舟津昌平のレビュー一覧

  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    「まったく、近頃の若者は!」と嘆くあなたも「Z世代化」している!?ゆとり世代の東大講師がコミカルに語る衝撃の若者論!
    最近久しぶりに部下を指導することになった。入れ替わり立ち代わり違う人を指導するのだが、あまりに会話が噛み合わず、思考回路も理解できない。しばらく接しない間に私は老害と化したのか!?と衝撃を受けて、書店で思わずタイトル買いした(笑)結果、すべてのことが解決したわけではないものの、だいぶ相手側の考えやそうなってしまった原因についても理解できて随分すっきりした。言われてみれば今は怒らないのが良いこととされているし、我々大人にも同じような側面があるからこういう若者が育ってきちゃうんだ。

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    2025年08月02日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    不安に煽られ行動や生き方を導かれてしまう。Z世代だけの問題じゃない。SNSや広告、友達との違いなど不安に煽られる世界に育ったんだろう。

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    2025年08月01日
  • 経営学の技法 ふだん使いの三つの思考

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    ●2025年7月14日、東京大学・書籍部にあった。2回目のセッションで寄った日。

    30冊くらい、平積み・面だしで陳列されてるから、すごく売れる本なのかと思った。

    東京大学・書籍部エンド。

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    2025年07月14日
  • 経営学の技法 ふだん使いの三つの思考

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    経営学の本を読んだ時のツッコミが先回りして書かれており、さらに掘り下げている好著。

    仕事を通じての考え方にも通ずる話なので、経験があれば思い当たる節があるだろうし、なくてもスッと入ってくる内容。新人からベテランまで、色々な人にとって参考になると思う。

    また、社会科学におけるエビデンスを知るのにもいい機会になるとも感じた。

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    2025年04月29日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    世代論はいつの時代も語られ、誰しもが自分の世代を中心に物事を見る。それは必然でもあるが、お客様は、気がつけば若い世代に移っていくし、企業の永続性を考えると、下の世代に合わせていく必要はある。

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    2025年04月03日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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     ユーモラスな語り口で、今どきの若者の傾向と実態を、彼らの実際の言葉と行動を紹介しながら分かりやすく解説しており、とても興味深く読めた。若者理解という観点のみならず、若者の姿は我々が生きる社会の実相を映す鏡であるという指摘にも深く納得した。

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    2025年03月29日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    この本は、自分がどの世代にいるかによって、
    読み方、感じ方は違うと思うが、
    Z世代のSNSや、不安ビジネスと若者の構造
    を知ることができ、とても参考なった。

    ビジネスや消費のターゲットになっている
    Z世代。経験や知識の浅い若者に、不安を煽れば、ビジネスのチャンスが生まれる。

    働き方改革、パワハラ防止、残業時間削減
    育児、有給所得など、法律の整備によって、
    昔よりも、労働環境は改善されている。
    だが、若者が、抱えている不安や焦り、
    疲れは減らないし、若者を指導する上司も、
    アンガーマネジメントの普及や、若者の離職を防ぐため、下手に注意したり、怒ることも出来ず、気を遣い、誰もがストレスフルな社

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    2025年03月20日
  • 経営学の技法 ふだん使いの三つの思考

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    経営学というより科学全般、巷に流布する学説との付き合い方を教えてくれる本。よくあるビジネス本と違って、答えを教えてくれるわけではない。でも、対峙する技法は一生役に立つと思った。

    学んだこと
    一、流行りの学説を鵜呑みにしない。成立条件を確認する。成果主義の失敗を題材に
    二、物事の正否を安易に判断しない。メリットデメリットの両面を確認する。官僚制批判を題材に
    三、厳密なエビデンスを求めすぎない。経営は科学ではないのだから、ゆるく構えて実践すればよい

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    2025年02月13日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    「世の中全体がZ世代化している」という内容なのかと予想して読んでみたけれど、そういう話でもないみたい。Z世代の若者について、彼らの目線にまで降りてしっかり分析している感じで、なるほどなあと思うことひとしきり(特に前半が面白い)。後半に関連するモバイルプランナーってあまりピンとこなくて。全体的に文章が堅苦しくなくてとても読みやすかった。

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    2025年01月13日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    ネタバレ

    zenlyなどにより互いの情報を監視することで、自身の行動を最適化するなど、監視されることに対する抵抗がかなり薄い可能性が今の若い世代にはある。

    小中高大と何もせず、手も挙げず、ノートも取らず、ただ黙って座っていることが「いい子」とされる学校環境と異なり、職場ではそれは成立しない。

    学校は不安なものを排除し、楽しさだけで満たされたテーマパーク化している。

    明確な美醜の基準がない中で、「ブサイク」といえば「ブサイク」にしてしまえる。この他にも、「ガクチカ」や「インターン」「コミュ力」など、意味内容が伴わない唯の言葉が跋扈している。

    鳥羽和久『君は君の人生の主役になれ』「ガチャ概念の最たる

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    2025年01月02日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    Z世代を理解したいというよりは、Z世代が社会にもたらす影響を知りたくて手に取る。特に気になったのが「お客様になっていく若者たち」という副題である。著者は東京大学講師であり、1989年生まれなのでいわゆるY世代なのであろう。大学教員であるため、Z世代である学生とは日常的に接する機会が多くある立場でもあり、そうした経験を通じて得られたエピソードが議論に説得力を添えている。

    件の副題については経営学を専門とする著者らしい2つの視点がある。1つは、Z世代の若者達が企業のマーケティングのターゲットとして「お客様」になっているという視点である。ネットで情報を取るのが当たり前であるこの世代は、一方で人生経

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    2024年12月21日
  • 経営学の技法 ふだん使いの三つの思考

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    ネタバレ

    「経営学は役に立つか?」という素朴な問いに対し、経営学から抽出できる技法・思考法(条件思考(boundary condition)、両面思考(逆機能)、箴言思考)という観点から役立てるための道筋を提示した一冊。書籍内で参照されている論文や書籍等は何れも馴染み深いものであり、確かに技法という観点で纏めることもできるなと、納得しながら読み進めた。
    経営学は、実務との重なりが大きく(また実務家による「しろうと理論」(ネガティブな意味ではない)が蔓延っている)、今すぐ役立つ知見を求められる一方、科学に対して真摯に向き合えば向き合う程、強い言葉を使えないという難しさがあることは、他の書籍でも言及されてい

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    2024年12月20日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    Z世代化の社会を作ったのは、Z世代だけでは無い。
    過去から作られた社会の中で、不満→不安が高まり、主体性が薄く、平均より少し上、無理を犯さない。
    このようなZ世代が社会の中でお客様扱いを受ける場面が増えて、それを見る上の世代も怒らず、距離を取りZ世代の社会に貢献している。

    これからの社会は、このようなサイクルが回る中で、逆の意思、立場、意見、主張を持てる個人の存在が何よりも重要。
    他人と違いを作る、産む、個性を形成する。
    その中で相手を受け入れつつ、社会での動きを捉えて示唆する人が余裕を持ち、成長していくだろう。

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    2024年09月16日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    社会のイマの話。
    むき出しの不安ビジネス。ラベリングすることによる無意味化。
    興味のある話題ばかりだった。
    若者(というよりこれからの社会)に対しての洞察が面白い。
    けして若者批判の本ではない。

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    2024年09月13日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    1989年生まれの若手大学教員から見た若者論。「いまどきの若者は!」なのだが、意外におもしろいというか、まあ中堅校でも上位校でもそういう感じですか、みたいな。

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    2024年09月12日
  • 若者恐怖症 職場のあらたな病理

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    世間の言説に惑わされず、若者と向き合う。

    若者(いわゆるZ世代)が何を考えているのか、どんな行動をするかはネットなどで記事が溢れているが、それって本当なのか… 大学で学生と向き合う著者の意見を見ると、そんなことはないのかなと思えてくる。

    本書は飲み会から始まり、転職意識などのテーマも取り上げているが、根底にハラスメントを掲げ終盤にページを割いている。個人的には納得感高い主張であり、世間で言われることに惑わされず向き合うことが大切と、感じた。

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    2025年11月13日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    結論に至るまでのエピソードが長くて若干苦痛だったが最後はスッキリした。
    「Z世代は怒った人を見たことがないのではないか」 これは衝撃だった。けどそんな社会には大人がしたのだ。怒りを排除した教育は車の一切通らない道でマナーを学ぶようなもの。若者はとてもむごい教育、残酷なことをされているのかもしれない。
    理由を探してはいけない、欠落を自覚しよう、統合性を大事に、したたかに余裕をもって。
    満点人間思考を捨てる。人は元来頭は悪いし決して完璧じゃない、余裕をもって生きたらいい、ビジョンを持つより一手を打て。その通りだと思いました。
    頭が悪いなりに愚直さをもって賢くなる努力をしたい。

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    2025年10月28日
  • 経営学の技法 ふだん使いの三つの思考

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    経営学は、経営に関与する学問のうち小児科のようなもの。会社、職場、組織、に関する学問。
    共著論文は、お互い高度化した議論を理解できない。専門知は集合知。エジソンの発明と同じ。

    成果主義=条件思考が必要な例。
    富士通の失敗=原因は、目標設定に上司が介入したため指示待ちになったこと、長期目標より短期目標が優先された、他人を助けることの評価がなかった。
    成果主義は中身はいろいろ。
    報酬は、成果、年功、職務のどれのウエイトを高めるか、という問題。
    成果主義は能力開発の機会を用意するべき。
    equalityとequity(公平と公正)、diversityとinclusion(多様性と包摂)。
    昔から、

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    2025年10月12日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    Z世代とは何者かを紐解く一つの現代(2025)に生きる若者への理解と解釈と視点を提案する内容である。
    本著において、Z世代について中立的な視点と著者自身が学生と関わりながら得られた知見と経験や社会構造について言及する。Z世代は特別な存在ではなく社会が映す鏡だとしている。私も同意する。

    例えば、今までの若者の特徴を時系列で示すならば、

    団塊の世代時の若者の特徴は集団主義、勤勉、組織への忠誠心が高い。マイホームやマイカーなど「所有」に強い憧れ。消費意欲も旺盛で、社会・政治への参加意識も高めである。
    団塊ジュニア世代時の若者の特徴は人口が多く競争が激しい。正社員になりにくくキャリア形成で苦労。合

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    2025年10月04日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    エピグラフにウィトゲンシュタインとかを引用するセンスはそれこそ唯言的──ただのカッコつけというか、あまり本文に関係ないしスベってる気はするけれども、内容自体は興味深く読めた。Z世代当人としても、おおむね納得できる分析にはなっていると思う。
    強いていえば、この手の本を読んだ時に「大学教師が生徒を分析する」ことの違和感は残り続ける。例えばそれは知識人(主に男性)が援助交際をする女性(売春)を「分析対象」にして色々語るくせに、買春(それを買う男)については語ろうとしないのに近いというか。授業中に私語をする学生を注意したら学生がこういう反応をした、というエピソードから、「Z世代にとって友人とは〜」と他

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    2025年08月16日