ならののレビュー一覧
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Posted by ブクログ
冒険書でしたね(`・ω・´)キリッ←
主人公がタコジローという名前の小学生のタコ、この子が学校でイジメられてる、というのが土台。
ある日学校に着いたバスから降りられなくなって、そのまま終点で降りた先にある公園に行き、そこでヤドカリのおじさんに出会う。
そのヤドカリさんとお話を繰り返す中で、書くことが自分という人生に与える影響、心配事や不安などへの向き合い方などなどを知っていき、成長を感じる、みたいなお話。
前に読んだ「嫌われる勇気」に形式が似てて、登場人物がそれぞれの主張?で対話を繰り広げることで、読み手であるこちら側に説明等を示している形、
ただ「嫌われる勇気」はディベート形式で、そもそも言葉のバトルものであり、土台に心理学があるから大人向けだな〜な感じだけど、
こっちはあくまでもお話だし、タコジローの成長物語でもあるので、ファンタジー要素もあり、かつ絵が可愛いすぎて見てられる( ˙꒳˙ )
とても面白い本でした!個人的には、
「バカ、と思った」の文が秀逸ですしฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「さみしい夜は」ではなく、「さみしい夜の」なんだな、などと思いながら読み始めました。
前作はカニのおじさんに「書くこと」を勧められたタコジローですが、今作では、占い師ヒトデさんに、「読むこと」を勧められます。作者が読者に伝わりやすいように、ただの教養本にならないように物語にしてこれらを伝えてくれようとしているのはよくわかるのですが、あまり設定に馴染めなくて、タコだとイカだとか、ええぃ、わかりにくい、と内心思っているのですが、二作目になり、少し慣れてきました(ただただ私が海洋生物に疎いのかも)。
前作からの引き続きで、「書くこと」そして、書いた「それ」を読むことについて書かれているのかな、となんとなく思っていたので、たくさんの本が出てきて、読書のすすめか、これは、と気づいて興奮しました(変態)。そう、たくさんの本が紹介されているのです。それぞれの本の一文目が並んでいる見開き3ページほどのところは楽しかったですよ。読んでいない本がほとんどで、私もまだまだだと思いました。気になる本がたくさんでした。
TVやYouTube、ゲームと違って、読書は能動的で、孤独にならないとできなくて、孤独だからこそ本を通して世界とつながることができる。
本当にそう。
私は、学生時代は読書をする方ではなく、趣味は読書です、と言えるようになったのは、子どもが生まれてからです。読書をすることで「自分の時間」を確保しているような気もしますし、ただ単に読書の楽しさを知っただけなのかもしれません。読書歴が浅いからか、とにかくまだまだ読みたい本がたくさんあります。一冊の本を読み終わる間にまた三冊読みたい本が増えている、みたいな状況です。現実的ではないのは重々承知ですが、仕事なんてせずにしばらくひたすら本を読む生活をしたいと夢みたりします。
話が感想からだいぶ逸れました。
「なんで勉強なんてしなくちゃいけないんだ」というタコジローの思春期ならではの疑問が、「本を読むこと」につながった時は、なるほど~と思いましたが、ド直球でその疑問を投げかけるタコジローに、簡単に他人に答えを求めるな、と一瞬思いましたが、それではこの本は成り立ちませんので、そこはスルーしましょう。
「カルチベート」。情けないことに知りませんでした。良い言葉を知ることができました。「カルチベート」を自分なりに咀嚼するタコジローに影響されつつ我が身を省みると、確かに、自分の過去を振り返って、何となくモヤモヤとして満足感がないのは、「やった」とか「やりきった」という思いがなかった時期のような気がします。
ヒトデさんが、サワラモトさんの明るさについて話すところは、本書のメインテーマではないかもしれませんが、ちょっと感動しました。こういうふうにわかってくれる人が周りにいることで、どれだけサワラモトさんがサワラモトさんらしくいられることか。明るさは彼女の強さの象徴だったのですね。
さて、ヒトデさんが言うように、年齢と同じ数だけ、自分にとって大切な、自分を構成するような本があるかな。あるようなないような。自分の本棚を整理したくなりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレとってもいい話だったし、学生の時に読みたかったな〜と思った。
だけど、もし自分が学生のときに読んでいたとしても自分の人生は自分で決めさせてもらえず親が全て決めてしまっていたし、自分がどれだけ自分のやりたいことを訴えても奴隷がぴーぴー喚いているように受け取られてしまっていたので、何も変わらなかったことだけは分かる。
のでむしろ学生のときに読んでなくて良かったとも思った。悔しく虚しいだけだから。
親が勝手に決められた仕事で疲弊し、親にお金を渡し、精神的にボロボロになった。
今は親に会うと急激に体調が悪くなるので会えない。
イカリくんやタコジローたちは自分で何でも進路を決められて羨ましいよ…。
私はもうこんなに遠いところまで来てしまったと思った。せめて本だけはこれからも自分で選び続けたい。 -
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読書の良いところ、本の読み方、選び方を、海の世界に住むタコジローくんと学ぶ。
イラスト多めファンタジー要素多めで、子ども向けの本と思いきや、なかなか深いことが述べられていて、子どもも大人も楽しめる本ではないかと思う。
本を読むとは限りなく能動的なことで、自分の頭で世界を作り上げること。
同じ本でも汲み取ることは人によって違うし、本が必ず正しいと鵜呑みにするべきでもなく...
本から自分にはない視点や人生を吸収できることがいいところだけど、自分は見失わないように。本に縛られる必要はない。
本に対する解釈、本との向き合い方へのスタンスが素晴らしいなと思った。
あと、個人的に新たに取り入れていきたいなと思ったのは本の選び方。
いろんな名作の1文目が並んでるページが面白かった。
そそられる1文目って結構人によって違うの面白いなあ
引用されてる本が好きな本多くてセンスが良い...!となりました、読みたい本もたくさん見つかった
改めて本を読みたくなる、モチベをあげてくれる本だった。本はいいなあ。 -
Posted by ブクログ
今まで読書というものを余り好んでしてこなかった。
漫画の方が面白いと感じていたし、最近は漫画すら買わなくなっていた。紙のページをめくるという行為から距離を置いてしまっていた。そんな中、きっかけをくれた人がいて読書をはじめてみようと思った。そんな僕が読む1冊目として最高の本だった。本というものが人生を写すということをよく実感することができた。物語にのめり込んで見る視点でももちろん面白かったし、1歩引いて大きなテーマを感じ取るように読んでも面白かった。とにかく読書をあまりしてこなかった人に読んで欲しい一冊。ただ、中学生高校生の頃に読んでいたら人生をもう少し豊かにできたようにも思うが、かえってそうじゃなかったからこそ今読んで刺さったのかもと思います。人生ってそういうもんですよね。 -
Posted by ブクログ
大人向けのメンタルヘルス心理学本かな、と思っていましたが。
主人公は学校でのイジられに疲弊しているタコジローという名の中学生。舞台は海の中(になるのかな)。同級生にイカリくんやウツボリくんなどキャラクターも海の仲間。タコジローはもちろんタコ。
思春期タコジローは日々のイジられやコンプレックスに追い詰められ、モヤモヤが溜まりまくった状態で、ある日、学校をサボってしまいます。バスに乗り行き着いた先の公園で出会ったヤドカリのおじさん。
彼に導かれて、タコジローは自分の中にあるモヤモヤを昇華する手段を得ていきます。
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『「そう。『コトバミマンの泡』は憶えてるよね?ぼくたちの頭のなかには、ことばにならない思いが、ぐるぐると渦巻いている。そしてことばを与えないと、そのぐるぐるは消えてくれない。ところが、ことばにするのがためらわれることもある。なぜか。それはことばにすることが、『現実にする』ということでもあるからなんだ」
「どういう意味?」
「ことばにするとね、見なくてもすんだはずの現実を、直視しなきゃいけなくなるんだ。だれかのいやな姿とか、自分のドロドロした部分とか、自分が置かれたほんとうの立場とかをね」』(p.220)
頭の中のモヤモヤは、そのままだと実体が何だか分からない。自分自身でも。
誰かに何かを伝えるとき、なるべく分かりやすいことばを紡ごうとする。これこれこういう事なんだよ、と。
その誰かの一人目は、まず自分。
一度、ことばにして外に出してみる。
すなわち、それが「考える」ということなのだ。
『「いいとか悪いとかじゃない。考えないのは、危険なんだ」』(p.129)
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小学校高学年あたりから読めちゃう小説です。可愛らしいイラストもはさんでいて読みやすい。
・解決できそうで、できない。いや、しないでいる事がある
・自分や周り、出来事を俯瞰したい
・自分と仲良くしたい
・自分のことばで何かを綴ってみたい
そんな人にお薦めです。
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Posted by ブクログ
前作に続きタコジローくんが主人公
悩みつつも読書に前向きになる姿に、読書離れの子供がこうなればいいな⋯という思いを抱かずにはいられない
本作を読書をしない子供に勧めたいと思いつつ、勉強は何故しないといけないか等の問いを、考えている子にならいいけれど、考えていない子にも問うてしまう作品はどうなんだろうとも思いつつ⋯
自分にフィットする本を読めばいいという発想は良いとは思う
ただ、フィットしない本や、自分の問や答えではないものを、本を読むことでそう思い込んでしまうところまで書いた方がよかったのでは、と思わなくもない
前作と変わらず、イラストと、文体や構成の読みやすさは良いので、勉強や読書が嫌いだけれど、ある程度文字は我慢すれば読める子にはハマるかもしれない
私もカラマーゾフに手を付けられていないので、どこかで読みたいと思う -
Posted by ブクログ
読書備忘録1006号。
★★★☆。
タコジローくんの続編を読んでみようかな、と言った手前読んだ。
前作はヤドカリおじさんに日記を書くことを教わった。
自分を読者として日記を書くことの意味を。
今回、タコジローはなんで勉強するのか?志望校はどうするのか悩んでる。
一言で言えば人生に悩んでるんですね。
そんなときくじら祭りでヒトデの占い師に出会う。
ヒトデ占い師は本を読めと。
本はお前に読んでもらうのを待っているのだ!と。
お前に読んでもらう本を見つけるのだ!と。
ということで本の選び方、読み方のティーンズ向け指南書です。
ジジイでも読みたい本を見つけるメソッドなどは非常に参考になった!
ただ、それだけ・・・かな。
作中に多くの作品が出てくるのでそれが楽しい。
そうそう!これこれ!って感じで。
そしてびっくりしたのは小説の1行目ってこんなにワクワク感があるものなんだと改めて知った。
1行目は声を出して読もう! -
Posted by ブクログ
ストーリー付き「日記のススメ」。
読書の感想をノートに書き始めたのをきっかけに、なんとなく日記も書くようになりました。人生初、続いている。
この本で提示されるような「自分と向き合い、深く思考していく為の日記」は書けていないしこれからも書ける気はしないけど、参考になる部分も沢山あったし、何より「書くことって素晴らしいんだよ〜!」という前向きで愛あるメッセージを受け取り、私も継続頑張ろうと思えました。
タコジローと同世代かつ気付けば内省してしまってしんどい、みたいな若者に特におすすめだし、その年代でこの本を読めるのが羨ましいなあと思う。
ストーリーはオマケみたいなものだけど(?)、タコジローの教室での立ち位置や、何で自分はタコなんだろう…という根本的でどうしようもない悩みに共感した。トビオとウツボリは想像力の欠けた嫌なやつ。一緒にいたら常時不快な気持ちになりそう。彼らにも色々、あるんだろうけどさ。