ファン・ボルムのレビュー一覧

  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    どんな本?と聞かれたら、迷わずこう答える。
    「欲しい言葉を、くれる本」

    はじめは、スローペース。
    韓国のとある街にできた、本屋さん。
    そこから、徐々に徐々に、人を巻き込んでいく。

    それぞれの、生きる、悩みと向き合う中で。
    ふっと肩の力が抜ける言葉がたくさん出てくる。
    本好きさんのための、本好きさんの本。

    日本人作家だったら誰の作風に近いかな?
    小川糸さんとかかな?なんて空想しつつ読みました。

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    2025年10月01日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    これは、

    繊細で優しい人たち
    家族の問題に悩む人たち
    何度も些細なことで迷い立ち止まる人たち

    どこにでもいる私たちのような人たちのお話だった。

    韓国の小説はもしかしたら初めて読んだかもしれない。翻訳が上手いのだと思うけど、とても読みやすかった。美しい文章。
    呼称の使い分けとか親子関係とか韓国ならではと思った部分もあったけど、大部分において、私たちのように悩んだり人を想ったりしているなぁと日本の小説と同じように共感して読めた。
    文化が近いからなのか、そもそも現代社会の人類普遍の感覚なのかはわからない。英語翻訳も出てるから、欧米での書評が気になる。

    この本を読んで、
    (日本では本当に少なく

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    2025年09月27日
  • 毎日読みます

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    読書と人との関わりを作者の実体験と絡めて解説しているエッセイです。
    自分としてはp208の『読書はわたしにとって余興であり、休息であり、癒やしであり、わたしのささやかな自殺なのです。世の中に耐えられないときは、本を手に取り、丸くなって横たわるのです。』(ジョナサン・コット)という引用文に深い感銘を受けました。辛い現実からの逃避。自分にもそういう目的で読書をすることが何度もあります。多くの人の中にもそういった人たちもいるんだろうなぁとボンヤリと思っていましたが、いざ言葉にされるとドキリとします。
    とても面白く読み応えのあるエッセイでした。オススメです。

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    2025年09月22日
  • 毎日読みます

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    読書エッセイ。
    読書のコツや、著者の読書生活が綴られていて、共感しながら読んだ。

    印象的な引用がたくさんあったが、特に好きなのが、人生と物語を重ねた以下の引用。

    人生は、私の成功や失敗には関心がない。その代わり、私がどれほどすごいことを望んだのか、それによってどれだけ自分の人生を鮮烈に感じ、また何を学んだのか、その結果、どんな物語が生まれたのかーそういう問いだけが重要なのだろう。

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    2025年09月13日
  • 毎日読みます

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    ネタバレ

    思わずわたしだ!とさけんだ。わたしがいる。
    「心がざわつくときは本という部屋に入ってゴロゴロしていた」
    という序章から始まるこの言葉でもう仲良くなりたい!と思ってしまった。

    韓国人の方だけど日本の作家も読んでいるし、それだけでなく世界中の名著をあげるので、同志だ!と仲間を見つけたようで嬉しくなりつつも私の百倍くらい読んでる。

    51.自分を守る読書 が特に感銘を受けた。
    広告画像が、幸せになりたければ脱毛しダイエットして、美人になって、流行に乗り、金を稼げと脅してくる。私たちの思考を鈍らせる。
    わたしの幸せはわたしのもので、その信念を読書を通して育てていくのだ。暴力性のある「提案された幸せ」

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    2025年09月03日
  • 毎日読みます

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    「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」の著者さん。
    読みながら「うわ〜」って何度も感嘆の声が出た。
    あちらこちらに読み返したくなる文章が散りばめられていました。
    わたし、好きな一文に出会うと、すぐにもう一度読んでじっくり味わわずにはいられないんです。
    またしても、「本好きのための、本好きによる作品」といった印象。

    先日読んだ、「夜更けより静かな場所」もいたく感動しましたが、こちらも共感と思考と思い出の海にただよっているような素敵な読書時間でした。
    ファン・ボル厶さん、小説もエッセイもいいなぁ。

    本を読む人なら共感も多いと思う。
    著者の言葉に自分の思考や感情を重ね合わせてしまうし、耳を傾けずにはいら

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    2025年08月31日
  • 毎日読みます

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    読み応えのある1冊だった

    本好きの人も あまり読まない人でも
    楽しめるのではないかな
    軽やかな文体は訳者の力もあるだろうけど
    頭に入りやすく
    心地よかった

    本から得られる 様々なギフト
    これからも たくさん受けとるつもり

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    2025年08月19日
  • 毎日読みます

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    ファン・ボルムさんと同じく、とにかくとにかく読む…。読むことが大好きだ。それでいいんだ。
    書評を書くために読むの、これかれやっていきたいと思った。
    読むために読んでいた読書だったが、書くために読む、と少し楽しみが増えた。
    本好きさんを増やしたい。ならば読んだ本を薦めてみたり、本をプレゼントしてみたりしてみなきゃね。

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    2025年08月17日
  • 毎日読みます

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    「本を読もう!」という啓発本ではないし、「本はこう読むものだ」という読書論を語る本でもなく。【なんで私は本を読むのか?】と,筆者自身が本と読書との間で体験したことについて語る「本」に向けたラブレターのような本。「あなたは私か?」(三宅香帆さんの推薦文より引用)と言いたくなる、共感する言葉がたくさんあった。

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    2025年08月16日
  • 毎日読みます

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    ふらっと暇つぶしに寄った本屋さんで見つけ、装画に惹かれて手に取り、パラリと目次を見てビビっときて、すぐにレジへ。

    あっという間に読み終え、付箋だらけに。
    とっても大切な一冊になった。
    本の楽しみ方や向き合い方、自分と本の距離感、本の存在‥そんなことを改めて考え、また、自分にとっての読書のあり方を答え合わせしていくような、そんな一冊だった。

    決して堅苦しい読書指南書的な書き方ではなくて、読書の魅力や価値を優しく伝えてくれ、良く本を読む人にとっては共感したりさらなる読書ステップの参考になるだろうし、読書が苦手な人にとっては、だから本って大事なんだな!って気付かされるのではないかと思う。

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    2025年04月28日
  • 毎日読みます

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    読んで読んで読みまくったら最強になれるわけじゃないけど、突風の中でもよろけないで立っていられるような強さをほんの少しもらえる、それが読書なのかもしれない。私は毎日迷ったり助けて欲しいと思うことが多いから、救いを求めて本を開いている。紹介されている本も世界中の作品があって、本当に積み重なって多読な人なんだなあ。家に置いておきたい一冊だった。

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    2025年12月14日
  • 毎日読みます

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    自分にとって本とは何であろうか

    本や読書や作家のあれこれについて書かれたこのエッセイには、その答えにたどり着くヒントがたくさん散りばめられていた

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    2025年12月13日
  • 毎日読みます

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    本読み仲間の友人から春樹の事も書いてあるよと紹介されて。いや本好きならたまらない内容よ。

    好きで好きで本読み中毒から、書くこと、小説家と自分を昇華させていってるのが凄いな。

    そして一点集中型からジャンル問わす読み、学んで行く感じで、これは彼女の本読みとしての自叙伝だ。古典から経済学者の本まで(意図的に色々読んだ時期があると告白されている)。
     
    紹介されてる本は大衆小説的なのは少なくて、古典とかも多い。私なんかは生涯一度は読んでおきたいと思うものの、手をつけられていない本も沢山あって改めて少しづつ挑戦しようと思えた。

    ファンさんは、本にアンダーラインを引いて書き込む派だ。確かにその方がよ

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    2025年12月12日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    読んでいると安心できる、なんだか心地の良い本でした。主人公のヨンジュを始め、悩み立ち向かう登場人物。そんな1人1人の生活が描かれています。
    最近疲れている人も多いでしょう、この本で一度休息をとってみませんか???
    ーー「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」

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    2025年12月06日
  • 毎日読みます

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    年末にかけ「毎日飲みます」状態に陥り、アルコールにより読書ができなくなる私には何かと辛い季節だ。断れば良いのだが、交友も大切かと思い、流される。昨年と変わらぬ景色。

    酒のせいではなく、読書をしたものを読んだ端から忘れていく。「毎日読みます」しかし「すぐ忘れます」。この悩みは世界共通のようで本書でも吐露される。

    ー 読書後の忘却。読書が虚しく感じられる理由だ。先週読んだばかりの本の内容も覚えているような、いないようなありさまだし、一年前に読んだ本は、タイトルも内容も霧に包まれたようにぼんやりしている。どうせこうなるのなら、いったいなぜ本を読まねばならないのか。時間ももったいないし、虚しさだけ

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    2025年11月29日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    ネタバレ

    p.219 あなたを応援します
    カリン茶のシーンが良かった。
    「わたし、険悪になりそうです。」って台詞が可愛くて、この章だけでも韓国ドラマみたいだった。
    ここで言うカリン茶(伝統茶?)ってどんなだろう。韓国行ったら飲んでみたい。
    後ろの方の、スンウさんが傷付いたヨンジェと本でコミュニケーションを取ろうとしてるシーンも、愛を感じて良かったなあ。

    p.273 コーヒーを淹れる時はコーヒーのことだけを考える
    この章のミンジュンさんが1番刺さった。
    「その代わり、今日自分がやることに全力を尽くす。」
    壮大な目標や遠い未来に途方に暮れたら、このページをもう一度読みたいと思った。

    総評、いい本でした。

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    2025年11月20日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    ヒュナム洞書店のような温かい居場所にいつか巡り会えたらいいなと思いました。
    同じ空間に、それぞれ悩みを抱えた人たちがいて、干渉しすぎずに寄り添い合い、前を向いていく姿が本当に素敵でした。
    「もっと頑張らなきゃ」と肩肘を張ってしまう日々の中で、自分のペースや方向で歩いていいんだよ、と優しく慰めてもらえた気がします。
    私もヨンジュのように、生まれつき良い人じゃなくても、本を読んでいくうちに少しずつ近づけるんじゃないかと思います。
    たとえそうでなくても、本は心をそっと落ち着かせてくれる存在だと改めて思いました。
    これからもたくさん本を読みたいです。

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    2025年11月20日
  • 毎日読みます

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    韓国の本をはじめ世界中の本が紹介されていて、本作の中の引用を読んで、興味が惹かれるものが多々ありました。

    「本を読むのに良いタイミングは『いつでも』だ」

    日本の読書指南書とはまた雰囲気の異なる奥深さがあって面白かったです。

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    2025年11月19日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    ネタバレ

    韓国文学2冊目。前にも思ったけど、日本に文化や感性が似てる??
    仕事辞めるのに背中を押してもらえる一冊(笑)

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    2025年11月06日
  • 毎日読みます

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    非常にためになる韓国人による読書指南書です。
    時代を問わず国を問わず、53篇のエッセイのなかに響くものが多々あった。巻末の参考図書リストあるのもいい。

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    2025年11月05日