ファン・ボルムのレビュー一覧
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じわり、じわり、じわりと沁みる。
登場人物たちの迷いながらも丁寧に今を生きる、無理はせずでも手を抜くことなく、挫折を味わってそれでも日常を考えながらゆっくり歩む。
そんな姿が沁みるーーーー。
最初は本当日常のちょっとしたところを切り取っていたのにそれが積み重なって厚みを増していく楽しさ、美しさがめっちゃ良い
私はスンウが登場した章が1番好きで、その後に来た労働に関する議論の章はなかなか唸らされた。
この作品の登場人物、みんな心優しくて良い。
ただ、名前が混じって、誰が誰か文脈から察する、っていう笑
あと、スンウがタイプすぎた。こんな思慮深い人に出会いたい。
2025.11.22
109 -
Posted by ブクログ
とても良かった。ヒュナム洞書店通い詰めたい!!
ネトフリの睡眠ガイドの本屋さんすごい好きなんだけど、同じくらいかそれ以上にすきかも!
すごく良かった。生きるとは、生きるを毎日つづけることなんだなぁ。
ならば、ネガティブでいるよりも、少しでも自分の心を満足させられるように自分のために生きていたい。
みんな素敵な人たちで大好きだった。
こうやって自分の居場所を自分で作っていけたらいいなぁ。
優しい気持ちになる本だった。大人気なのは頷けるし世界中で翻訳されてるのも頷ける。
さいごの
1日を豊かに過ごすことは人生を豊かに過ごすことだ
って文章は覚えておきたい。 -
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ネタバレ毎日も読む時間はないし、そんなに沢山読んでるわけではないけど刺さりました。付箋だらけ。私にとっては、小さいけど何かのきっかけをくれるような本です。読んでて気持ちいい綺麗な文章…には不思議な魅力があります。
「最近気分が晴れないな....」「ちょっとした息抜きが欲しいな....」そんな時にまた再読したい…
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退屈で、物語が恋しくて虚しくて友達に共感したくて、世の中に希望を持ちたくて、そして究極的にはただただ何かが読みたくて、私は毎日本を読んできた。これからも読み続けるだろう
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本を読んで強くなりたい。より揺らがない、よりどっしりした人間になりたい。傲慢でもなく、無邪気 -
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とてもよかった。
何々の本を読んだ、その感想、ではなくて読書にまつわる色んな体験談の本。
最近、同じファン・ホルムさんの「ヒュナム洞書店へようこそ」を読んだときに書いてあったり、またとある読書家さん(主に小説やエッセイを読まれている方)のVlogを延々と見て、気づかされたことがある。
私はずっとこの年まで読書を
・知識の吸収
・現実逃避
・娯楽、エンタメ
と捉えて読んでいた。
だが自己啓発本でもない小説やエッセイや教養文庫を読み、
「そこに書いてあることを実践する」
という読み方をする人がいるんだ…!と言う事に目からウロコだった。
自己啓発本ならわかるんです。でも小説の登場人物や何気ないエ -
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この本を読んでから、読書のすばらしさを痛感しただけでなく
いろんなジャンルの本を読んでみようかなという気持ちになった。
著者は非常に多くの種類の本を読んでいると感じた。
もちろん著者が、子供のころから本好きで読書の量が圧倒的に
多いので新しいジャンルの本でも読むのに苦労しないのかもと思ったが
そんな著者にとっても読みづらい本や理解するのに時間のかかる本が
紹介されていたので、読書歴の短いわたしでも自分が読んだことのないジャンルの本でも
読もうと思えば読めるのでは?という気持ちにさせてくれた。
読書嫌いの私が25歳の時に読書を開始した時と同様に、
新しい世界にも足を踏み入れてみようかなという
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読書と人との関わりを作者の実体験と絡めて解説しているエッセイです。
自分としてはp208の『読書はわたしにとって余興であり、休息であり、癒やしであり、わたしのささやかな自殺なのです。世の中に耐えられないときは、本を手に取り、丸くなって横たわるのです。』(ジョナサン・コット)という引用文に深い感銘を受けました。辛い現実からの逃避。自分にもそういう目的で読書をすることが何度もあります。多くの人の中にもそういった人たちもいるんだろうなぁとボンヤリと思っていましたが、いざ言葉にされるとドキリとします。
とても面白く読み応えのあるエッセイでした。オススメです。 -
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ネタバレ思わずわたしだ!とさけんだ。わたしがいる。
「心がざわつくときは本という部屋に入ってゴロゴロしていた」
という序章から始まるこの言葉でもう仲良くなりたい!と思ってしまった。
韓国人の方だけど日本の作家も読んでいるし、それだけでなく世界中の名著をあげるので、同志だ!と仲間を見つけたようで嬉しくなりつつも私の百倍くらい読んでる。
51.自分を守る読書 が特に感銘を受けた。
広告画像が、幸せになりたければ脱毛しダイエットして、美人になって、流行に乗り、金を稼げと脅してくる。私たちの思考を鈍らせる。
わたしの幸せはわたしのもので、その信念を読書を通して育てていくのだ。暴力性のある「提案された幸せ」 -
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「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」の著者さん。
読みながら「うわ〜」って何度も感嘆の声が出た。
あちらこちらに読み返したくなる文章が散りばめられていました。
わたし、好きな一文に出会うと、すぐにもう一度読んでじっくり味わわずにはいられないんです。
またしても、「本好きのための、本好きによる作品」といった印象。
先日読んだ、「夜更けより静かな場所」もいたく感動しましたが、こちらも共感と思考と思い出の海にただよっているような素敵な読書時間でした。
ファン・ボル厶さん、小説もエッセイもいいなぁ。
本を読む人なら共感も多いと思う。
著者の言葉に自分の思考や感情を重ね合わせてしまうし、耳を傾けずにはいら -
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ふらっと暇つぶしに寄った本屋さんで見つけ、装画に惹かれて手に取り、パラリと目次を見てビビっときて、すぐにレジへ。
あっという間に読み終え、付箋だらけに。
とっても大切な一冊になった。
本の楽しみ方や向き合い方、自分と本の距離感、本の存在‥そんなことを改めて考え、また、自分にとっての読書のあり方を答え合わせしていくような、そんな一冊だった。
決して堅苦しい読書指南書的な書き方ではなくて、読書の魅力や価値を優しく伝えてくれ、良く本を読む人にとっては共感したりさらなる読書ステップの参考になるだろうし、読書が苦手な人にとっては、だから本って大事なんだな!って気付かされるのではないかと思う。
著 -
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ネタバレエッセイだと思っていたら小説だった。
いろいろ考えながら読みました。
印象に残ったとこ。
・本は記憶に残るものではなく、身体に残るものというアルムさんの話。
そうであってほしい、そうでないと困ると思った。ヨンジュさんと一緒で安心しました。
・ミンジュン 「何かの準備をすることをやめたかった」
自分もそういう思いをしたことがあるなと。
・和音と不協和音の話。
ヨンジュとミンジュンの会話がよかった。自分を受け入れること。そっか自己正当化だ。
・ジョンソの安堵感の話。
「自分が礼儀を守っている限り、誰も私に無礼な態度をとったりはしないだろう」
・ヨンジとミンチョルの会話。風の話。
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コーヒーを入れるときはコーヒーの事だけを考えると言う章すごく良かった。現在過去未来を考えてしまうけれど、コーヒーを入れる時だけは目の前の、今のコーヒーに集中する。
よく聞くフレーズだけど、コーヒー1杯が現実と未来の間の人生をつなぐものなんだという意識で集中していったら、周りがみんなそのコーヒーの味を褒めてくれて、今度はコーヒーを入れながらこれからの何かを願い始めたと言う流れがとっても哲学的で美しかった。
韓国人の名前を常に聞いてて慣れてる自分でさえも、読みながら登場人物の名前や特徴がわからなくなってしまうけど、キャラクター紹介(相関図まではいかない)が巻頭に載っているのがすごく親切だった。
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2026.6
毎日少しずつ読んだ。
面白いブックガイドだった。
毎日読書したい。
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P7 より勇気ある、より揺らがない人間
P17 相手がこれまでどういう本を読んできた人かわからないのに、その人にぴったりの良書を薦めるなんて、どんなに難しいか!
P19 哲人 そして、刹那としての「いま、ここ」を真剣に踊り、真剣に生きましょう。過去も見ないし、未来も見ない。完結した刹那を、ダンスするように生きるのです。誰かと競争する必要もなく、目的地もいりません。踊っていれば、どこかにたどり着くでしょう。青年 誰も知らない「どこか」に!(嫌われる勇気)
P57 小説を読む人は、誰よりも「自分の人生」 -
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2024年本屋大賞翻訳小説部門第一位を受賞した小説。会社を辞めた書店主であるヨンジュがソウル市内の住宅地ヒュナム洞に書店を立ち上げて、一緒に働くバリスタのミンジョンや友人兼コーヒー業者のジミ、書店にやってくる方々との交流を描く。前書きにもある通り、登場人物のみなが、「どこか自分と重なる」存在として描かれていて読者に寄り添う温かさを感じる。こうして本を読んだ感想を書くときに、書店主ヨンジュのように、自分が好きな本ではなく、「客観的な目で本を見てみよう」という視点は忘れないように自戒できた。本が好きな方ならヒュナム洞書店のような場が欲しいと思うことは少なくないはずなので気になった方はぜひ。