フィリッパ・ペリーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・子供からの影響を自然に受け入れる。
子供の話を聞き入れ、それを自然に受け入れる
・次に何が起こるかを話して聞かせ、少し間をおいてから行動に移ることが大事
「これから抱っこしてチャイルドシートに座らせるよ」「今からベルトを外すよ、ベビーカーから抱き上げてチャイルドシートに座らせるからね」
・赤ちゃんは、有る物体が見えなくなっても変わらず存在すると考える能力が最初はない。だから姿が見えないと見捨てられたように感じる。この能力を身につけるためには、最初のうちは赤ちゃんが不安にならないようできるだけそばにいてあげること。そばにいられなくても遠くから声をかけてあげること
・1人で眠れるようになるまでは、赤ちゃんの段階をふむことが大事。
うとうとしたら大人のベッドに寝かせてひたいを撫でる→うとうとしたらベビーベッドに寝かせる→ベビーベッドを徐々に遠ざける→ベビーベッドを別の部屋に移動する、など。ベビーベッドを孤独を感じた場所として認識させないことが大事
・親から離れるペース、自分でやるべきことをやるペースが子供に任されていれば、子供は不安を感じてまとわりついたりしない
・最初にポジティブな形で投資すれば、後になってネガティブな形で対応を迫られることが減る(子供が遊びたがったら、子供がやりたいことに最初にしっかり付き合う。子供が遊びに没頭して親を必要としなくなったらそっと身を引く)
・親は子供に常に幸せでいてほしい、子供が寂しい・悲しい・怒っている気持ちを持っていると、どうにかしてその気持ちを無理やり前向きにさせようとするが、常に幸せでいてほしいという気持ちは子供に無用なプレッシャーを与えてしまう。親は子供がどんな気持ちでいる時もそばにいて、その気持ちを認め、支えるだけでいい。 -
Posted by ブクログ
前作である『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』に引き続き、こちらも素晴らしかった。
フィリッパ・ペリーの温かくも、厳しい、そして厳しくも思いやりのある文体が素敵だ。
本書はかなり自分の振舞い、思考を反省する点が多かった。
「あなたは○○だ」「あるいはあなたが○○してくれない」。こうした言い方は主語が他者になっている。
これに対し、自分がコントロール出来るのは自分だけという観点から、言いたいことは自分を主語にした”I Statement”にするべきだと示している。
「私は○○だと思う」という意見であれば、相手を非難したり、相手に強制しようとしたりということがなくなって、やり取りが一気にマイルドになる。
これは本当にその通りだと納得した。
一方で、釈然としない部分もいくつかあった。
多くの相談者の文が紹介されているが、一つ一つにやや厳しい指摘をしていく。
そうした紹介文の中には、共感するものが少なくないのだ。
例えば奥さんに対して、自分は相手へ思いやりを持って対応していて、相手を尊重し、セックスレスであっても相手の都合に合わせて我慢しています、といった相談。
あるいは、パートナーが性的に自分を見てくれない、このまま人生を終えるのは耐えられないから離婚を考えているという70代女性からの相談など。
こうした内容には、パートナーとの愛のある接触があるのであれば、必ずしもその接触が性的な物である必要はないし、そこに拘って相手を下に見たり、雑に扱ったり、離婚をしたりという選択肢を選ぶことは薦めない、という厳しい指摘をする。
これらについては、納得できる部分もあるが、一貫して、性的な欲望を充足させること行動のトリガーとすることを著者は肯定しない。(強く否定もしない。)
欲望や他者との関係を密にしたいと思うことは自然であるし、スキンシップ自体は人間関係を充足させ、それが人生を幸福に導くことは疑いようがない。
しかし性欲自体は、愛情とはまた別で、特に性欲自体が衰える人生の後半においては、それ以上にオキシトシンによる穏やかな愛情の方が重要であるという考えからだろう。
著者フィリッパは、良い部分、悪い部分を分けて考え、問題を特定し、対応案を提示してくれる。
それは必ずしも自分自身のケースとぴったりハマるピースではないが、それぞれのケースと、それらへの対応の応用でかなりの人間関係のベースがカバーされるように思う。
より具体に入り込めば当然漏れる部分も出て来ようが、高い視点から他者に対する思考法を敷衍すれば汎用的なシチュエーションに対応できるはずだ。
あとがきにある言葉が、まさに核心を突いてくる。
本書は他者に読ませたい。大事な人、自分が「こうなってほしいな」と思う人に読ませたい、と思わせて、実際には自分自身が一番読むべきだというレトリックだ。
他者は変えられない。如何にこうした日々の対人関係の積み重ねで自分自身を整えてゆくか。そこが一番の教えに違いない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作の自分の親に読んでもらいたい本を読んでいたこともあり気になったので読んでみました。
このシリーズのタイトルの衝撃。
期待通りでした。結論から言うと、本書の本当に伝えたいことは、決して大切な人(自分以外の誰か)に読んでもらいたい本ということではなく、自分自身に読んでもらいたい本といいますか、生きづらい世の中を生きていく中で、いろんな人の悩みがメールで来ていて回答されていきます。
それは、解決策というわけではないです。
そういうものや事柄をきっかけに自分自身の人間関係と向き合い方を今一度考えるきっかけになる。そんな本でした。
人間関係は難しいです。相手も生きてますし、自我があります。そういう中で、相手に変わってもらうなんてことは不可能ですから、自分自身が変わっていくしかない。これはわかっていてもできるかと聞かれると大変難しいことだと思います。一朝一夕で変われることはないです。常に継続。
そういう自分自身の変化と向き合うために力になってくれる本だと思います。 -
Posted by ブクログ
イギリスの心理療法士が、さまざまな親子の実例をもとに、子どもとの接し方を解いた本。
新生児〜10代までの親に向けて、「子ども目線」を取り戻す観点が紹介されており、円滑な関係を築くきっかけになるのではないか。要所で「ワーク」があり、自分の過去と向き合う機会になるので、自分の感情の原因に気がつくことができた。
個人的に大切だと感じたポイントは「観察」「共感(受け入れ)」「言語化」「予告」。
観察により、子どもの発するサインを読み取り、抑制するでもコントロールするでもなく受け止め、語彙の長けた大人が言語化してあげる。自分に関心が向けられてると感じた子供は安定した愛着が育つという。