せつなく甘い中華ラブ・ロマンス!!
時は四代国帝の治世、安寧の世。
歌が得意な宮妓の銀花は、何故か足繁く教坊に入り浸る皇太子・叡季と、顔を合わせればケンカばかり。
いつもイライラさせられて、でもそれが楽しみなようでもあり…
しかしある日、王宮で皇太子妃選びが始まり、銀花はお妃候補の令嬢がたの宴会に駆り出される。
そこで、最有力候補のお嬢様からとんでもない「依頼」をされて…!?
恋と陰謀渦巻く宮廷に花咲くスリリング・ロマンス!!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
Posted by ブクログ 2013年01月27日
舞姫恋風伝と同じ舞台なのかな?安心して読めました。ハッピーエンドはもちろんでしょうし。
今回は舞姫ではなく歌姫の銀花が主人公。相手役の叡季はめちゃくちゃ気さくな太子様(笑)こういう太子様もいいよね!
そんな銀花の特技は声真似。ある宴でその特技のことを最有力太子妃候補の娘に知られてしまい、その娘の身代...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月28日
声帯模写という小器用な特技を持ってるのに恋愛面では素直になれない歌姫と、意地悪かと思いきや意外と優しい、でも不器用な皇子の恋愛もの。
会いたいのに婚約者を装って壁越しでしか会話できない、という場面が切ないんだけど、現実の距離と心の距離の対比みたいで良いシーンだなと思いました。銀花が苦悩してた割に最...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月06日
猿国とあれば、「舞姫恋風伝」を思い出しますが、話は似ている感じがしました。舞姫と歌姫の違いと、帝と皇太子ってところは違いますけど。
話の結末はわかりきってはいますけど、やっぱり、深山くのえさんの話は読みやすいし、たまにジーンってなるところもあって、好きです。安心して読める感じです。
叡季のお妃候...続きを読む