が住む島」とあがめられてる島から神託(その実はくじびき)で選ばれた花嫁のセレナ。その期待?に添うべく猫かぶりをするはずだったのが、予想外の嵐にがんばりすぎて、初対面で猫はどこへやら?
対するハロルドですが、用意周到で真面目な人。たぶん自分でイメージしていた花嫁と180度違う花嫁に、修正がきかず、最初からかなりセレナに振り回されてます。
お友だちから始めましょうって感じで、友達だから当然っていろいろやってますけど、周りからしたら桃色な空気で、こっちもニヤニヤしちゃいました。
あと脇役も重要で、セレナの侍女となったブルーナがどこかの王族だったと -
Posted by ブクログ
安定の甘さ、そして恥ずかしさ(笑)楽しく読めました。成り上がりで男爵令嬢になったリリーは貴族らしくなく庶民派なお嬢様。そんなリリーが人助けで仲良くなった友人のために王宮である人を調査することを決意。その男性は突然、女らしくなってしまった侯爵家の長男エドワード。オネエな彼に戸惑いつつも彼の優しさと時折感じる男らしさにドキドキしていく日々。その上、王宮で起こる事件に巻き込まれてしまい…。
オネエなお兄さん(笑)王太子からの命令でそう演じていただけど、その完成度の高さに笑った。リリーよりも女子力が高いし。けれど、そのエドワードがリリーの可愛さにやられて、ちょいちょい素に戻るところとか、元の喋り方 -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価がいいので買ってみました。正解。好きなお話でした。
王女様なのに、調子に乗った母とその一族が原因で没落し、暗殺の危険を回避するため、隣国に近い貧しい領地で、せっせと畑仕事に精を出すユーラ。そんな彼女の元に、姉の身代わりで「流血王」と名の付く隣国の王カエルムに嫁ぐよう命令が出ます。
意を決して、カエルムの元に嫁ぎ、暗闇の場所に閉じ込められているところにカエルムがやってきて、連れ去られます。
ここまでは増田メグミさんのイラストとも相まって、暗い感じなのですけど、カエルムの側近ソキウスがやってきてから、調子は一変。甘々な展開が続きます。
「流血王」というのは、カエルムが演じていた自国を守 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ流血王という物騒な単語がタイトルに入ってるのに、ちっとも物騒じゃなかった(笑)めちゃめちゃ甘い話だった。読んでて何だか無性に恥ずかしかったよwwでも好きですよ、こういう話。
没落貴族で畑仕事に精を出す王女ユーラが嫁いだ相手は周辺国を武力で制圧し、その恐ろしさから流血王と噂されるカエルム。出会った当初はカエルムのことを恐ろしいと思っていたユーラだが、ひょんなことからカエルムが実は優しい人だということに気づく。そんなカエルムにユーラが「恋をしましょう」と持ちかけ、それからは砂を吐きそうなほど甘々な展開が盛りだくさん(笑)
流血王のエピソードはちっとも出てきませんが(殺気は飛び出しますww)、久しぶ