ファン・ボルムのレビュー一覧
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本とコーヒーがあって、心地よい場所があって、あとは適度な自己肯定感があれば、人生を生きて行ける。
冒頭、主人公ヨンジュの心と書店との関係が、心地よい文章とともに頭の中に入ってくる。
「ヨンジュは中に入る(自分が経営している書店)。心地よい感覚。彼女の心が仕事場を喜んで迎え入れる。自分の身体のすべてがこの場所に安らぎを得ていると感じる。彼女はもう、意思や情熱といった言葉に意味を求めないことにした。自分が頼るべきは、みずからを駆り立てるために繰り返してきたそういう意味ではなく、身体の感覚だということを知っていたからだ。」
毎年、年末年始の休みには、とっておきの単行本買っておき、ゆっくり読むこと -
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本読み仲間の友人から春樹の事も書いてあるよと紹介されて。いや本好きならたまらない内容よ。
好きで好きで本読み中毒から、書くこと、小説家と自分を昇華させていってるのが凄いな。
そして一点集中型からジャンル問わす読み、学んで行く感じで、これは彼女の本読みとしての自叙伝だ。古典から経済学者の本まで(意図的に色々読んだ時期があると告白されている)。
紹介されてる本は大衆小説的なのは少なくて、古典とかも多い。私なんかは生涯一度は読んでおきたいと思うものの、手をつけられていない本も沢山あって改めて少しづつ挑戦しようと思えた。
ファンさんは、本にアンダーラインを引いて書き込む派だ。確かにその方がよ -
Posted by ブクログ
『ようこそ、ヒュナム堂書店へ』の著者、ファン・ボルムさんの読書エッセイの改訂版があると知って、早く読みたいと思ってました。
題名がいいですよね。
読書は自由だから、どんなふうに読んでも、その人となりが現れます。
なぜ、本を読むのか、読み終わって感じる満たされた気持ち、新しい本を手に取った時のワクワク感。なかなか読み進められない本へのもどかしさ。いい感じの本屋さんを見つけた時の高揚感。
本への愛情がたっぷり語られていると感じました。
各章に著者が愛する作品が紹介されていて、作品は読んだことのないものばかりだったけれど、引用された一節に心が動かされます。
紹介された作品は外国のものばかりで、難易度 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書に関するエッセイ。語り口が優しく(ようこそ、ヒュナム洞書店へと一緒!)、読書に対する愛が深くて面白かった。
読書をするときの不安?悩み?戸惑い?に対して私はこうしているという事が書かれていたり、たくさんの本から引用がされていたり、でも押し付けとか上から目線という感じがせず好感を持てた。
後半は若干流し読みになってしまったけれど、前半はメモをしながら読むほど良い言葉がたくさんあった。
◯読書後の忘却
読書が虚しく感じられる理由
「文学的健忘症」
パトリックジュースキント
読書においては「記憶」ではなく「変化」がもっとも重要だ
◯読んだり書いたりするときに感じる快楽は、時とともに大きくな -
Posted by ブクログ
少し飛ばしながら読んだけど、ファンドルムさんの文章はとても好き。
・もし一冊の本を読む前の自分と読んだあとの自分が少しでも変化していたなら、たとえその本を読んだことすら覚えていなくても問題ないのだ
・誰も自分の金を分け与えようとはしないのに、
自分の人生はらいかに多くの人々に分け与えていることでしょう?
人は財産を守ることにかけてはケチくさいのに、時間を浪費することには鷹揚です。
こと時間にかけては貪欲であって然るべきなのに。(セネカの【人生の短さについて】より)
・わたしたちは他人の人生をよく知らないので、その人の人生で一番目立つ面だけに注目しがちだ。 -
Posted by ブクログ
「ヒュナム洞書店」はカフェスペースを有するブックカフェ。どうやら本を購入するか、コーヒーを注文すると最低限3時間くらいはテーブル席で寛いでいてもよく、それ以上居たければコーヒーを追加注文した方が良いみたい。但し常連客も多く、カウンター席或いはテーブル席の1画を独占している場合もある。コーヒーは結構旨いらしいが、ベストセラーはあまり置いてなく店長の良し悪しの主観、好みで本を陳列、販売しているらしい。店長が売りたい本、読んで欲しい本は、店長の感想などが書かれたメモが張ってあるので、その本を購入するかどうかはそれを目安にすればいい。
またその書店には結構興味深いイベントが行われることがあり、「たわし