ファン・ボルムのレビュー一覧

  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    【休む】
    たくさんの、共感するところがありました。

    ・・・
    主人公のヨンジュ、30代後半女性。
    1人で本屋さんを経営し始め、
    少しずつ、関わる人たちと関係を作って行く。
    その中で、
    人生、仕事、家族との関係など、
    それぞれの悩みがぐるぐるしながら、
    お互いに、
    少しずつ、
    日々の幸せを見つけ合って...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    とても良かった。
    大きな山場や急展開などはないが、ゆっくりと流れる時間の中で、登場人物の心情がとても細かく書かれていた。
    過去の自分にも重なることも多く、登場人物と同じくモヤモヤした感情になりながらも、前向きに進んでいく姿が良かった。
    またいつか自分の人生について悩んだときは、この本を手に取りたいと...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    人生に疲れたときに読みたい本。
    韓国が舞台の物語ですが、日本と似ていて、イメージしやすかったです。

    他の方も書かれていますが、大きな事件がある訳ではなく、ゆっくり時間が進むような物語でした。
    これは原作者さんがこだわった部分でもあるみたいです。

    長い物語なので、久しぶりに満足感が得られました。
    ...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    小さな本屋さん「ヒョナム洞書店」の店主ヨンジュと、そこで働くスタッフや常連客との日常生活を描いた小説。
    韓国は日本以上に学歴社会、長時間労働、競争社会。そんな生活に疲れた人や挫折した人たちが過酷な状況から抜け出して、これからの未来を模索しながら今を生きている姿や悩み続ける姿を見て、「自分だけじゃなく...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    韓国ドラマを観ているようだった。
    少しずつ少しずつ読み進めていました。
    読み返しても新しい楽しさに出会えそうな内容でした。

    とっても楽しかった!
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    韓国のお話しだったので登場人物の名前が覚えにくかった…登場人物の紹介何度も見ながら読みました。こんなあたたかな雰囲気の本屋さんがあるなら間違いなく私も常連になります。読んでいる時間がすごくゆっくり流れていくような感覚でした。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    ヒュナム洞書店の何でもない日常のような毎日を綴ったようなゆるさの中に、色んな種類の悩みや人間関係、本から気付きを貰ったり、働くことについて考えたりもするお仕事小説でもあった。

    人名が覚えられず、登場人物は出来上がっているのに名前を一致させることができず、並んで座ると誰だった?となったとき、最初の人...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    こんな本屋さんが近くに存在して欲しい
    登場人物それぞれなりのハッピーエンディングストーリーなのも読後感が良い
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    韓国の作家さんの小説を読むのは初めてでした。
    エッセイと小説が混ざったような心地良い文章が綴られています。
    ヒュナム洞書店に訪れる人々は様々な悩み、揺らぎ、挫折を抱えていて、もがきながらも自分を信じ成長していく姿が描かれている。
    心にじんわりと柔らかく優しさが染み込んでいくような素敵なお話でした。
    ...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    それぞれの悩みを抱えた人たちが書店を舞台として関わっていく。

    悩みはとても等身大のもので、共感できる人物が多くのひとにいるのではないかと思う

    自分も仕事での悩みの部分で共感できるところがあった。あとがきにもあるが、少し休んで、また歩き始めるというスタンスが大事なのではないかと思う。

    日々の追い...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    読んでよかった。
    自分と似てる環境や気持ちの人がいて感情移入して読んだ。励まされた!
    優しい話で読みやすかった。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    韓国の著者の翻訳本は初めて読みました。
    慣れないためか、名前と人物の一致がなかなかできず…何度も始めのページに記載されてた登場人物を見直して読み進めました。

    ヒュナム洞書店のような本屋さん、行ってみたいなって気分になりました。様々なイベントが開かれていて楽しそうだったり、本好きな方との出会いがあっ...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    自分のせいではない胸の痛みを知る人達。
    でも、その痛みを人のせいにしない人達。
    生きていける「筈」や生きる「力」を丁寧に否定しながらもその可能性を伝える書。

    競争競争常に走り続け無ければ生き残れない国風は知っていたが、ミンジュンが友人とボタンの穴について語る場面や、母からの電話の場面は吐くほど胸が...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    め、名作だァーーー!!!

    とりあえず話題になった本は出来るだけ読むようにしてるんだけど、ここまでドストライクなものが出るとは…。侮りがたし、韓国…。

    情報過多と言われる現代。良い大学へ行って大企業に勤めれば人生安泰ではないと誰もが分かってる。
    でもじゃあ実際、どう生きるのが正しいのかは誰も答えら...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    ずっと読んでいたい小説がある。
    これもまたその一つだった。
    この書店の仲間として自分がそこにいるような気がしていた。読み終わるのが惜しかった。

    しかし、韓国と日本のよく似ていること!生きづらさの質が同じで、なるほど出生率がニ国とも低いはずだよね、と思った。
    ニ国とも儒教の国だから、家父長的なプレッ...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    ずっと気になっていて読みたかった作品。
    本屋大賞翻訳小説部門1位を受賞したのをきっかけに。
    ヒュナム洞書店の店主ヨンジュ、バリスタのミンジュン、個性的な常連客、焙煎士、作家など書店に関わる人たちの物語。
    章が細かく区切られているので(40章ほどある)隙間時間に読みやすい本だった。
    店主をはじめ、登場...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    人生の幸福は仕事のどういう所によるものなのか。主人公の書店の店長とその仲間たちが、それぞれ考え、答えを探していく話です。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    町の小さな本屋さんが舞台の小説。
    特別な事件や問題が起こるわけではないけれど、少しずつ集まっていく店員や常連の魅力が詰まった作品だと思いました。
    生き方や考え方についてスッと楽になるような、ヒントをくれたような優しい小説でした。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    韓国のお話ということで、名前とか呼称に戸惑いがあって頭が非常に混乱。登場人物それぞれに個性があってようやく交通整理が出来てきた頃には優しく進んでいく物語がとっても好きになっていた。固定観念にとらわれることなく、気負わず、自分の信念で無理なく歩むことの難しさや戸惑いが丁寧に描かれていて、ヒュナム洞書店...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    淹れ立てのコーヒーも飲める街の本屋を舞台にした物語。離職、離婚してどん底から何とか立ち上がりつつある店主、就職が上手くいかなかった青年など、何らかの心のつっかえを持ち本屋にいつしか集まる登場人物が互いに触れあったり語り合うことで少しずつ自分の人生の歩を進めている。『涸れ井戸に一度も落ちたことがない人...続きを読む