フィリッパ・ペリーのレビュー一覧
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早く読めば良かったとも思うけど、様々な失敗と反省を経た今だからこそ内容がスッと入ってくる気もする。今読めて良かった。人生は常に今が一番若い日だ。何か問題があるとすれば今から治すしかない。過去は良くも悪くも変えられない。
子供への接し方。ベースにあるのは子供への愛、子供の成長への期待と言う。君のため、君のため。
しかし根底にあるのは、不安だ。そして、その主語は子供ではなく自分にある。過去の自分、かつて子供であった自分、その時の記憶と経験が今の行動を規定している。僕はこうだった、僕はこうしたほうが良いと思う。なぜそれができない?なぜそれに取り組まない?君のためを思って言っているのに大丈夫なの -
Posted by ブクログ
海外の本の邦訳なので日本の育児では無理なのもあるかな…と思ったらそんなことは全くなく有用すぎた。
タイトルがこれだが、どちらかというと未来の世代に向けた本。もう大人である自分の親世代には読んでもらって実践してもらうのは悲しいかなもう時間として少し遅いので、自分の子どもや、それだけに限らず自分自身の職場やいろんな人間関係をこれから先良好に保つための指針にもなる。
「子供は親の言う通りにしない。親のする通りにする」
→自分を見ても、自分の子を見ても本当にこれ。
「判定することをやめよう」
「判定はせず、よく出来た点を見てその真価を褒める」
「判定は保留し、ふんわり結論を保持すること」
「子ども -
Posted by ブクログ
タイトルからてっきり、自分の親に読んでほしかった「既存の」書籍リストが紹介されているのかと思った。自分の親に読んでほしかった「本」って、「本書」のことだったのね笑
今の子育てって、こんなにも目新しいのか…!
目新しいのか、本来あるべき理想の子育てにようやく現代人が気づいただけなのかは正直分からない。(とりあえずここでは「目新しい」ってことにしておく笑)
しかし少なくとも、私の幼少期から親元を離れるまでの期間には、お目にかかれなかった価値観がたくさん散りばめられていて、目から鱗の連続だった。(私の親世代が読んだ日にゃ、目から鱗どころかショックの連続だろうな…)
「星形のシールをほしがるよう -
Posted by ブクログ
出産前に購入したものの、産後のバタバタでなかなか読み進められず漸く読み終えた。娘は一歳半になり、プチイヤイヤ期のようなものも始まりつつある。このタイミングで集中して読み終えることができてとても良かった。
親の気持ちやモヤモヤを子供に押し付けず、私がどう思うをちゃんと伝える。娘がなにを思っているのか、怒っているのか、悲しんでいるのか、喜んでいるのか、寄り添って言葉にする。この二つは娘がこれから成長していく中でずっと大切にしていきたいと思う。
娘が泣いているとそんなこと忘れてしまって、私もイライラしてしまったりすることもあるけど、できる限り落ち着いて寄り添いたい。
最後の後書きのところで、昔私 -
Posted by ブクログ
「子育てに時間をかけることは未来への投資」
❶子供の感情を受け止め、なだめることが大事
❷赤ちゃんからの影響を受け入れる
家事や仕事に忙しい毎日の中で、つい子育てに効率を求めていることに気付かされた。「上手いことやりたい」「早く楽になりたい」と思ってしまっていた。
今の育児は、大人にとって都合がいいように、大人の負担が軽くなるように、そこに重きが置かれているのかも。大変で手がかることを受け入れて、根気良く向き合うことこそが子育てであり、その積み重ねが、子供の自尊心を育むのだと学んだ。わたしが大変であればあるほど、それは我が子が「親に影響を与える存在である」ということの証なのだと思った。 -
Posted by ブクログ
著者自身の実体験や、さまざまな親のケースが記してあり、どうすべきであったかを振り返る内容。
一般的な教育本と言いたいことは同じ。
それが具体的に書かれてある点は良い。
一方、長たらしい。
以下メモ
感情的な反応のトリガーは、目の前で起こっている物事だけでない、自分の過去の中にもある。
子どもへの怒りなどは、自分が子どもの時に抱いた感情から自分を守るための行動。
大人は絶対に正しいと思わせるのはダメ
興味がないは距離を置きたいというサイ
内なる批判はしない。
自分を制止するような物事は思い浮かべない
断定よりもふんわりした結論
正しいか間違っているかよりも、互いにどう感じているかを考える -
Posted by ブクログ
- 子供が生まれてから育児本は何冊か読んだが、いざ兄弟喧嘩したとき、悪いことした時に「あーこれどうするんだっけ…」と思考停止になってしまってあまりしっくり来るものはこれまでなかった。この本も半分くらいは同じような感想で、全てに共感できるわけではなかったが、ところどころハッとさせられる部分があって、気づいたらいつもより多めにメモをとっていた。
- 自分と子供の関係って知らず知らずのうちに自分と親の関係が映し出されてるんだなあ…ということをこの本を読んでから何度も思うようになった。「自分もこうだったしやはりこうあるべきだな」という価値観の影響を受けてる部分、ここだけは嫌だったと反面教師にしてる部分