地方貴族の娘として育てられた女の子が実はお姫さまで、見目麗しく、2人のイケメン男性に想われ大切にされる…と絵に描いたような女の子の憧れの話。しかし、よくある少女向け小説にしては政治の話をよく書いているほうではないかと。
わたしの好みとしては、恋愛成分が少なかった前作「ルチア」のほうが楽しんで読めたが、前作を物足りなく感じた人には今回期待に応えているんじゃないかという気もする。
話の運びは出来すぎてて入り込めないところもあったけど、クライマックスはきれいなシーンが用意されてて良かった。
さりげなく前作との繫がりも披露されていたり。