ファン・ボルムのレビュー一覧

  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    書店に集う人々の話。
    翻訳本だからか、若干読みにくさを感じたが、それ以上に話が魅力的。
    日本でも(最近は和らげてきた気もするが)、学歴重視、道草を食うことへの批判など、韓国社会に通じることが多々ある。
    けど、みんながみんなそんな社会で頑張れるほど強くない。ちょっと休んでもいいじゃないか。と思わせてくれて、寄り添ってくれる本。
    コーヒー片手に少しずつ読んでいくのがとても気持ち良く、リラックスできた。

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    2024年06月16日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    本が好きだからか、本屋が好きだからか、時折韓国ドラマに出てくる雰囲気のある書店を思い出させるからなのか、この本(この書店)が大好きだ。
    大きな展開もなく、ほんの些細なコミュニケーションや心の変化に触れながら進むストーリーは、いつの間にか私を書店の客や登場人物の知り合いにしてしまう。そんな立場で少し自分を振り返ったりもできる素敵な本。
    間違いなく、読み終わったら自分なりの書店を開きたくなる!

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    2024年06月16日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    書店をオープンした女性とそこに集う人々のお話。働くことや幸せなどについて考え悩む人々の姿に自分も重ねてみることができる。日曜日の夕方にヨンジュが卵を二つ使った目玉焼き醤油ご飯を食べる場面が好き。お気に入りのバラエティ番組を見たり、窓から外を見たり、本を読んだり、この素敵な休日のために生きているんだなーと思う。

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    2024年06月16日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    質の良い映画か韓国ドラマを観てるよう。
    こんな書店が近くにあったら癒されるな〜
    どの登場人物も特別な力や才能があるわけでもないけど、それぞれが影響しあって、支え合って。
    そんなふうに誰もが生きていけたら理想なんだけれどな。

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    2024年06月16日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    購入したときに、すぐに読むのがもったいない気がして置いていたら、いつの間にかすっかり有名な本になっていました。小さな本屋さんで、店主と店に集う人たちの物語は、読みごたえがありました。

    ヒュ「休」という字がはいったヒュナム洞書店。人生でひと休みが必要な人たちがいつの間にか集まっていた、そんな書店でした。わけありの書店主のヨンジュ、バリスタのミンジュン、焙煎業のジミ、書店を訪れるジョンソ、ミンチョル、ヒジュ(ミンチョルオンマ)、サンス、ウシク、作家のスンウ、ソンチョル等、それぞれの悩みや思いが描かれていました。なんとか続けたいという思い、未来への漠然とした不安、過去の後悔、大切な人への思いなど、

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    2024年06月15日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    ネタバレ

    【休む】
    たくさんの、共感するところがありました。

    ・・・
    主人公のヨンジュ、30代後半女性。
    1人で本屋さんを経営し始め、
    少しずつ、関わる人たちと関係を作って行く。
    その中で、
    人生、仕事、家族との関係など、
    それぞれの悩みがぐるぐるしながら、
    お互いに、
    少しずつ、
    日々の幸せを見つけ合っていくような、
    お話でした。

    バリスタのバイトとして働き始めたミンジュン。
    なんだかとてもリアルに感じて、とくに心に沁みました。

    ・・・

    ・休むことについて。
    ヒュナム洞という町につくったから、地元に親しまれるようにヒュナム洞書店と名付けた、
    のだけれど、「ヒュ」は、休む、という意味とのこと。

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    2024年06月08日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    とても良かった。
    大きな山場や急展開などはないが、ゆっくりと流れる時間の中で、登場人物の心情がとても細かく書かれていた。
    過去の自分にも重なることも多く、登場人物と同じくモヤモヤした感情になりながらも、前向きに進んでいく姿が良かった。
    またいつか自分の人生について悩んだときは、この本を手に取りたいと思う。読むたびに刺さるポイントが変わりそう。

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    2024年06月06日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    人生に疲れたときに読みたい本。
    韓国が舞台の物語ですが、日本と似ていて、イメージしやすかったです。

    他の方も書かれていますが、大きな事件がある訳ではなく、ゆっくり時間が進むような物語でした。
    これは原作者さんがこだわった部分でもあるみたいです。

    長い物語なので、久しぶりに満足感が得られました。
    人生のヒントが得られる本だと思います。

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    2024年06月06日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    小さな本屋さん「ヒョナム洞書店」の店主ヨンジュと、そこで働くスタッフや常連客との日常生活を描いた小説。
    韓国は日本以上に学歴社会、長時間労働、競争社会。そんな生活に疲れた人や挫折した人たちが過酷な状況から抜け出して、これからの未来を模索しながら今を生きている姿や悩み続ける姿を見て、「自分だけじゃなく、誰もが不安を抱えてこのままでよいのかを悩みながら生きているんだ。」と少し気が楽になりました。

    「好きなことをしたからって、みんながみんな幸せになるわけじゃない。好きなこと良い環境でやれるならともかく」
    今好きな仕事をしているけども、プライベートな時間まで侵食される長時間労働になっていることにモヤ

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    2024年06月02日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    韓国ドラマを観ているようだった。
    少しずつ少しずつ読み進めていました。
    読み返しても新しい楽しさに出会えそうな内容でした。

    とっても楽しかった!

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    2024年06月01日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    韓国のお話しだったので登場人物の名前が覚えにくかった…登場人物の紹介何度も見ながら読みました。こんなあたたかな雰囲気の本屋さんがあるなら間違いなく私も常連になります。読んでいる時間がすごくゆっくり流れていくような感覚でした。

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    2024年05月27日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    ヒュナム洞書店の何でもない日常のような毎日を綴ったようなゆるさの中に、色んな種類の悩みや人間関係、本から気付きを貰ったり、働くことについて考えたりもするお仕事小説でもあった。

    人名が覚えられず、登場人物は出来上がっているのに名前を一致させることができず、並んで座ると誰だった?となったとき、最初の人物紹介が役立った。有り難い…。

    あなたの文章はあなた自身とどれくらい似ていますか?は衝撃的でした。面白くて。こんな事を考えた事もないが、確かにそうだと。

    ヨンジュの考えることが、自分も同じように思うとか同じに考えるだろうと思う事が多く、これはヨンジュと私の思考回路が似ているという事なのか、作者の

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    2024年05月22日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    こんな本屋さんが近くに存在して欲しい
    登場人物それぞれなりのハッピーエンディングストーリーなのも読後感が良い

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    2024年05月21日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    韓国の作家さんの小説を読むのは初めてでした。
    エッセイと小説が混ざったような心地良い文章が綴られています。
    ヒュナム洞書店に訪れる人々は様々な悩み、揺らぎ、挫折を抱えていて、もがきながらも自分を信じ成長していく姿が描かれている。
    心にじんわりと柔らかく優しさが染み込んでいくような素敵なお話でした。
    人生には嬉しいこと、悲しいこと、苦しいこと、様々なことが起こるけれど、その時に寄り添ってくれる人と一冊の本があれば。
    それってすごく幸せなこと。
    人と人が繋がる場所。心と身体を一休みさせてくれる場所。
    ヒュナム洞書店はそんな素敵な本屋さんでした。

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    2024年05月13日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    それぞれの悩みを抱えた人たちが書店を舞台として関わっていく。

    悩みはとても等身大のもので、共感できる人物が多くのひとにいるのではないかと思う

    自分も仕事での悩みの部分で共感できるところがあった。あとがきにもあるが、少し休んで、また歩き始めるというスタンスが大事なのではないかと思う。

    日々の追い立てられるような日常生活の中でたまに手にとりたい一冊だった

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    2024年05月12日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    読んでよかった。
    自分と似てる環境や気持ちの人がいて感情移入して読んだ。励まされた!
    優しい話で読みやすかった。

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    2024年05月12日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    面白い,とは思えない。まず、韓国の名前が中々入って来ない。しかし、物語の中の時間がゆっくりと流れ、それが現実的で嫌ではなく、なんとなく読むのは辞めずに終わるとき、読後感は良かった。不思議な感じである。

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    2024年06月19日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    ゆったりとした心地よい感覚でした。
    やはり書店っていいですね。
    「あなたを応援します」のパートが良かった。

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    2024年06月19日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    2/3くらいまでは良い話だけどほんわか良い感じで終わりまですすんでいく感じかな(自分が苦手なヤツ)と思っていたが、最後の1/3で急激に話がすすんでいく。
    日本異以上に学歴社会化・エリートの差別化がすすんでしまった韓国を舞台にそこからはずれてしまった人々の物語。

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    2024年06月15日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

    Posted by ブクログ

    よかったですー^^

    最後の「作家の言葉」に、リトルフォレストやかもめ食堂のような雰囲気の小説を書きたかったと。うわーどっちも好きだよ。特にリトルフォレストめちゃ好き。

    本好きにはたまらない本屋のお話。高学歴、高収入といった所謂エリートワールドからスルスルとこぼれ落ちた人たちが、ヒュナム洞書店で読書しながら、コーヒーを飲みながら、あるいはまた瞑想しながら(笑)再生していく過程がなんとも言えずこちらもゆるゆると幸せな気持ちに。あーこんな本屋さんいいなー。

    韓国の本はこれで3冊め位ですが、韓国事情も興味深い。聞いてはいるけど、受験競争の激しさは日本より上なのでしょうかね。そういう価値観が上位に

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    2024年06月12日