深山くのえのレビュー一覧
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阿鷺可愛かったー。気の強い子より、こういうちょっとぼうっとした子の方が好みです。可愛い。
翠琴の話は、展開はえーとは思ったけど、嫌いじゃないぜ。あとロ〇コン?とも思ったけど、まあ手は出さなかったんだから問題ない(問題発言)。展開のスピードはページ数の関係かな?と思うし。そういう大人な都合があったんだろうさ。
舞姫恋風伝のFCルルルノベルスでの新装版は、なんかお金の匂いがしてちょっとやだなーとか思ってたんですが、字がちょっと大きくなって読みやすくなったので悪くないな・・・と思い始めた。全部新装版で出し切ってないのに新作出たのはどういうこと?とは思うが。
全体的には、悪くなかったです、自分。 -
Posted by ブクログ
時は大正。華族の娘でありながら平民として暮らしていた千鶴は借金のカタに、貸金業の長男・要と結婚させられることとなる。
大正時代を謳った少女小説はどれも現代風だな、と思うことが多いのですが、この物語はそこそこ大正でした。
やはり千鶴の仕草や口調に違和感をおぼえることがあったので、この作者さんならもう少しきっちり書ける方だと思います。
大正時代は華やかな幻想的な時代ですが、女性にとってそんなに自由な時期ではなかったと思うので。
物語は一巻はやはり導入部としての役割が大きいので、良いと聞いている二巻に期待です!
あとやはりコミックス版ではなく、やはり文庫サイズがいいです。本屋さんによって置いている場所がまちまちで見つけづらいので……。 -
Posted by ブクログ
ネタバレどの作家さんも好きだったんで、買ってみました。
短編が3作品ありますが、割合としては、冬の蝶:愛玩王子―My Dear:青宮の華燭=5:2:3って感じです。表紙は、「愛玩王子―My Dear」の王子と比奈ちゃんですよね、たぶん。顔が違うんで最初分からなかったんですけどね。
<冬の蝶>
かなり面白かったです。
怪しい紙売りから綺姫と高季が半分ずつ買った薄様(紙)。綺姫が亡くなった両親に宛てた寂しい気持ちを綴ったら、高季が持つ薄様に文字が浮かび上がってきて、奇妙な文通?が始まります。
現在でいうところのメールやチャットみたいな感じでしょうか。
二人が交わした文章が、並ぶのですが、恋の駆け引き(高季の方だけですけど・・)の模様が、返事がすぐ来るという、平安時代にはあり得ない状況で、なかなか新鮮です。
綺姫と文章のやり取りを続けるうちに、高季は綺姫が気になって仕方がなくなり、綺姫の居所を探そうとしますが、親王家の姫としての身分を捨て、女房として生活をしている綺姫は、頑なに自分の居所は告げません。
それでも、本当の名前と女房としての名前は高季に告げ、薄様がなくなったあとは自分から高季に文を送ろうとまで思ったのに、高季の名前を聞いたあと、自分が使えている姫の縁談相手と知ったときの絶望感。高季という名前でなければ、他の誰でもいいのにと書き綴ったあと、紙を全て燃やしてしまうっていうのは、ほんとうに切ないです。
高季もいきなり別れを切り出されて、これから綺を探しに回るのかと思いきや、ちょうちょが出てきて、一気に終わってしまってのは、残念です。もし1巻すべてがこのお話だったら、きっと都中を探し回って、綺が使えていた姫のお屋敷を探し出して、親切にしてくれていた三条から居所を聞き出して・・・って流れになってたのかなぁ、なんて。
最後も高季の父が、綺の祖父である院から、綺を探すようにと頼まれごとをしたというシーンで終わってますが、こっちも続きを読みたかったです。
綺を見つけて、祖父と再会。高季とも身分が釣り合って無事結婚しました。めでたし、めでたしって感じで終わって欲しい。
ああ、妄想が膨らんでしまいます(T.T)
続き書いてくれないかなぁ、「桜嵐恋絵巻」が終わってからでいいんで。
<愛玩王子―My Dear>
すでに完結した本編の番外編みたいなものです。
比奈と魔界の王子の結婚式の様子なんですが、これはイマイチでした。
元々、本編も1作目は面白かったんですけど、そのあとがちょっとでしたんで、結婚式と言っても、あんまり代わり映えしなかったです。これまでに出てきたキャラも出てきますが、すでにどんな話で出てきてたのか、記憶にないです。年ですかね?
<青宮の華燭>
前作「女王家の華燭」の数十年後の夜冗国のお話でしたが、前作に劣らず、話がまとまってて、面白かったです。
日々、後宮でなんの面白みもなく暮らしていた夜冗国の太子遼月は、自分に対し、アピールばんばんの女より、書が上手で、正しいことを正しい、悪いことは悪いと言ってくれる水連に惹かれていきます。遼月は、これまで事なかれ主義で生きていたのに、水連と出会うことで、民のことを考えるようになっていき、王道ではありますが、違和感は感じませんでした。
それに比べて、王様はよくいる妃にうつつを抜かしている感じですが、水連の書を本物と判断したり、水連と遼月の結婚を認めたりと、意外にもちゃんとしてるのは意外でした。
この作家さんの作品は、安心して読めますね。
次回作も期待しています。 -
Posted by ブクログ
原作はマンガらしい中華物語(でも、なんちゃって)のノベライズ
愚図な二の姫さま(は実は優秀で)と彼女の臣下兼先生になった宰相の息子(生意気なガキ)。
二人の関係が次第に深まっていく様子が、ときにコミカルに、時に感動的に描かれていて、とても楽しくすらすら読めてしまった。
姫さまの真実や、終盤、愚図だと思われていた姫さまが国の危機を救う展開も含めて、これは、いわゆる王道物語。
でも、それが心地いい。
ラストの姫と宰相の息子がいったん別れる展開は最後を読むまでヤキモキしてしまった。
どこかで、強奪とか、あるのかと思ったよ(笑)
惜しむらくは、家臣団ができて以降の話が短すぎたような気もする。
もっといろんな活躍があっても面白かったかな。
でも、まあ、これは、結局は二人の恋物語だからこれでよかったんだろう。
素直に面白かったです。