ファン・ボルムのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
仕事で疲れ果て、毎日涙が止まらず社会生活を少しお休みしていた時に読みました。
とにかく共感できるんです。好きなことが見つからない高校生から一度も正社員になったことのないおじさんまで、ヒュナム洞書店で巡り会う人達それぞれの悩みや感情の変化に、私自身も同じものを感じました。「これでいいんだ」と心の落ち着く場所を見つけたような感覚です。
著者は勿論、訳者の筆力もあってこそ、言語の壁を超えて響くものがあるのだと思います。実際に読んでいて、今の自分を肯定してくれるような表現が沢山あり、この一冊で付箋を沢山消費しました。
またいつか、どうしようもなく疲れてしまった夜に何度でも読み返せるよう、ベッドのすぐ -
Posted by ブクログ
もし中学生になった子どもに推薦したい本をいくつか選ぶ機会があったら、そのうちの1冊に選ぶかな。
人生に弱気になった時、そっと寄り添って読み終わったころには大丈夫と思える本。
心地の良い居場所があるということが人生において本当に大事なんでしょう。
登場人物がみんな誠実で、メモしておきたい言葉がいくつかあり、親子の距離感もある程度は大事だと再確認。
日本の本なのかな?と思うほど韓国と日本の状況や感性に違和感がなかった。
あえて言うなら登場人物の名前になかなか馴染みが持てず、しばらく時間があくと、この人だれだっけ?と前に戻ることがあったのでもう少し登場人物の説明文が充実しているとよかったかな。 -
Posted by ブクログ
物語の前半はヒュナム洞書店を始めたヨンジュの日常が淡々と語られ、特に大きな出来事は起こらない。登場人物は店主のヨンジュ、バリスタのアルバイトのミンジュン、常連客のジョンソ、高校生のミンチョル、ミンチョルの母、コーヒー焙煎士のジミなど。次第にそれぞれの過去が少しずつわかってくると、会話の言葉が意味を持ってくる。
後半、作家のスンウが登場すると物語は展開し始め、それぞれの関係も深まっていく。
この小説には、人が自分の人生を生きるとはどういうことか、幸せって何なんだろうとか、幸せに生きるには何が必要かとか、何かとても大事なことが書かれているような気がする。
韓ドラもよく見るのだけれど、時々見ていて涙 -
Posted by ブクログ
読んでいると、心の中でゆったりと穏やかな時間が流れるようで、とても好きな本になりました。
休んで、ゆっくり時間をかけて人生を歩んでいいんだよって思わせてくれる。
今の自分にぴったりの優しい本だった。
また読みたい。ちょっと疲れてしまった時、また絶対に読みたい。
・たとえ愚直に見えても慎重に一歩一歩歩んでいけば良いのだ
・本を読むと、誰かのそばに立てるようにしてくれる
・自分は未熟な人間だという思いにばかりとらわれないようにしよう。
未熟な自分もまだ、善い行動をとったり、善い言葉を口にしたりできるんじゃないか。
情けない自分も、ごく、ごくたまには良い人になれるんじゃないかって。
・各自の