深山くのえのレビュー一覧
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主人公は生母が市女という低い身分のため、太政大臣の子息ながら周りから若君あつかいされていないのがかわいそう。
長兄は比較的まともだけど、下の兄や女房までもが家人よろしくいいように使ったりするのはどういうこと?と読みすすめながら憤慨してしまった。
仮にも主家の子弟に対し軽んじ見下したような態度や言葉遣い・・・当時の感覚からすればこれが普通だったのかもしれないが、なんとも割り切れない気分だ。
自分のそういう立場をわきまえて、常に目立たぬようにふるまう有視だが、陰陽生の春秋達と過ごすときは気持ちもほぐれて明るく振舞っているのがは良かった。
また優秀な陰陽生であるが家族との縁が薄い春秋も、似た -
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ネタバレ深山くのえさんの新作ということで、はずれはないだろうと買ってみました。「乙女なでしこ恋手帖」と同じ大正時代のお話です。
貧乏子爵家のお嬢様の紗子が父親の残した借金の返済のために質屋を訪れ、たまたま居合わせた帝大生の伊織と出会います。
借金は返済できたけど、今後の生活のために下宿屋を始め、個性的な人たちが住まい、不思議な縁でなんだか楽しい感じがしました。
伊織が自分の従兄の光也に下宿を紹介したくなかったというのは、紗子が光也を好きになったら嫌だって思ったからですよね。紗子の好みとは違ったみたいで、伊織の懸念は払拭ですけど、ちょっと伊織がかわいいかもって思っちゃいました。
気持ちは伝えてな -
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中編ひとつ、別のシリーズ番外編2つ、のアンソロジー。
別シリーズは別段内容を知らなくても読めましたが
多分『愛玩王子』はかなりの人数が出てきたので
知っていた方が面白いかも?
『青宮の華燭』は別の国の話なので
普通に読めます。
一言で終わらせるなら、シンデレラストーリー?
中編『冬の蝶』は、不思議な話。
半分かった紙に文字を書いたら、もう半分の紙に
その文字が現れるという…。
メールを、と作者は言っていましたが
チャットみたい、と思いました。
ライン、の方が適切?w
誤解とすれ違い、という、読んでいる方にとって
はらはらどきどきの展開盛りだくさん、でした。
しかも最後の、相手の父親の苦悩内 -
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- カート
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試し読み
購入済み中華風シンデレラ
読み終わった後にとても満足感のある作品でした。さすが深山さんと思わずにはいられません。
主人公の少女はすごくけなげで、とても好印象。他のキャラクターも読むごとに思い入れが強くなりました。
深山さんはあとがきで、ラブエピソードが少ないとおっしゃっていました。しかし、あからさまなラブエピソードがないので、時折見掛けられる愛情表現が余計心を苦しくさせ、じーんとしてしまいます。
とてもいい作品に出会えたと思います。続きも期待しています。 -
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ネタバレコミックスの部類分けですけど中身は小説です。
新・舞姫恋風伝となっていますが前作の登場人物は出てきません。そして誰も舞ってません(笑)
短編集で「琥珀の夢」と「茉莉花は月夜に微笑む」の2作が収録。
「琥珀の夢」が半分以上を占めているのでタイトルは「琥珀の夢」の方が良かったんじゃないのかな?とか思ったり。
短編ですが2つとも面白かったです。
個人的には「琥珀の夢」の方が好きです。身分違いの恋が切なく情熱的に描かれていました。主人公カップルよりも帝の性格が新鮮で良かったです(笑)
「茉莉花は~」は短かったのでもうちょっと読みたかったな、と思いました。こっちのバカ太子やバカ親王、バカ嫁にかなり腹が立 -
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ネタバレシリーズ2巻目。
恋人となり2人仲良く過ごす真那と八尋。けれど、そんなある日、東子の義弟・執棹が真那に目をつけ、無理やり自分のものにしようとする。そのことを知った八尋はある行動に移る。
1巻のラストで恋人同士になったから始終ラブラブな状態かしら?と思いきやそうは問屋が卸さない(笑)強引すぎる男の登場で焦った八尋がぐいぐい行動に出始めた感じ。今回はその男もあっさり引き下がったけど、あさっり過ぎてまた出てくるんじゃないかと思ったり。
中盤からは押勝と上皇+真備との戦いが勃発。真備けっこう好きだな。快活で飄々としたじーちゃん。押勝も腹黒さが隠せなくなってきてるかもね~ww恐いお人だわ。
3巻ではどん -
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ネタバレ2巻目。一気に読んでしまいました。おもしろかった。
イラストは由羅カイリさんでしたが、中華風じゃなく奈良時代なので、いつもの「彩雲国」イメージはなかったかな。
真那と八尋は互いに愛し合っているのに、2人の結婚を阻むのは、やっぱり恵美押勝の存在でした。彼の娘の東子は前巻では真那に味方してくれるのか分からないところがありましたけど、この巻では完全に真那に味方してくれてます。
吉備真備も出てきて、彼と恵美押勝との関係なんかは忘れちゃったけど、こういう感じで2回も遣唐使船に乗ったって言われたら、ちょっと納得しちゃったかもしれないです。
押勝の息子もどうしようもないし、東子の薬師をしてるのに使い捨 -
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ネタバレ平安時代かと思いきや奈良時代の話でした。
深山さんの新シリーズ開幕。やはり安定感のある面白さ。ただ漢字の読み方に慣れず、序盤は何度もページを戻って読みを確認しながら読んでたのでちょっと疲れました。でも途中からは自己流で読み始めてた(笑)
主人公は真面目で感情表現がちょっと苦手な薬師の女の子・真那。相手役は臣籍降下した元皇族の一族で内舎人の八尋。ある日、怪我をして倒れている八尋を介抱した真那。その後、偶然にも八尋と再会するが、彼の高貴な身分を知り思わず気後れしてしまう。八尋の気さく態度と優しい接し方に惹かれていくが、真那は自分の想いに素直になれない。そんな中、真那が勤める薬司から毒の実が消えて