あらすじ
第4回 JAPAN PODCAST AWARDSベストナレッジ賞受賞 北野唯我氏、冨山和彦氏推薦! 裏切り、資金枯渇、孤独……この“ヒリヒリ”が組織を強くする――全企業人必読の「経営指南書」「メンバーが衝突しチームが分裂した」「業績が悪化し事業の撤退を余儀なくされた」「メンバーの横領がバレた」……さぁ、あなたならどうするか? 大企業からベンチャーまで1,000社以上の企業変革を支援してきたエッグフォワード代表の徳谷智史氏が、組織マネジメントで起こるトラブル・苦難を赤裸々に告白。経営者はもちろん、マネージャークラスでも直面し得る実例を盛り込み、著者がどう切り抜けたか、解決したかを生々しく再現する。トップの孤独と、会社員視点では得難い「やりがい」、表現しがたい「充実感」を明かし、「社長はつらい、だから楽しい」という中毒とも言える、経営の醍醐味を疑似体験できる一冊。本書の元になった徳谷氏がMCを務めた音声コンテンツは、起業直後の挫折や苦しみも隠さず飾らずに伝え、どんな悩みやストレスも吹き飛ばす「やりがい」という蜜の味について語ったトークに、スタートアップ業界人が大注目。配信初週のビジネスカテゴリで第1位となるほど反響は大きく、Podcastリスナーの知的好奇心を最も刺激したコンテンツに贈られる「第4回 JAPAN PODCAST AWARDS ベストナレッジ賞」を受賞した。
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Posted by ブクログ
「経営」という言葉から読む前は、すごく難しそうな印象でしたが、実際はすごく読みやすかったです。経営者に限った話でなく、イチ組織のリーダーに置き換えても、共感と学びの多い内容でした。
会社のヒトモノカネを背負う立場だからこそ、時に厳しい意思決定をしたり、何より自分自身をアップデートする覚悟が必要だと学びました。
Posted by ブクログ
ミッションやビジョンは、社長の原体験と繋がるべし!
あったら良いなではなく「お金を払ってでも使いたい」、天と地の差がある!
→前者は全く売れない
→誰に向けて、どんな価値を届けたいのか?
マクロも大事だが、超ミクロ(1人でも良い)でまずはシェアをとりに行け!
→最初はシェアは極小。マクロはあまり関係ない!
→クリティカルな課題+顧客が導入までの意思決定で頓挫しないための提案が必要
→ペルソナと課題はそのままに、サービス内容を変える(=ピボットする)のもあり!
ビジネスの王道は「TTP(徹底的にパクる)」
→その上で進化させる
→仕組みまで分析して、真似しまくる
PMFせよ!(=顧客のニーズにピッタリな製品が提供できている事)
ユーザー数ではなく、熱狂的ファンを作れ
プロダクトアウトではなく、高速でユーザーからFBをもらえ
(1人をめっちゃふかぼる、N1インタビュー!)
(製品そのものではなく、思想やビジョンでもファンは作れる)
課題、提供価値、価格を全て揃えないとダメ
ペルソナ(=熱狂的なファン候補)を設定する
→一つである必要はない
→購入頻度と単価でTierわけする
→ニーズや課題の深さ(nice to haveじゃなくて、めちゃくちゃ何とかしたい!というユーザーを見つける)
→母数がそもそも多いのか?
→ニーズや課題に、解決可能性はあるか?
→競争優位性(一度取り込んだ時、熱狂してくれるか?or 他サービスに靡いてしまうのか?)
→そのペルソナから、どれくらいの粗利を埋めるのか
→最初からいいペルソナはわからない!ペルソナを仮説立てて、該当する人にプロトタイプを使ってもらい、PDCAを回し巻くろう?
(売れてきたら)ヘビーユーザーを抽象化〜ペルソナを作れば効率が上がる
小さくても良いので、「ペルソナ目線で、類似サービスにない、尖った、意味のある価値を一つ」作れ
→パッと聞いてすぐ分かるのがミソ
→(有名なサービスの)〜の領域に特化した版です!
→ROIを数字で表せると最高!
価格:うっかり安くした設定を、高くするのは難しい
Posted by ブクログ
社長の誤算を疑似体験する本、という紹介。その通り。
備忘録。
・困難との向き合い方に企業経営の要諦が詰まっている。
・社長と社員の覚悟にズレがあるのは当然。
・人を繋ぎ止めるのは共通の価値観。ミッションやバリューを、お互いの人生のバックボーンから開示し合うくらいの進め方で、徹底的に議論する。
・採用について。スキルや実績があるからといって、価値基準の違う人を採用すると失敗する。
・価値観について、同じ言葉を使っていてもニュアンスが互いに異なる。安定、機会、当事者意識とか言ってても、そのレベル感は人によって異なりがち。
・社長の翻訳役も必要。時にはエキセントリックな社長の言動を、会社視点で翻訳して、社員の不満も汲み取って、社員に浸透させ、安定をもたらす人。
・肩書きにこだわる人は要注意。会社のめざすミッションよりも自分のキャリアを優先する傾向がる。
・よく聞く働きアリの法則、2:6:2の法則。社内の下2割の人に辞めてもらうのは得策ではない。次の下2割が出てきてしまうから。有効なのは、なぜ下の2割の成果が出ないのかを探り底上げを図ることと、中位の6割にもっと着目してここを伸ばすこと。
・経営陣の誰かが本気になって組織運営にリソースを割く。
・社長は感度が高すぎるために現場に口を出せてしまう。社長が感度が高いのは当然。大切なのは、会社として絶対に譲ってはいけないことと、譲ってもいいことをはっきりさせること。
・適正価格は市場が決めてくれる。
・あったらいいなと、お金を払ってまで使いたい、は天と地の差がある。顧客はスイッチングコストをかけてまで変えたくない。
・うまく行かなければピボットする。いま実際に世の中で流行っているプロダクトを見ても、ピボットによって生み出されたものが多い。ピボットは、「顧客」「課題」「提供価値」のうち一つだけ変えてみることからやってみよう。ミッションがブレていなければ、ピボットは何回しても構わない。
・ミッションやビジョンやパーパスといったラベリングの違いはあまり本質的ではない。要はこの会社は何のためにあるのか、をはっきりさせることが大事。
・ビジョンを変えたい場合。いきなり「変えます」というのではなく、経営陣に、「本気でコミットするにあたり、ここがちょっと引っかかっている」などと相談してみると良い。
・朝令暮改は悪くない。ただし、社長と社員間の情報格差は埋めてあげよう。そうしないと良くない。
・目標はロジカルに。もしくは、それを達成した先の未来を語ること。
Posted by ブクログ
会社経営、社長業のリアルが見えて面白い!
Podcastも毎回聞いているので徳谷さんの語り口に置き換えながら読んでた。でも、文字だと音声とはまた違う魅力があって、気に入った箇所は反芻してみたり、自分の間を取って考えてみたり。
社長になりたい人、会社経営に携わってる人以外も、会社組織の全体像を知りたい人は読んでみたらいいと思う。
Posted by ブクログ
社長である著者の体験が書かれている。社長の体験が細かに書かれているのでまるで自らが体験したかのように思えてくる。私には、楽しさ5%苦しさ95%だと感じた。
Posted by ブクログ
経営層でなくても管理職であれば参考になる箇所が多々あったが、本書を読むのに時間をかけすぎたせいか、ひとつひとつはあまり印象に残っていない。
たまにパラパラと見直して都度都度参考にするのが良さそうだ。
Posted by ブクログ
面白かった。
筆者の本心が伝わってくる。
自伝的な内容だが小説要素もあり最後まで楽に読める。自分には経営の経験はないが、読む人が読んだらすごく参考になりそう。規模に関係なくリーダーの心構えとして参考になる一冊。
Posted by ブクログ
「社長」という生き物の生態がリアルに語られている。ビジネス書というよりは読みものとして楽しんだ。社長とはかくも孤独な闘いを強いられているのだなぁと思わされた。
Posted by ブクログ
・ときにはエキセントリックな社長の言葉を会社視点で翻訳し、「なぜそこまでやらなければいけないのかがわからない」という社員の不満を汲み取って、その意味合いをわかりやすく話せる。こういう人が社内にいると、スタートアップでも経営が安定し、目標に向かって突き進むことができます
・特にまずいのは、前職で発注していた外部の会社に高いお金を払って仕事をしてもらおうとする人
・マインドセットは共通、スキルセットは異質。社長にはない「強み」を持っている人を幹部に選ぶこと
・中長期的に組織を強くしたいなら、短期的な成果を出している人よりも、価値基準や行動規範をちゃんと体現している人を昇格させる仕組みにしたほうが良いでしょう。一方、短期的な成果を出している人に対しては、全く評価しないのではなく、一時的な賞与で報いるようにすれば、組織のバランスが取れていきます
・大切なのは、会社として「絶対譲ってはいけないこと」と「譲ってもいいこと」をはっきりさせることです。方法論のレベルではなく、本質的な考え方のレベルで具体的に落とし込むのです
・「熱狂者」になりうる一部のコアなユーザーの課題(ニーズやペイン)だけを満たすようにする
・ピボット:「顧客」「課題」「提供価値」のうち、一つだけを変える
・事業の筋がよいに越したことはありませんが、それは変えられるし、環境変化に応じてその都度戦略的に正しい方向に変えていけばいい。それよりも、かじを取る社長が本気でそれを目指しているか。しんどいときに逃げないか。そちらのほうが成功の確率を大きく左右する
・結局のところ、意思決定は、そのとき、その瞬間の判断に過ぎない。ベストと思える意思決定をしたら、その決断を成功させるために全力で取り組む。意思決定したことには固執せず、様子を見ながら軌道修正する。そのサイクルを早く回すことのほうが大切だったりします
Posted by ブクログ
2000円の価値はある。366ページあって、途中マーケティングの教科書的な内容に飽きたが、終盤で経営に関する内容に戻り、自らの社長業の苦難の様を記述する。著者は成功したコンサルティング会社の社長であり、有料講演会の内容を出版したようなもの。当社の経営及びたくさんの社長を見てきた事例と、それに対する率直な思いを知ることができる。
Posted by ブクログ
主に、スタートアップのマネジメントの難しさを、語る。堅苦しい教科書調を避けて、座談のようにまとめてあり、読みやすい。ただ、採り上げられるポイントは、それ自体は、教科書の項目と大差ない。リアリティを与えようとするものであろう。
Posted by ブクログ
起業や社長の苦労を知る一冊。
社長は人一倍、そしてあらゆるフェーズであらゆる苦悩を抱えているが、それを理解して、
・自身の立場から主張を押し通す
・社長に寄り添い提案をする
ことをしていきたい。
Posted by ブクログ
面白いです。筆者が実際の社長ゆえにリアルにヒリヒリする体験談や社長しかわからないような感覚ないしはコンサルタントの立場で感じた感じた感想など日頃触れることのない情報がたくさんあるので読んでいてとても楽しい。やはり 社長業は資金繰りが一番大事で、そして一番大変なことなんだと本を通読して深く感じた。
Posted by ブクログ
スタートアップである程度の役割を経験したことのある人であれば、こういう事は起きる・起こっていたよねと頷けることを、その事象や問題が起きる背景も含め、リアルを比較的易しく・分かりやすく教えてくれる。
こういうタッチで書かれた本はあまりなかったかもしれない。会社経営上直面するであろう困難を疑似体験するには良い本ではないかと思う。
Posted by ブクログ
◾️目的
自身の経営者としての学びを得るために。
◾️本質
社長業は非常にしんどいが、社長にしか味わえない経験ができる。
◾️感想
徳谷さん本。非常に起業の生々しい話が出ており、経営の論点を学べる本。公になっているあるある論点だけでなく、ダークサイドも含めた展開になっている。
◾️ポイント
・お金の流れは全て把握するべし
・ほとんどの場合で創業者同士で喧嘩になる前提でいるべき
・特にお金のことで喧嘩になることが多いことは頭に入れるべき
・向かっている方向性などについてはしつこすぎるぐらい確認すべき
・スキル多様・マインド共通
・初期メンバーは徐々に果たす役割が変わることがある
・組織の問題は必ず起こる。その前提に立って経営陣が全力で取り組む。
・プロダクトは一人の熱狂的なユーザーを獲得することにまずは注力せよ
・意思決定することが仕事である。目標を立てる側になる意識を持つ。
・そんな社長自身が壁打ちできる相手を見つけるべき
Posted by ブクログ
ポッドキャストを聴いてから、書籍が出版されるということで速攻購入。
著者の誠実な語り口で書かれる経営論は、ポッドキャストと同様、心に響くものがある。
色々なテクニカルな部分の解説もあるけど、最後は経営理念にどれだけ共感してもらえているかが大事になるのだと思った。
翻って、自身は務める会社の経営理念にどれだけ共感しているのか、自身の考えを見つめ直す良い機会になった。
最後に、書籍は書籍の良さがある。だけど、わたしはポッドキャスト派だと再認識した。『経営中毒』これからも応援するために聴き続けたい。
Posted by ブクログ
Podcastで聴いたことのおさらいとして、ざっと復習。それでも実現したいビジョンを持てることは本当にすごいことだし、自分は持てなかったとしても、その実現に想いを乗せて尽力していきたい、と思えた
Posted by ブクログ
若手のベンチャー起業家には読んでほしい。
ベンチャー界隈にいるとあるあるの話が沢山書かれている。
読んだから回避できるわけでもないが、前知識として持っておけばリカバリーが早いし未然に防げることもある。
逆に社員の立場としても、経営者目線でうちの社長って何でこうなんだろう?という疑問に答えてくれる。
良くまとまってて事例も豊富。
Posted by ブクログ
社長目線がわかる本。
それは気持ち的な面も実務的な面、両方。
会社を畳む時のアドバイス、
バーンアウト問題への考え方、
トライアスロン好き人口多い理由
など
気になるテーマもちらほら。
Posted by ブクログ
創業社長向け。雇われ社長ははるかに緩い環境で仕事できる。
・投資家がみるのは、ビジネスモデルより、起業家本人
・社長と幹部社員の価値観は合わせるべき。そうしないと組織が崩壊する。
・自分と異なる勝ちパターンを持つ人を採用する
・2:6:2の方策。真ん中の6をどう上げるか。下位2の成果が出ない原因も探る。
・誰かを捨てるなら、どのような人にいて欲しいのかを明確に打ち出す。
・役職と評価と報酬はセットで考える
・組織や人のマネジメントに長けているキーマンを置く。CHRO、最高人事責任者。
・組織の崩壊は、社長自身の潜在的な考え方や価値観に問題がある。#潜在意識レベルで人に好かれ、信用され、人を元気づける必要
・組織が100人を超えると全部は見切れない。会社として絶対譲ってはいけないこと、譲ってもいいことをはっきりさせる。
・悪い情報が上がってくるようにするには、早く情報をあげてくれたことに感謝を示す
・成長しない痛
・熱狂的なコアユーザーを見つけ出す
・ピボットで大切なのは、とにかく打席に入って打ちまくること
・トップが違和感を持たないミッションやビジョンを掲げる
・なぜ成長が必要なのか?目標の根拠と、その先にある素晴らしい世界を示す必要
・褒めらることは少ない。文句言われることの方が圧倒的に多い。
Posted by ブクログ
経営中毒 社長はつらい、だから楽しい
**著者**: 徳谷 智史
『経営中毒 社長はつらい、だから楽しい』は、1,000社以上の企業変革を支援してきた徳谷智史氏による経営指南書です。経営者が直面する数々の苦難やトラブルを赤裸々に描き、その解決策を示しています。著者が経営者として体験した孤独や困難、そしてそれを乗り越えたときのやりがいと充実感がリアルに伝わってきます。
本書は、組織マネジメントにおけるリアルな問題に焦点を当てており、「資金繰り」「人の問題」「組織のマネジメント」「事業のマネジメント」といったテーマが章ごとに詳しく掘り下げられています。これにより、経営者だけでなく、マネージャークラスの読者にも役立つ具体的なアドバイスが提供されています。
ポッドキャストとしても配信され、第4回JAPAN PODCAST AWARDS ベストナレッジ賞を受賞した音声コンテンツが元となっているこの書籍。特に起業直後の挫折や苦しみについて率直に語られており、どんな悩みやストレスも吹き飛ばす「やりがい」の味について深く考えさせられます。
経営の厳しさと楽しさを疑似体験できるこの一冊は、現在会社を経営している方には心の支えとなり、これから会社を経営しようと考えている方には貴重な心構えとして役立つ内容です。リアルな経営の現実を知るために、ポッドキャストと併せてチェックしてみると良いでしょう。
Posted by ブクログ
創業期の経営者が陥る苦労、悩みが主なテーマ。誰も正解が分からない状況で、日々意思決定するのは大変だろうなと感じる。朝令暮改でも気にせず、一度決めたことでも何度も軌道修正しても良いというのが印象に残った。
Posted by ブクログ
起業家や経営者を取り巻くハードシングスについて体系的にまとめられている書籍。なるほど、という項目から、すでに体験してきたことまで盛りだくさんだったので共感して読むことができました。経営者は鈍感になっていく(動じなくなってくる)というのはその通りだなと。