ならののレビュー一覧
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Posted by ブクログ
さみしい夜にはペンを持て
「未来の自分に読ませるつもりで書く」という視点はなかった。書く楽しさを一つ増やしてくれる本。
ヤドカリのおじさんや、主人公のタコジローの絵もとてもかわいい。自分にもコトバクラゲがいるかもと思うとなんだか嬉しくなる。
私は日記ではなく、ジャーナリングを続けているが、最初のタコジローのようにとにかく感情の吐き出しとして使うことがほとんどだった。なんなら数年ずっとそうだった。
しかしこの本を読んで、「未来の自分が読むかもしれない」「(ひどい言葉)、と思った」のように距離を置いて俯瞰する見方、そのための書き方をヤドカリのおじさんに教えてもらったおかげで、普段頭の中に浮かぶ言葉も「〜と思った」と、すこし距離を置けるようになってきた。
私もたまに見返すが、感情の吐き出しだけであまり楽しくない。元々楽しむために書くものではなかったけど、それでも今この本を読んで、日記や書くことを楽しむための視点を得られたことは嬉しかった。
もう一つの本の方も読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレさみしい夜シリーズの2冊目。
前作がすごく好きで、良かったので読んでみました。
タコジローと同級生2人の3人が、本を使って占いをする占い師のヒトデに会い、自分にあう本の選び方や読み方、それぞれの悩みを解決する本との出会い方などを知り、自分選びをしていく様なストーリー、というのは他の方のレビューを読んで知っていて読んでみたかった一冊です。
『大事なのは、最後まで全力でやった、っていう事実のほうなんだ。だからイカリくんはもう「ひと掴みの砂金」ってやつを掴んでるんだと思う』
この一文を読んだ時、稲妻が落ちました。
自分で選ぶ、継続する、最後までやり切る。
それが自己効力感を作るのかも、と思いました。
タコジローが面談で決められていた進路を改めて自分で決めて宣言するシーン。
大人は理解できずにポカーンなのがとても良いです。
なぜ勉強をするのか。
それは自分を耕すためだと太宰治の「正義と微笑」を引きつつ言います。
自分を耕すとは「やった」という感覚を持つこと。
なぜ読書をするのか。
それは自分の学びたいことを学ぶため、自分の人生を選ぶためだと思います。
これにはすごく納得できます。
自分の選んだ本が自分であるような感覚を味わったからです。
自分の本棚は脳内の可視化だと言った人がいました。
本当にその通りだと思います。
本と自分の考え、専門と専門外、本文とあとがきを比べる「くらべクラゲ」。
自分、ことば、作者にマイクを突きつける「それでクラゲ」が面白いです。
本の読み方の一歩として参考になりました。
読書をして様々な世界を覗き見していると考えます。
自分で選択し、一掴みの砂金を掴んでいきたいです。 -
Posted by ブクログ
読む本を選ぶことは自分の人生を選ぶこと。
なんだか大仰な気がしますが、私もはっきりと実感として理解できるのです。
祖父や母の影響で本は身近だったし、大学生になったら絶対に本屋でバイトするんだ!と思っていました。実際にご縁があり、ふと手に取った本が原田マハさんの「楽園のカンヴァス」でした。
西洋美術の優美さや面白さ、歴史との複雑な関わり合いを読書を通して知った20歳そこそこの私。「本場の美術館に行きたい」という気持ちだけで、25歳の時に1人でロンドンに飛びました。(旅行です)
振り返ると、あのときあの本を手に取っていなければ1人でロンドンに行くことも無かったし、そのときの「言葉がうまく伝えられない」歯痒い気持ちが英語学習への意欲に繋がることもなかった。日本の外の文化を肌で感じることもなかったかもしれません。
いまは西洋美術だけでなく様々な芸術や歴史を少しずつ本から学びつつ、毎日英語を勉強する生活をしています。本を読む前の自分に教えたら驚かれるかも。
この本はそのような「なぜ本を読むのか」ということを説教くささを抜きにお子さんでも分かるように&大人でも楽しめるように書かれていて、老若男女に手に取ってほしい!と思いました。
一度手にした本を最後まで読め!みたいなことも言わないし、自分に合わない本もあれば世の中真実だけを描いた本ばかりではないということもしっかりと教えてくれているのも良い。
私は幸運にも本へと興味を誘導してくれる肉親がいたので読書は自然なものでしたが、本を読むことに苦手意識があるお子さん、いつのまにか本を読む習慣が薄れてしまった大人のみなさんにも是非ぜひ。 -
Posted by ブクログ
【一言まとめ】
『さみしい夜にはペンを持て』の続編。本を読むきっかけと読み方を与えてくれた、人生に影響を与えた一冊。
【心に残ったポイント】
・マンガ形式でわかりやすく読みやすい
・本の読み方・楽しみ方が変わった
・裏表紙や目次だけでなく、最後のページも見ていいという発見
【なぜ心に残ったのか】
「さみしい夜」シリーズは自分の人生に影響を与えてくれたシリーズ。続編もその期待を裏切らなかった。
【学んだこと・気づき】
本の最後のページまで読み方のヒントがある。この本以降、本を読む楽しさが一段と増した。
【明日からどう活かすか】
裏表紙・目次・最後のページを意識した読み方を継続する。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまず、本を手に取った瞬間に装丁に空のような爽やかな海の色、絵の具のパレットのようにカラフルな海の生き物たちのイラストに心を惹かれました。そしてタイトル「さみしい夜にはペンを持て’」。
これはきっと私が求めている、心に光を当ててくれる本なのでは!と直感的に思いました。
早速買って開いてみると、タコの坊やの悩みと苦悩から始まります。言葉は易しく、若い人達向けに書かれていることが分かります。
時にヤキモキしながら、時にワクワクしながら、タコくんの冒険物語が進んでいきます。
ヤドカリおじさんの言葉に、どんどん「書くこと」がしたくなってきます。
言葉の力、書くことの力を信じる気持ちになってきます。海の底に広がる色とりどりの生き物たちや海藻たちが、言葉の豊富さと結びついて想像の中で生き生きと浮かんできます。
そうか、私が自分の書き物に満足できないのは、言葉を選ぶ努力を途中でやめてしまうからか。
もっと自分の心を見つめて、言葉の暴力のように雑に選ぶのではなく、例えを想像して、根気よく言葉を見つけていけば良いのか。
書くことで成長に気付くことが嬉しい、それも確か
。
タコくんと共に書くことの意味を、書くことによる希望を学んでいきました。
ヤドカリおじさんは行ってしまい、タコくんは卒業してしまったけど、二人のメッセージは心に強く刻まれました。
未来の自分のために、成長の喜びのために、書いてみよう!
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Posted by ブクログ
綺麗な装丁と本文のイラストや字体から、映像や声で頭に響いてくる。自分や友達や学校、家族、取り巻く世界と自分の言葉にならない考えについて、考え方を教えてくれる、物語。
最初はジャケ買い的に本屋で見つけました。気になって気になって、別の本屋でもう一度遭遇し、購入。まずは喫茶店で1時間で100ページ、没頭して読み進みました。青い照明の綺麗な小さい舞台で、舞台化したら素敵だなあ、なんてことも読みながら想像してました。直感を信じて買って120点は久しぶり。イラストのならのさんも、大変興味を惹かれてます。
ありのままの自分を本当は肯定してあげたい。でももやもや言葉にならない泡が溜まっていく。日記を書き、客観的にみたくなる。ここ数年止まってる日記を、またかいてみようかな、まず10日。 -
Posted by ブクログ
ヤングアダルトコーナーで見つけた。
いじめられている、話し下手な中学生のタコの中学生がヤドカリのおじさんに書くことの大切さを教わる物語。
言葉がすぐに出てこないのは「思う」と「言う」の距離が遠いだけ。言葉を外に出すまでに時間かかっている。決して頭の回転が鈍いとかじゃない。
書くのはめんどくさい。手を動かすのがめんどくさいんじゃなくて頭を動かすことがめんどくさい。何かを書くためにはそれについて真剣に考えなきゃいけない。その考えるという手間をみんな 面倒に感じている。
考えると思うの違いは 答えを出そうとしているかどうか。考えるとは 答えを出そうとしている。
文章を書くのが苦手になっているのは、みんな言葉を決めるのが早すぎるから。手っ取り早く 便利な言葉で片付けている。言葉を探すめんどくささに屈している。おかげで自分の気持ちから離れた文章になっている。
日記は出来事ではなく考えたことを書く。
日記を書けない時には、別の誰かを観察するつもりで あの時の自分を観察して、質問しながら書く
考えずに答えを出さずにいると誰かが用意してくれた 分かりやすい 答えに飛びついてしまう。
日記に悩み事を詳しく書こうとすると悪口になっちゃう。その対策としては ネガティブな感情と距離を置くこと。むしろ距離を置くために書く。湧き上がった ネガティブな感情を 過去のものにする。「ーと思った」と過去形にしてみる。
悩み事を2つに分けて考える。どんなに考えても答えが出ないものは心配事、今の自分にできることが一つでもあるのなら 考え事。
将来の自分が読むものとして書いていく。続きが気になるように。そうすれば日記は続く。