津田晃のレビュー一覧
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野村證券で最年少役員に抜擢された経歴を持つ津田晃著。そんな津田さんが毎日のように書き続けてきた「備忘ノート」を元に書かれた一冊です。
常に前を向き続けてきた津田さんだからこそ描ける、様々な“気づき”が凝縮されています。
中でも“「俺はこの程度の人間でいいや」と思った瞬間、苦しみもないけれど、喜びもない人生が始まる。”という一節が忘れられません。
営業マインドを磨く教科書として、何度も何度も読み直したい一冊。
以下、備忘録
◆売る力と言うことは、信頼を得ることと同じことなのだ
◆ひとつのことを継続していくことで、新しい知識が体系的に身につく。それがプロ社員になる近道なのです。 -
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野村證券で最年少役員に抜擢された著者が、20代の頃から書き綴ってきた備忘録を取りまとめた、仕事についての金言集。
ノルマの厳しい証券会社で上まで上り詰めれる人間は、天才肌の人間だと思っていた。 本書からにじみ出ている著者の人間像は、天才肌というよりも、基本的なことをきちんとこなし、視点を高く持った努力の人、という印象である。
著者はノルマの厳しさに一度は辞めることを考えたらしいが、以下の様に心を入れ替えたという。
・デキが悪いのだから、コツコツと、人より多く、トコトン努力してみよう
・自分の周りの人に喜んでもらうことを常に考えよう。
本書に挙げられている夫々の項目は、顧客、同 -
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1.営業の本を久しぶりに読みたくなったので、買ってみました。何か学べることがあれば良いくらいに思っているので、これといって何を学ぶかは決めていません。
2.なぜ営業が必要なのは、顧客を創造していく必要があるからです。会社が継続するためには、常にお金を回していく必要があります。そのなかで、誰がお金を払うのかというと、お客さんです。これを多く獲得できるからこそ会社は存続します。
営業はその最前線であり、重要なポジションを担っています。タイトル通り、「売る力」を身に着ける必要があります。その力を身に着けるためには、日々の気づきをメモしていく必要があります。日々の反省を記録し、定期的に見返し、自分の -
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野村證券出身の方が書かれた営業術をまとめたノート。
基本的には「お客様の為になるためには・・・」という目線から書かれているので
具体的ですし、参考になります。ただやはり当然では有りますが、
読後は「超基本的」なことの徹底が非常に重要、ということを改めて感じさせられました。
新入社員、よりも4-5年経過された方が再度読むのにもいいかもしれません。
以下抜粋
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・営業に行ったら、必ず宿題をもらいなさい
・10000円を9500円で売るのはセールス行為ではない。
10000円を10500円で売るのが、営業マンとしての能力。
・その日の仕 -
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ネタバレ★要約★
営業でモノを売るために一番大切なのは信頼関係。
実は、どんな人にも「売る力」は大切である。
なぜなら営業は人生と同じで、
信頼関係によって、やりがいや生きがいが生まれてくるからだ。
では、その信頼を築くにはどうすればよいか、
やる気を出すにはどういく気持ちで臨むべきか、
行き詰まったらどうすればよいか、
野村證券元専務の津田さんが備忘のために書き留めたメモ。
★感想★
人生をマラソンに例えているところがとても共感できた。
トップ集団を走る人、
マイペースでじわじわ上位に組み込む人、
景色を楽しみながらマイペースで走る人、いろんな生き方がある。
どんな生き方を選んだとしても、
他人の -
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与えられているより高い目標を自分で設定して、うまくいなかいときもコツコツやる。全ての場面が勝負だと思って、費用対効果を考えすぎない。
電通の「鬼十則」
1仕事は自ら創るべきで与えられるべきではない
2仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受身でやるものではない
3大きな仕事と取り決め、小さな仕事は己を小さくする
4難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある
5取り組んだら話すな 殺されても話すな 目的完遂までは
6周囲を引きずりまわせ 引きずるのとひきずられるのとでは永い間に転地のひらきがでる
7計画を持て 長期の計画を持っていれば忍耐と工夫と正しい努力と希望がうまれる
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社内で営業研修なるものがあり、研修中に貰った一冊。野村證券の営業畑を歩んできた著者が営業の楽しさ、辛さ、生き甲斐を簡潔に語る。普段、この類の本は手に取らないので基準が良く判らないのだが、この類の本としては良書の部類に入ると思う。
研修講師の方が「著者は昭和の人なので…」と言いながら紹介していたのは、随所に「死んでも〜」とか「〜は戦場だ」とかいう表現があるせいで、近頃はこんなことを言うと比喩とは見なされずにコンプライアンス違反に問われるのだそうだ。本文中では「電通鬼十則」にも触れられているのだが、その電通が鬼十則を見直そうという時代だからなぁ。仕事に対する「熱さ」が失なわれていくのは残念な気も