三雲岳斗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
事前知識全くなしで読んだけれど、とっつきやすくて読みやすかった。短編で構成されているため、それほどつながりを意識しなくても良いのが、読みやすい要因の1つかもしれない。
どうしても「Chronicle 2nd」を思い出してしまったけれど、それには触れない。書や知識の魔物はずっと伝えられているものでもあるし、ナインスゲートなんて映画もあったりするし。
Episodeと断章、そしてExtra Episodeから構成されるので、それぞれの関係は知っておかないと混乱する。また、時系列は収録順でないことも混乱の原因となる。それだけ気を付ければ特に疑問もなく読めるはず。
ただ、小説からイメージを喚起す -
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Posted by ブクログ
や、普通に面白かったです
兄に対するコンプレックスを抱える主人公の描写や
アスラマキーナなどの細かい設定
そして二巡目という世界観
登場するキャラクター(個人的に奏と朱浬)も大変魅力的で
続きを読まずにはいられない一冊でした
しかし真に私の目を惹いたのは、その圧倒的な文章力
ごくごく平易で、奇をてらった技巧など何もない
普通の一人称であるにも関わらず
気が付けば自然に文章を追う視線が次へ次へと流されていました
300ページオーバーと決して薄いわけではないのに
残るのはすっきりとした読後感
最近ちょくちょく一人称を書いている人間としては
大いに研究すべき書き方に出 -
Posted by ブクログ
某ニコニコ動画でなんとなく見ていた動画に出てきた作品。
見た瞬間「これは良作だ」と直感しました。キュピィーンという効果音が聴こえたかは定かではありません。
結果的にはその予感は当たってまして、調べてみたら「アスラクライン」の著者が書いている作品なんだそうな。「アスラクライン」自体は読んだことないけど、前に作家を目指してる友達が絶賛していたのを思い出して購入。
内容的には、「キノの旅」に若干似てるかな?
ほとんどのストーリーがなにかしら道徳的な内容を含んでおり、ガツガツ読み進めるタイプのライトノベルではありません。一話完結、基本登場人物がヒューイとダリアンの2人で、拠点をもたない・・・といっ