坂崎かおるのレビュー一覧

  • 箱庭クロニクル

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    短編集6篇
    表紙の切り絵がとても素敵で、それぞれの短編に関連したデザインも描かれていている。
    「ベルを鳴らして」が運命の皮肉と恋心の切なさで心に残った。

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    2025年02月24日
  • 箱庭クロニクル

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    アンソロジーで知った作家さん。だいぶ好みなので他の作品も読みたい。和文タイプ使ったことあるが、あれは早くは打てないよ…。

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    2025年02月23日
  • 嘘つき姫

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    [嘘つき姫]第二次世界大戦中ドイツ軍の侵攻を受けて、マリーは母親と共にパリを離れます。道中孤児のエマと出逢い、冷戦の時代まで通じて関係が続いていきました。東西対立や西側諸国の赤狩りなどが起こっていた当時、生きづらい中でつかれるウソを取り上げた物語と感じました。静かで読みやすいものだったと思います。星3つ。

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    2025年02月21日
  • 海岸通り

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    私には難解な話だった。
    介護施設の清掃員の久住さんと、新人のウガンダ人のマリアさん、それに入居者の佐藤さん、それからウガンダ人のコミニュティーの人々の普通のような普通でないような日々。
    認知症の佐藤さんと交流する久住さんはちょっと普通ではないように思うが、では何が普通なの、常識って何なの、と久住さんの行動から考えてしまう。
    久住さんは訳ありそうだし、マリアさんも日本人の夫がいて日本人に馴染もうとしているようで、ウガンダ人のコミニュティーも大切にしている。
    久住さんの人物像が曖昧なのは敢えてなんだろうけど、私にはそこがまた難解で、話を捕まえきれなかった。
    老人介護の問題や、人種差別の問題も垣間見

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    2025年02月13日
  • 箱庭クロニクル

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    どのお話もなんだかざらっとした、心がざわつくような読後感でした。美しい文章で、読みやすいですが登場人物の言動にわからない部分もあり、あまり入り込めませんでした。

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    2025年02月11日
  • 箱庭クロニクル

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    短編集。
    最初の「ベルを鳴らして」は物語の展開が緻密で好き。
    「あしながおばさん」はちょっとホラー。
    最後の「渦とコリオリ」は姉の性格悪すぎるだろー、と思った。

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    2025年02月10日
  • 海岸通り

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    ネタバレ

    高齢者施設と、そこの清掃員、
    在日外国人アフリカ系の女性マリア。
    やるせない気持ちの持って行き場がない読後感。

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    2025年02月08日
  • 箱庭クロニクル

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    終始ミステリアスで、ザラザラした感情が渦巻いていた。場面展開が多く、時々混乱するが、核心に近づく感じがあって期待感は膨らむ。題材選びや展開はうまい。しかし、読後がモヤっとする。強いメッセージがありそうで、結局何を伝えたいのかわからない。不思議な世界観でした。

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    2025年01月30日
  • 嘘つき姫

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    日本のSFっぽい話より
    どこか遠い外国の昔の話の方が
    小さな子供だった頃に
    おとぎ話の続きを
    ワクワクしながら読んだことを
    思い出させてくれて面白かった。
    せつなさ、恋しさ、さびしさ
    やるせなさとか
    何かと何かが関わることで生まれる
    この世界にあるいろいろな感情と
    逃れることのできない運命や
    残酷さというものを
    初めて知ったときのような感じがした。

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    2025年01月04日
  • 箱庭クロニクル

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    幻想的な物語に登場する女性たちは、それぞれ心に暗い部分を抱えています。
    それらと向き合い、折り合いをつけながら生きていくのですが、読んでいて気持ちがざわつき、さざ波が立ったように感じました、

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    2025年01月02日
  • 箱庭クロニクル

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    六つの短篇は百合ではないけど女性二人を軸に置いた物語。爆発的に面白いというものでは無いものの、各話の雰囲気がまったく違っていて坂崎さんの器用さがとてもよく出てると思った。

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    2024年12月12日
  • 海岸通り

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    老人施設の庭にある海岸通りという偽のバス停。来ることのないバスを待つサトウさん。掃除婦である主人公の掃除だけが生き甲斐のようなどん詰まりのような人生。新しく入ってきたウガンダ人のマリアの誠実で優しい人柄。短篇の中にたくさんの思いや不条理がぎゅっと詰まっている。

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    2024年12月08日
  • 海岸通り

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    介護施設内にある偽物のバス停。久住が時刻表をどれだけ磨き上げても偽物なのでバスは停まらない。丁寧に掃除をする久住であるが、ちょっとはずるいこともする。ウガンダ出身のマリアは久住をウガンダのコミュニティに誘う。そこで国籍を超えてファミリーを形成する。これも偽物の家族。施設の入居者であるサトウさんは偽物のバス停でバスを待ち続ける。そして対処するときにはバスに乗って娘に引き取られていく。海岸通りから海の見えない場所へと。偽物から本物への変化だろうか。素数の時刻表は割り切れない世の中の比喩だろうか。

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    2024年11月18日
  • 海岸通り

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    芥川賞候補なんだ…読み終えるまで知らなかった。なんだか淡々とした不思議な話だったな。ウガンダのことを知れたのは良かったけど、主人公がとても生きにくそうでラストもいまいちよく分からなかった。

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    2024年10月19日
  • 海岸通り

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    海辺の老人ホームで派遣の清掃員として働く、クズミ。
    クズミと一緒に働くサボりぐせのある神崎さんや神崎さんが辞めた後にウガンダから来たマリアさんとのこと。
    マリアさんとの距離感や何が正しくて間違っているのかなどを自然体であらわしている。
    マリアさんと親しくなりたいのか…どうなのか…
    あらぬ疑いで辞めさせられることに対しても納得していたのか…。
    あらゆるもやっとしたものはありながらも確かに生きるってことはこうした何かが積み重なっているのだなと感じた。
    海岸通りと優しいタイトルながらストレートな現実をそのままに。


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    2024年09月29日
  • 海岸通り

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    主人公の素性が今ひとつ明かされないまま物語が進んでいく様やマリアさんへの執着は『むらさきのスカートの女』を彷彿とさせると思った。

    もっとほのぼのした話を想像していたが、思った以上にいろんな要素が絡んでいて少しとっ散らかった印象だったが…

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    2024年09月22日
  • 海岸通り

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    あまり幸せそうでない女性の日常が淡々と描かれている。芥川賞候補作だそうだが、ボリュームも内容も薄く感じた

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    2024年09月17日
  • 海岸通り

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    ネタバレ

    海岸通り

    著者;坂崎かおる
    発行:2024年7月10日
    文藝春秋
    初出:「文學界」2024年2月号

    今年はじめての単著を出版した作家。この「海岸通り」は7月に出たばかりだけど、初出は文學界2月号で、芥川賞候補となったとのこと。表紙デザインやタイトル、文章のタッチなどから、今どきはやりの女性作家による軽快な日常ものがたりかと思っていると、終盤でえらくシビアな話になってくる。話の展開もあり、それにちょっとしたどんでん返しもあるが、あえて真相を明かすということをせず、そこに込められた人や社会の矛盾、問題点、性などをえぐっていく。急激に純文学へと傾く。なかなかに厳しい作品である。124ページの中編

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    2024年09月16日
  • 海岸通り

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    ちょっとだめな感じの主人公のお話?で、間違ってない?
    家賃を払わなくて出ていかなくてはいけなくなったり、それをウガンダから来られている方に手続きしてもらってお金も立て替えてもらったり(しかも、本人がお願いしたわけでもないらしく)、真面目なわたしからすると、絶対に関わりたくない主人公のお話だけど、なんとなく好きな小説だった。
    いやー、我ながら、まったくもって、変な感想文だわ‼️

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    2024年08月29日
  • 海岸通り

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    小さな高齢者施設に掃除婦として派遣されている主人公久住さんはウガンダ出身のマリアさんと一緒に働くことになります。貧困、コロナ禍、差別偏見の中で何が正しいのか、ということを考えるそんな物語だと思います。
    淡々とした感情のこもらない主人公の語り口と、一方で、いくつかの転機になる出来事に立ち向かわないようで立ち向かうような姿が好印象でした。
    星3つです。

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    2024年10月12日