徳谷智史のレビュー一覧
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経営中毒 社長はつらい、だから楽しい
著:徳谷 智史
社長は、夢や想いを誰よりも強く持つ一方で、常に「孤独」を抱えながら日々戦っている。
たとえ起業や経営を志さなくても、チームをマネジメントしていくうえでも、「社長の視点」を持つことは欠かせない。社長業をしていると大変、ツライという感情以上に、会社員視点だと得難い「やりがい」、表現し難いほどの「充実感」を享受できるのは紛れもない事実である。
本書の構成は以下の6章から成る。
①資金繰りは最初に直面する、社長共通の悩み
②会社は99.9%、「人の問題」で崩壊する
③営業VSエンジニア、中途VS古参
④最初に考えたプロダクトはなぜうまくいかないのか
⑤事業の売却から新たな経営がスタートする
⑥24時間悩み、365日決断 難しいクセになる経営判断
経営中毒、「中毒」に本書の伝えたいことが現れている。
キラーメッセージである「中毒」には、マイナスだけではないプラスの一面も含んでいる。「中毒」の捉え方、対処法や向き合い方でそれは幸せにも不幸せにも成り得る。大きな振れ幅を持っている。
中毒となり、やり抜き、途上を苦しみながらも楽しむことができるか。ゴールのない道のりの中で自身の落としどころをどこに持っていくのか。
捉え方によって苦にも楽にも変わる。
本書は向き合い方と楽しみ方を経験則の中から指南してくれる一冊となっている。 -
Posted by ブクログ
第1章 キャリアとは何か
要点まとめ:
キャリアは単なる「職歴」ではない。「生き方」そのものを意味する。
変化の激しい現代では、キャリアは与えられるものではなく、自ら築くもの。
一つの組織や職種に依存せず、柔軟にキャリアを創造し続ける姿勢が必要。
ポイント:
「キャリアの主体者は自分」
会社や肩書きに依存せず、自己決定感を持つ
第2章 自分を知る
要点まとめ:
自己理解なしにキャリア形成はできない。
過去の成功・失敗体験から自分の強み・弱みを見つめ直す。
他人からのフィードバックも活用して「客観的な自己像」をつかむ。
ポイント:
「自己分析はキャリア設計図の基礎」
弱みを恐れず、強みを伸ばす意識
第3章 スキルを身につける
要点まとめ:
専門スキル(スペシャリティ)だけでなく、汎用スキル(ジェネラリティ)も磨く。
コミュニケーション能力、論理的思考、リーダーシップなどはどの職種でも重要。
時代に応じた新しい知識や技術(例:ITリテラシーなど)を常にアップデートする。
ポイント:
「リカレント教育(学び直し)」を習慣に
「得意な分野 × 時代が求めるスキル」で市場価値を高める
第4章 チャンスをつかむ
要点まとめ:
大きなチャンスは、目の前の小さなチャンスに気づき、掴むことから生まれる。
チャンスを活かすには「準備」と「行動力」が不可欠。
安全圏にとどまらず、リスクを取る勇気も必要。
ポイント:
「準備している人だけに、チャンスは見える」
思い切った挑戦もキャリア成長の一部
第5章 人間関係を築く
要点まとめ:
良好な人間関係がキャリアを支える基盤となる。
信頼される人間になるには、日々の誠実なコミュニケーションが重要。
利害を超えた「仲間づくり」が、長期的なキャリア形成に役立つ。
ポイント:
「信頼資本を積み上げる」
人間関係の広さよりも「深さ」を大切に
第6章 キャリアの危機に備える
要点まとめ:
失敗、異動、リストラなどの「キャリアの危機」は誰にでも起こり得る。
危機をマイナスではなく、自己成長やリスタートのチャンスと捉える。
柔軟性とレジリエンス(回復力)を持つことが重要。
ポイント:
「キャリアの危機は自己改革のチャンス」
変化を恐れず、変化を楽しむマインドを持つ
第7章 長期視点を持つ
要点まとめ:
目先の損得や評価に一喜一憂しない。
5年後、10年後にどうなりたいかを考えて、今何をするべきかを逆算する。
長期的に「自分ブランド」を築く意識を持つ。
ポイント:
「短期の成果より、長期の成長」
人生単位でキャリアをデザインする -
Posted by ブクログ
・ときにはエキセントリックな社長の言葉を会社視点で翻訳し、「なぜそこまでやらなければいけないのかがわからない」という社員の不満を汲み取って、その意味合いをわかりやすく話せる。こういう人が社内にいると、スタートアップでも経営が安定し、目標に向かって突き進むことができます
・特にまずいのは、前職で発注していた外部の会社に高いお金を払って仕事をしてもらおうとする人
・マインドセットは共通、スキルセットは異質。社長にはない「強み」を持っている人を幹部に選ぶこと
・中長期的に組織を強くしたいなら、短期的な成果を出している人よりも、価値基準や行動規範をちゃんと体現している人を昇格させる仕組みにしたほうが良いでしょう。一方、短期的な成果を出している人に対しては、全く評価しないのではなく、一時的な賞与で報いるようにすれば、組織のバランスが取れていきます
・大切なのは、会社として「絶対譲ってはいけないこと」と「譲ってもいいこと」をはっきりさせることです。方法論のレベルではなく、本質的な考え方のレベルで具体的に落とし込むのです
・「熱狂者」になりうる一部のコアなユーザーの課題(ニーズやペイン)だけを満たすようにする
・ピボット:「顧客」「課題」「提供価値」のうち、一つだけを変える
・事業の筋がよいに越したことはありませんが、それは変えられるし、環境変化に応じてその都度戦略的に正しい方向に変えていけばいい。それよりも、かじを取る社長が本気でそれを目指しているか。しんどいときに逃げないか。そちらのほうが成功の確率を大きく左右する
・結局のところ、意思決定は、そのとき、その瞬間の判断に過ぎない。ベストと思える意思決定をしたら、その決断を成功させるために全力で取り組む。意思決定したことには固執せず、様子を見ながら軌道修正する。そのサイクルを早く回すことのほうが大切だったりします -
Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭の熱いメッセージには強く共感。
人の可能性を生かしきれていない社会。
人が本来持つ可能性を実現し合うには。
具体例がたくさん掲載されているのも良い
メモ
・キャリア3.0の時代。BSで考えていく時代に。
・転職マーケットにおける市場価値は意識すべき。
・事業やビジネスモデルが強い企業ほど、個人能力に依存せず成果につながる。
・目的の重要性の高まり
・プライドの鎧の存在
今のまま5年10年過ごしたとき、未来のあなたはどう思うか
・高成長のインターネットセクター、高度、フィナンシャル、セクターファンド、メガベンチャーなどは、機械に溢れる期待の星タイプテレビ新聞など従来型、マスメディア成長、鈍化している製造業、金融機関などはぬるま湯タイプ
・市場価値=希少性×市場性×再現性
・自ら未来を描き、変化を創造していく能力
・人でなければできない3つの領域
課題を設定し、目的を描き出す能力(創造)
変化を生み出す力(変革)
オペレーション変革 より早く安く
事業モデル変革 枠組み変更
戦略変革 抜本的なあり方
・再現性、棚卸し
プロセス、深堀どう考えたか、条件に必須な要素
・希少性がある能力を高める
ターゲット能力を高める。目的意識を持つ。
人との機会を創る
成果へのこだわり 大事なのProcess
内省と振り返り
・キャリアの選択肢
転職、複業、起業、独立
現職での活躍、現職内での移動
・転職検討理由
目指す方向性が会社と合わない
年収を上げたい
成長し、市場価値を高めたい
産業業界に先がない
言葉にできない違和感がある
・重要な共通プロセス
自身のバックグラウンドから伝える
成長機会を探る
キャリアイメージに具体性を持たせる
当事者意識と仮説を持つ
・異動候補の第一想起人材になる
異動先に必要とされるマインドセットを身につけて準備しておく
・転職後のポイント
メンバー理解
意思発信 自身のキャリア、価値観、想い
相談先候補を見つける
カルチャー理解
ナナメンターをつくる 業務外の相談できる人
小さな成果を出す
期待値をすり合わせる
自分の役割に集中する
ひとまわり大きな成果を出す
・アンラーニング
カルチャー、バリューを背景と文脈から理解する
・will具体化支援
過去の要素を紐解く 価値観、ターニングポイント
未来を描く 身近な具体例、仮置き、部分的なロールモデルを探す 時間軸を行ったり来たりする
要素を統合する 過去と未来
時間軸をセットする
・canの具体化
能力の理想系を明確にする どのレベル?
能力の現在地を明確にする
1番高めたい能力を決める
・優先順位
will実現に影響が大きい能力は?
強みを伸ばすか弱みを克服するか
課題そのものでなく構造を見る
成長実感はいちばんの薬
・must 実務の機械提供
チャレンジとセーフティネットの設計
伴奏支援もセットで
意図的に失敗を設計する
部署外の機会を提供する
細分化具体化接続
・1on1
アイスブレイク 感謝の気持ちを伝える
willと目標確認
セルフフィードバック ファクトと成長を分ける
傾聴、承認、質問のサンドイッチ
背景の深掘り
アクション設定とフォローアップ
⭐︎突破の方法
極めて強い動機づけ
今のままでは死ぬと危機を論理で理解する
強い外圧を受ける
・個人が持続的に成長する組織のみが、事業全体が持続的に成長する組織であり続けられる
・個人と組織の理想を両立できる構造作り
ミッションビジョンバリューの具体化 会社の目的を定める。
採用マネジメント どんな人に来て欲しいのかの軸が曖昧なケース。軸があっても、採用時に見極められないケース。
抜擢と部署横断の機会提供
ルール、フォロー体制、撤退基準
未来の組織図の設計
組織状況のモニタリングと改善のサイクル
個人の可能性を狭める制約の撤廃
マネジャーへの支援 -
Posted by ブクログ
キャリアづくりについて多角的に語ってくれている本。
結構ページ数あるけど面白く読めた。
市場価値は希少性x市場性x再現性。
希少性として差別化できるものをもち、市場性として需要があり、再現性は異なる環境でも力を発揮できること
再現性はプロセスに宿り、何に依存するかを理解しておくことが重要。
社会目的依存、コト依存、人依存があり、自分がどれで力を発揮できるか or 出来ないかを把握しておく。
転職の話も面白かった。
定着期に3日、30日、3か月を意識して
3日で印象をつけ、30日で小さな成果を、3か月で一回り大きな成果を出してから継続的な成果を出していく。
最初にカルチャーを合わせて、且つ期待値が実際に出来るなと思わせるのが重要だと。
転職だけでなく、すでに組織が出来上がっている所に異動するのにも役立ちそう。