ファン・ボルムのレビュー一覧

  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    ずっと気になっていて読みたかった作品。
    本屋大賞翻訳小説部門1位を受賞したのをきっかけに。
    ヒュナム洞書店の店主ヨンジュ、バリスタのミンジュン、個性的な常連客、焙煎士、作家など書店に関わる人たちの物語。
    章が細かく区切られているので(40章ほどある)隙間時間に読みやすい本だった。
    店主をはじめ、登場...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    人生の幸福は仕事のどういう所によるものなのか。主人公の書店の店長とその仲間たちが、それぞれ考え、答えを探していく話です。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    とても良かった。素敵。
    こんな書店があったら良いな~、
    私自身、10キロ走って、編み物をひたすら編んで、絵を描いてみて、本を読みつづけ…急に同時進行させて、思考を止めてるような、逆に思考し続けてるようななんか変な感じで、ジョンソの気持ちがよくわかり、ヨンジュの生き方に憧れる。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    東京駅の書店で買いたい本の隣にあったのを間違えて購入。韓国の小説を読んだことないし、価格も高いので意気消沈。もったいないから読み始めると、
    なんと、なんと、面白いじゃないか。
    生き方に悩む姿に国籍は関係ない。競争が激しく、家族の結束が強い韓国だからと思いながら、待てよ自分たちが育った60年代から80...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    ソウル市内の住宅街にできた「ヒュナム洞書店」に集う人々の群像劇。

    独立書店の日常を見ている様な静かな空気感。
    独立系書店を継続させるための試行錯誤がリアリティがあり、本と本屋が好きな自分にはたまらない。
    何かしら悩みを抱えた人たちは踏み込みすぎないがただ受け入れて寄り添ってくれる関係性が心地よい。...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    とても好きな物語だった。
    分厚い…と最初思ったが、登場人物や語り口調も良く、穏やかな気持ちで読み進めることができた。ほっとする本だった
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    かつてこれほど、読んでいる途中でフレーズをメモした本はない気がする。
    私は次の本、次の本、とどんどん新しい本を求めてしまう性分だが、この本を読んで一冊の本とその本について考える時間をしっかり取ってみたいと思った。
    ヒュナム洞書店の店主のヨンジュはこう言う
    「本で読んだいい話を、本の中だけにとどまらせ...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    かなりのボリュームだったけど、読み終えてよかった。自分にとって、初めての韓国の小説。
    本好きな人間として、心にヒュナム洞書店があればいいな。
    評価をするとき、自分にとって最高、また読みたいと思った本は星5つにしている。
    これ、映画化されたら観たいなぁ。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    「完璧な人生なんてないけれど、これでいいと思える今日はある」
    本帯のその言葉に惹かれて読みました。これでいいと思える今日の先に、完璧ではないけれど、これでいいと思える未来を積み上げてゆける、そんな希望がもてる本でした。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    ―「いい人が周りにたくさんいる人生が、成功した人生なんだって。……」
    (p.320)

    韓国の架空の町"ヒュナム洞"にある本屋さん・ヒュナム洞書店を舞台に、書店主のヨンジュやカフェ...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    閑静な住宅街に書店を構えた何やら訳ありな主人公、この書店に集まる登場人物たち。

    年齢も性別もばらばらだけれど、常に、将来(就職)のために今を我慢して過ごしてきたり、常に準備して生きてきたり、その果てに、これでいいのか?と思うようになった人たちと、現代の町の本屋さん。

    登場人物がみんないい人たちで...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    本当に本当に大好きな本に出会えました。
    読む終わりたくなくて仕方がなく、大切に読みました。
    本屋さんとコーヒー。
    大好きなものであふれてる!
    こんな本屋さんが近くにあったらどんなにいいだろう。

    お仕事の悩み、人生の悩み、韓国も日本も変わらない悩み、登場人物に共感しまくりでした。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    心に残った言葉

    本を読むと、他者に共感するようになるじゃないですか。成功に向かって無限に走りつづけるよう仕向けるこの世の中で、走るのをやめて、周りの人に目を向けるようになるわけです。だから、本を読む人が増えれば世の中が少しでも良くなるんじゃないかと、私は思っています。

    幸せって、そう遠くにあるわ...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    読書記録61.
    『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』

    10月に旅先の釜山で読んだ作品

    自分の弱さと人の痛み
    社会への思いと心の持ちよう
    悩みを抱えた人々がゆっくりと繋がり、本と書店という空間が彼らをそっと優しく、包み込むように進んで行く物語

    韓国のどこかにこんな本屋さんがあったら、수세미(たわし)を...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    淡々と物語が進んでいく感じが心地よかった。登場人物の境遇や悩みに現実味があり、心温まる雰囲気で気持ち良く読み終えられた。韓国の文化が感じられるのも良かった。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    現実はこんな優しく勇気ある人達ばかりではない事は身に染みてしってるけど、こんな人達に囲まれたらいいなぁと。
    現実逃避して癒された。

    また、韓流ドラマは好きだが韓流臭が苦手な私も、それを感じることなく読めた。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    登場人物が自分自身が悩んでいることと同じようなことを悩んでいて、心が軽くなった。文中にもあるが、悩み自体が解決しなくても、同じ悩みを抱えている人のことをみると少し心が軽くなるというのを本を通じて感じた。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    読み始めはなんかイライラし身体が自然にピクンと動いてしまった。それは具体性に乏しくもっと展開してもなんて感じたからか?翻訳本だからだろうか?しかし本屋のエピソードだったらそれもありかな?なんて思いながら読み進めて俄然面白くなった。ホンワカ心温まる一冊だった。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    優しい時間ですね…
    人生に疲れて立ち止まったり、方向を見失った人たちに寄り添う空間。
    癒されますね。
    読書≦本屋好きな私にとっては、垂涎ものの空間でした。

    「仕事に対するわたしたちの姿勢」とか、「ボタンはあるのに穴がない」などは、ちょっと沁みました…
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    「どんなことでもいったんやり始めたら、何よりも、心を尽くすことが大事だ、小さな経験を丁寧に積み重ねていくことが大事なんだ、って」

    書店の店主や客にはそれぞれ悩みがあり、お互いが会話を通して相手の考え方を聴くことで自分を見つめ直し、少しずつ1歩を踏み出していく姿が描かれています。私は本編だけでなく、...続きを読む