ファン・ボルムのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ゆるやかに心がほぐれていくような作品でした。登場人物の全員が主人公のようで、自分の現状や悩みと重なる部分もあって。頭と心の中の言葉にできないモヤモヤが、気持ちよく、丁寧に言語化されていて、読んでいてあぁこの表現がぴったりだと思う文章が多かったです。
そのようなモヤモヤには、自分で思う以上に贅沢にたっぷりと時間をかけて考えることが大切だと、登場人物達から教えてもらいました。そして自分自身にたくさん問いかけて、わからないことは周りの人にも聞いて、本や映画の世界にも答えを求めて...。
大変で、考えないことに流されてしまいそうでも、考えて考えて、考えることでどこか少し先の場所に辿り着けるのだと感じま -
Posted by ブクログ
久しぶりの韓国小説。
韓国の人の名前を覚えるのが苦手で、
人物紹介に指を挟んで読む状態だったけど、
章が短めで読みやすかったし、好きな話。
高校生の息子を心配し過ぎてしまうオンマの気持ちも分かるし、高校生の方の気持ちも分かる。
就活に失敗した息子に電話してしまう母親の気持ちに感情移入するけど、息子の方の気持ちも理解できる。
ボタンはあるのに穴がない理不尽、
ジョンソの怒りもよーく分かる。
感情が忙しかったけど、嫌な感じはなかった。
一休み。いいなと思うけど、
休まなきゃいけないほど追い込まれる社会の方がおかしいのかもしれない。
読書会に出てきた「働かない権利」
すごく読みたいけど未邦訳です -
Posted by ブクログ
2026.6
毎日少しずつ読んだ。
面白いブックガイドだった。
毎日読書したい。
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P7 より勇気ある、より揺らがない人間
P17 相手がこれまでどういう本を読んできた人かわからないのに、その人にぴったりの良書を薦めるなんて、どんなに難しいか!
P19 哲人 そして、刹那としての「いま、ここ」を真剣に踊り、真剣に生きましょう。過去も見ないし、未来も見ない。完結した刹那を、ダンスするように生きるのです。誰かと競争する必要もなく、目的地もいりません。踊っていれば、どこかにたどり着くでしょう。青年 誰も知らない「どこか」に!(嫌われる勇気)
P57 小説を読む人は、誰よりも「自分の人生」 -
Posted by ブクログ
本読み仲間の友人から春樹の事も書いてあるよと紹介されて。いや本好きならたまらない内容よ。
好きで好きで本読み中毒から、書くこと、小説家と自分を昇華させていってるのが凄いな。
そして一点集中型からジャンル問わす読み、学んで行く感じで、これは彼女の本読みとしての自叙伝だ。古典から経済学者の本まで(意図的に色々読んだ時期があると告白されている)。
紹介されてる本は大衆小説的なのは少なくて、古典とかも多い。私なんかは生涯一度は読んでおきたいと思うものの、手をつけられていない本も沢山あって改めて少しづつ挑戦しようと思えた。
ファンさんは、本にアンダーラインを引いて書き込む派だ。確かにその方がよ -
Posted by ブクログ
『ようこそ、ヒュナム堂書店へ』の著者、ファン・ボルムさんの読書エッセイの改訂版があると知って、早く読みたいと思ってました。
題名がいいですよね。
読書は自由だから、どんなふうに読んでも、その人となりが現れます。
なぜ、本を読むのか、読み終わって感じる満たされた気持ち、新しい本を手に取った時のワクワク感。なかなか読み進められない本へのもどかしさ。いい感じの本屋さんを見つけた時の高揚感。
本への愛情がたっぷり語られていると感じました。
各章に著者が愛する作品が紹介されていて、作品は読んだことのないものばかりだったけれど、引用された一節に心が動かされます。
紹介された作品は外国のものばかりで、難易度 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書に関するエッセイ。語り口が優しく(ようこそ、ヒュナム洞書店へと一緒!)、読書に対する愛が深くて面白かった。
読書をするときの不安?悩み?戸惑い?に対して私はこうしているという事が書かれていたり、たくさんの本から引用がされていたり、でも押し付けとか上から目線という感じがせず好感を持てた。
後半は若干流し読みになってしまったけれど、前半はメモをしながら読むほど良い言葉がたくさんあった。
◯読書後の忘却
読書が虚しく感じられる理由
「文学的健忘症」
パトリックジュースキント
読書においては「記憶」ではなく「変化」がもっとも重要だ
◯読んだり書いたりするときに感じる快楽は、時とともに大きくな -
Posted by ブクログ
読み始めてすぐ心に響いた部分
「心地よい感覚。彼女の心が仕事場を喜んで迎え入れる。自分の身体のすべてがこの場所に安らぎを得ていると感じる。彼女はもう、意志や情熱といった言葉に意味を求めないことにした。自分が頼るべきは、みずからを駆り立てるために繰り返し唱えてきたそういう言葉ではなく、身体の感覚だということを知ったからだ。いま、彼女がある空間を心地よいと感じるかどうかの基準はこうだ。身体がその空間を肯定しているか、その空間では自分自身として存在しているか。その空間では自分が自分を疎外していないか。その空間では自分が自分を大切にし、愛しているか。ここ、この書店は、ヨンジュにとってそういう空間だ。 -
Posted by ブクログ
少し飛ばしながら読んだけど、ファンドルムさんの文章はとても好き。
・もし一冊の本を読む前の自分と読んだあとの自分が少しでも変化していたなら、たとえその本を読んだことすら覚えていなくても問題ないのだ
・誰も自分の金を分け与えようとはしないのに、
自分の人生はらいかに多くの人々に分け与えていることでしょう?
人は財産を守ることにかけてはケチくさいのに、時間を浪費することには鷹揚です。
こと時間にかけては貪欲であって然るべきなのに。(セネカの【人生の短さについて】より)
・わたしたちは他人の人生をよく知らないので、その人の人生で一番目立つ面だけに注目しがちだ。